思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

初詣に神社に行く? バチが当たるかもしれませんーご注意を。自然に感謝を!それがほんとうです。

2018-12-31 | 学芸

 

  昨年から白樺同人の古林 治さんは、筑波神社について現地に数知れず足を運び、また関連図書=資料に当たって調べましたが、背筋が凍るような廃仏毀釈の実態が分かりました。

  1000年以上続いた寺を破壊して、そこに神社を建てたのですが、詳細は、彼のレポートを見てください(たくさんあります)。

 昔ながらの村の素朴な神社、あるいは仏教の寺院は、全国各地でわたしたちの想像をはるかに超える「国家神道」(明治政府がつくった靖国思想・天皇現人神)への改ざんが行われたのでした。徹底した破壊でした。

 もし、初詣に神社に出かけれられるなら、よくよく注意しないと怖いです。

 むしろ、近くの丘やあるいは山に行き、そこで朝を迎える、晴れれば御来光を拝む、というのがよい、とわたしは思います。

 宗教は、自然への畏敬の念をあらわす自然宗教(=原始宗教)がかえって現代的でスマートです。


武田康弘

初詣や神前結婚式や見合い結婚や天皇現人神は、日本の伝統!?みな真っ赤なウソです。(2017)  ー89万件の「いいね!」を頂きました。

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もう日本に9条=反戦平和の思想はない。安倍内閣の軍事力主義(中国敵視)で損をするのは、わたしたちふつうの国民。

2018-12-31 | 社会批評



 岸信介
は、中国を侵略して満州国をつくり麻薬で大儲けをして財を築き、東条英機と共に対米戦争を決定した中心者で、戦後もなお「日本の戦争は正しかった」と主張していましたが、その孫でお爺さん子であった安倍晋三は、半ば以上「戦前回帰」に成功し、いま、自衛隊は、日本軍と名乗って堂々と活動しています。同盟国である韓国とも摩擦を起こしていますが、その態度は、安倍晋三少年の願い通り、お爺さんの無念を晴らし、堂々たる日本軍としての威厳をもち、戦後は終わった!を現実のものとしています。

 アメリカ軍に言われる通りに行動し、日米軍の共同で中国封じ込めの戦略を愚直に遂行し、対中国戦争のシュミレーションの業務を自衛隊では日常的に行っています(担当者から直接に話を聞きました。ロシアとの戦争のシュミレーショもしているとのことです)。

 そのために鰻登りの軍事費をかけています。

 中国は、もし日本が友好国として振る舞えば(かつての小沢一郎路線。石橋湛山→田中角栄→小沢一郎)、敵国として対中国戦争の準備などする必要はないのです。軍事化路線から転換すれば、日本の福祉・医療・教育へは多額のお金を回せます。領土問題を棚上げにして、友好関係さらに同盟関係をつくれば、桁違いのお金が入り、桁違いの安全が確保できます。アメリカ命ではなく、アメリカとも対等な同盟関係にすればよいだけです。簡単なことができないのは、日本は正しい!悪いのは韓国、中国、北朝鮮だ、というイデオロギーで凝り固まったいるからです。国家エゴ=威張り=強国路線は、ほんとうに大損なのです。きちんと「イエス」といい「ノー」といえる正常=健全な国家になるための努力をしたいものです。それが皆の得です。

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室客員調査員)

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「母親の絶対感情にもとづく表層論理」による管理社会は、こどもの自由を抑圧し、心を歪めます。人間性を貧しくします。

2018-12-28 | 教育

 わたしは、現代の諸問題の根は、母親の子どもへの異常愛=絶対安全を志向する「狂気」にあると見ています。かの女たちは、原理上ありえない「絶対の安全」を求めるので、自己のヒステリーを正当化して、女=母親の「絶対感情」を押し通すことになるのです。よい男(女性に受ける都合のよい男)は、それに従い、女の機嫌を取ることでしか生きられない(笑呆)。

 結局それが異常・異様な管理を正当化し、表層的に「正しい」理屈を絶対化させてしまうために、こどもたちは、母親(それに迎合する父親)のもつ「感情論理」の枠内に閉じ込められ、社会は、【こども囲い込み】運動に精を出してしています。

 こどもたちは、広々とした自由な精神の羽ばたきを抑圧され、毎日毎日、小賢しい言葉の牢獄に閉じ込められます。それへの幼子たちの正当な抵抗=反逆を「発達障害」と呼び、こどもは、矯正すべき対象とされてしまうのです。東大病(受験主義の勉学がつくる歪んだ一面的な精神)の専門家とやらが、まことしやかに「病名」をつけ、親は洗脳され彼らの金儲けに貢献します。

 母親のもつ絶対感情に基づく表層論理を相対化するのは、全体を見、深く掘る知性=フィロソフィー(形式論理ではない弁証法的理性)の実践しかありません。会社の奴隷から脱して、広く強い心と豊かな頭をもつスケールの大きな男でないと、こどもと共に新しい人生と社会を拓くことはできず、「形と序列」の二文字がすべての日本文化の世界を生きることにしかなりません。女の機嫌を取るだけの男は、真に女性に受け入れられることもないのです。都合がよい男・都合がよい旦那・都合がよい父親、という男には、人間存在としての深い魅力がありません。ちっぽけです。遠く、青空と雲を見て、女も男も狭い自分を変えるのです。


クリックで拡大
(2018年10月 ソクラテス教室=白樺教育館で)

 以上、囚われのない自由で豊かな心に味方するわたしが、こどもの心を代弁しました。

 管理主義の社会をこどもたちと共に人間味あふれる社会にしましょう。21世紀の新しい希望に満ち、愛に満ち、自由な精神が飛翔する世界を生きるのです。それは一人ひとりの心がつくるのですから、誰でもが出来ること。心=精神=思想をチェンジです。今すぐに!!

 武田康弘

 

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クルレンツィス+ムジカエテルナ「マーラー交響曲6番・悲劇的」 グイグイ惹きつけられ、我を忘れた。超ド級の名演。

2018-12-27 | 芸術

クルレンツィスのマーラー6番、
なんでこんなに音が生きているのだろう。

このはちきれんばかりの生命感は、今まで体験したことがない。
はじめの一音で惹き付けられてしまうのは、比較にならぬエネルギーの大きさ・強さゆえだ。アザとさは少しもないのだが、痺れて鳥肌が立つ。

表現の幅の大きさには、唖然としてしまう。
この曲をはじめて聞く人も、これは尋常ではない音楽、と感じるはず。
グングン音楽に引かれていく、惹きつけられ、どんどん時間が経つ。
随所に、音楽を躍動させる工夫があり、それがとても自然だ。マーラーが聴いたら、涙するのではないか。マーラー自身が指揮する以上の音楽と感じる。全体にとても伸びやかで聴き疲れがしない。

2楽章は美の極み
3楽章は切なさと哀愁と陶酔。
4楽章は透明な音のままフヮーと広がる、深く沈み込む。これ以上はない豊かな音が躍動し、凄い迫力で迫る。それでも美しさを全く失わない。
聴き終えて、我(われ)がなくなったように感じた。

12月1日に今年のレコード大賞が発表となり、なんと2年連続でクルレンツィス+ムジカエテルナが大賞とは恐れ入り、いくらなんでもやりすぎではないか、しかも昨年は、大賞(金賞)も銀賞もクルレンツィス+ムジカエテルナだったのだし、年明けの2月に初来日するとはいえ、少し「政治的」?(笑)なのでは、とも思たが、

なんと昨年のチャイコフスキーの6番「悲愴」の名演を倍加させたような!独創的なマーラーを聴き、これは、いかに他に優れた演奏があろうと、大賞にするほかない、と強く確信した。ふぅー。伸びやかで爽やか、しかも妖しいまでの色香漂う凄演だ! 「ロマン主義」を退治したクルレンツィスが、誰よりも夢=ロマンあふれる演奏を生んだのだ。

まあ、とにかくこの凄さは、聴いていただくほかはない。マーラーの6番は、21世紀になってからは、ノット・バンベルクの名演があり、迫力という点では、ゲルギエフ・マリインスキーもあるし、昨年実演で聴いた超名演=熱演のサロネン・フィルハーモニー(新宿のタケミツメモリアルホール)もあるが、どうしてそれらを易々と凌駕してしまうのか! これを聴いてまだクルレンツィス+ムジカエテルナに批判的な人がいるとしたら、その人は音楽に何も求めているのだろう。

わたしが「古代アテネからの使者」と名付けたクルレンツィス、まことに恐るべきし。この桁違いの音楽をつくる人間に年明けの2月に会える。なんとも胸躍る。ドキドキだ。




武田康弘

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岸信介の孫が、安倍晋三と加計幸太郎との説明。  驚くのは、加計学園親睦会の写真!

2018-12-27 | 社会批評

なんと驚くことに、安倍晋三と加計幸太郎の祖父が岸信介!と説明されています。

また、写真に写っている岸智香子さんは、岸信夫(安倍晋三首相の実の弟)夫人です。
下村今日子さんとは、元文科省大臣で安倍首相の同志である下村博文の妻です。
今日子さんは加計学園で教育審議委員を担当し、同じく加計学園関連で活動している安倍昭恵夫人ととても親しい間柄です。

この写真と、付随する説明文が事実であれば、ゆゆしきことです。
これで、国家犯罪の謎が解けた、ということになります。

(岡本典子さんのfbからシェア)


 

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検察庁とは、「反人権思想」の組織。こんなヒドイ国は、日本だけ。

2018-12-25 | 社会批評

 安倍首相の中心ブレーンで、戦前思想を賛美する八木秀次麗澤大学教授は、「反人権」を唱える人物で、とてもまともとは言えませんが、反人権は、検察庁が以前から実行し、幾度も国連から批判されています。

 検察がクロだと言えばクロになる、裁判などほとんど関係なく、検察庁の思惑通りという愚かな国は、日本以外では、軍事独裁政権国家しかありません。

 ここに勤める役人は、基本的人権という意味がまるで分からず、自分のしていることの悪を認識しません。年がら年中冤罪事件を引き起こしていますが、反省はなく、処分もありません。どこからみても民主政の国とは言えませんが、この悪行が全然改まらないのは、八木秀次などのウヨク思想家が跋扈し、そういう輩が政府に重用される国だからです。

 日本もいい加減に民主主義国にならないといけませんね。いつまでも警察や検察が威張り腐り、愚か極まるウヨク思想家がはびこる国では情けない限りですが、それは、国民一人ひとりが弱すぎるからでしょう。個人にこそ力はあるのです。変革するのは、人間的な豊かさと優しさをもつ一人の人間、あなたですし、わたしです。


※ついでに言えば、東京と大阪では、検察は、みなで偽の領収書(検察への協力者に払うお金のニセの領収書)をつくり毎年、2000万円から3000万円程度の裏金を遊興費にあてていました。検察官たちが分担して書くのですが、20年以上続いていたとのことです。それを告発しようとTVの録画撮り(テレ朝の鳥越キャスターの番組)のために朝、家を出た大阪高検の検事正=三井環さんは、驚くことに逮捕されてしまいました。10数年前のことです。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

 

 

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クジラを守る国際捕鯨団体から脱退し、国連とも韓国ともギクシャク。日本は偉くて強い国!?大バカ者の政府関係者たち

2018-12-25 | 社会批評

経済的に弱い国へは、多額のお金(日本国民の税金)を撒いて、頭を下げさせる。夫婦で国賓待遇を堪能してやめられない。国会には最低限の顔出しで、とにかく海外旅行大好きな安部夫妻。

北朝鮮には、日本独自の経済制裁の強化という一点張りで、安倍政権になってからは、何一つ前進なしゼロ解答を引き出すしか能がない(呆)

国際捕鯨団体からは脱退し、再びクジラを食べる文化へ(最大の哺乳動物への畏敬なし)。世界からは批判の嵐だが、日本は日本だ!この威張りこそ大和魂!?で強国日本をみせつける。戦前の国連脱退路線!

核兵器禁止の国連決議には反対し、唯一の被爆国なのに、と世界中から落胆されても平気。安倍自民党応援団のNHKさえもたまりかねて、昨日朝の1時間番組で批判。

韓国軍とのトラブルには、同盟国であるのに、政府が表立っての批判を展開し、日本の強さを見せつける戦術。アジアの最強国ニッポン!生意気な韓国に恫喝だ。

完全アウトの森友と加計問題(国家権力の私物化)は検察庁に忖度させ、国民みなの疑惑(クロ間違いなし)は、ゴーン問題にすり替えに成功で万々歳。

憲法違反を法曹界から突き付けられても、集団的自衛権(=アメリカ軍の戦争に参加する権利)路線を走り、狂気の防衛費増大=トランプの言いなりの満額回答で、武器の買いまくり。

それにより中国と軍事的対決路線を構築、自民党中谷元防衛大臣(防衛問題の中心者)は、テレビで堂々と、中国軍を上回る最新装備で武装するのが大切、と言い切り、軍事対決の準備は必要と言う。バカ丸出しの言説だが、防衛費で国民生活は圧迫される。なんで中国が攻めてくる?中国が日本に戦争を仕掛けるなど荒唐無稽な話。戯けたことを妄想している暇があるなら、中国と仲良くする路線(かつて小沢一郎は大国会議員団で訪中し歓迎された)を進めばいいだけのこと。ウソの中国脅威論をばらまいて、軍事力強化をする政府は、国民の敵でしかない。一般の市民の敵は安倍政権だ。

北朝鮮もアメリカに攻撃されて自暴自棄にならない限り、日本に戦争を仕掛けることは絶対にない。

  軍事強国=米軍との完全な一体化路線は、何の徳も得もないのがわからない政府は、頭が元からイカレているとしかいえない。理性なし。石橋湛山→田中角栄→小沢一郎の全方位外交(アメリカとの同盟関係は維持しつつ、中国とロシアとの友好条約・平和条約を進めることにより日本の独自性を保つー領土問題は棚上げにすること)こそが、最も現実的で賢い。

軍事力主義ほど馬鹿げた路線はない。日米の兵器産業を儲けさせ、戦争への危険を増すだけのこと。日本独自の平和主義を貫く路線こそが一番の得なのだ。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

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ビックリする嘘による悪口を言う人がいます、勉学に優れ社会的地位も高い人です。

2018-12-22 | 学芸


(白樺教育館・ソクラテス教室)

 わたしは、思想について書いていますが、
批判、ではなく、ウソに基づく悪口を言われることが幾度もあり、なんでだろう?と思います。

 例えば、キリスト教などの強い一神教は、これからの人類社会を支えるものにはならない、
という考えを表明していますが、
それは、イエスを否定的に捉えているのではなく、また、習慣としてのキリスト教を批判しているのでもありません。

 文字通りに人格をもった神が実在し、その神が宇宙をつくり、地球をつくり、全生物もつくったというようなお話を真実だと主張するような宗教を批判しているのです。
 そんな話(世界を創造した神がいるとか、人類はアダムとイブがSEXして生まれたのだから原罪!?を背負っている)をそのまま信じる人は、欧米人でもあまりいないはずです。

 また、日本の神道にしても、自然宗教の延長としての神道や素朴な民間信仰としての神道を批判しているのではなく、明治政府がつくった国家神道=天皇教を批判しているわけです。天皇現人神というカルト宗教への批判です。

 さらにわたしは、古代の根源的な実存思想への称賛
エーゲ海文明を代表するソクラテス、ネパールに生まれインドで活躍したブッダ、優れた中国文明を代表する老子(ないし老荘)への称賛をしていますが、
 それは、いまの日本の仏教寺院への評価ではありません。ブッダの徹底した平等思想(人間の対等性のみならず全生命への愛=慈悲の心)を逆転させて差別戒名でお金を稼ぐ宗派の寺などは唾棄すべき存在として厳しく批判しています。

 わたしは、曖昧ではなく、できる限り明白に思想を述べています。内容=中身としての反論・批判が可能なように=開かれた思想とするためです。民主的であることを心がけているのです。

 ところが旧左翼の人(あるいはそのシンパ)には、事のついでに揶揄したり、悪口を言ったり、人格攻撃をしたり、あるいは無視したりする人が結構いて嫌な感じです。どこかに絶対的真理がある、とか、権威者に従おうとする精神が、オリジナルなわたしの思想を前にして困惑したり、心理的に追い詰められてヒステリーを起こすのでしょう。でも、それでは何も前進はなく、もありません。

 自分が偉いというような小さな心は捨てて、まっすぐに考えて発言してください。
とくに、大学関係者の方は、学問の発展=みなの生活世界を豊かで楽しいものにするために、率直なご意見・ご感想をぜひお願いします。


武田康弘

 

 

 

 

 

 

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ゴーン、保釈を阻止するため、別件で再逮捕ーー狂気の検察庁

2018-12-21 | 社会批評

 世界に悪名高い日本の検察庁、とりわけ特捜部の異常性は、長くそこに勤めた最優秀検事の郷原信郎さんが著書に書き、ネットでも説明している通りです。

 その強権は、なんでもありで、10数年前のことですが、東京と大阪の検察庁が、ウソの領収書を多量につくり裏金づくりを20年間以上にわたりしていた事実をテレビ(鳥越キャスターのテレ朝番組)で内部告発しようとして、朝、家を出たところを逮捕された三井環さん(当時大阪高検の検事正)の例をみれば明らかです。

 逮捕要件は、マンションに実際に引っ越しした日より早く住民票を移動させたというものでした(笑・呆・怒)。逮捕理由などどうとでもなるのです。恐ろしい国です。

 満州国をつくり中国を侵略したことを世界から批判されて国連を脱退したのと同じで、世界の常識、民主主義の原理、人権思想の順守 は無視し、日本が偉い、日本が正しい、というのは、間違いなく病気です。実に恐ろしいこと。


 


fbです。https://www.facebook.com/yasuhiro.takeda.359/posts/2015430028551356


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員・哲学と日本国憲法の思想を講義

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「巻き込まないでほしい。天皇家の宗教儀式は、天皇家でやって。」ーある大学生のことば。

2018-12-18 | 社会批評


みなが、或る宗教儀礼を大事だと思うわけではありません。

仰々しい儀式が好きな人もいるでしょうが、嫌いな人もいます。

一律に天皇の行事は国民の行事だとにして、皆を従わせる思想はおそろしいと思います。日本国籍の人は、みなが天皇行事を大事にしなければいけない、というのなら、思想信条の自由はなく、宗教の自由もないことになります。

憲法で、きちんと保障している個人の自由を認めないようなテレビのコメンテーターや司会者の発言には、背筋が寒くなります。

いまの天皇制をそのまま認めることが日本国民の要件のような発言ー思想は、ソフト化されてはいますが、明治政府がつくった戦前の天皇絶対思想と同じです。恐ろしい限りです。

ある大学生は、「おれを巻き込まないでくれ」「自分たちでやってほしい」と悲鳴を上げていましたが、その通りで、みな一人の人間であり、各人が「よい」(善美)と思う基準と事象は異なります。

一人ひとりの自由な考え・想いを尊重しない社会では困りますし、危険です。

それぞれの自由意思を互いに尊重し合うという原則は、現代社会では絶対的なものであり、ブッダ(釈迦)が強調したように、人間はほんらい平等なのですからね。


武田康弘

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天皇家は天皇家の私事を行います。私たちの生活・文化・思想・宗教とは関係しません。

2018-12-18 | 社会批評


天皇家は天皇家の私事を行います。私たちの生活・文化・思想・宗教などとは関係しません。

大嘗祭に象徴される天皇家の行事は、年間に200以上ありますが、それは、天皇家が自由にやればよいです。やめてもよし、続けてもよし、簡素化したり、減らしてもよいのです。

ただし、皇室神道という宗教儀礼と、わたしたち主権者とは関係がありません。

そうなので、「天皇家の私事なので、税金をかけるべきではない」と皇太子の弟である文仁(ふみひと)さんが発言したのです。

徹底した平等思想の仏教とも、唯一神という思想のキリスト教とも、民間の自然宗教としての神道とも異なる独自の宗教が皇室神道とよばれるもので、皇室にしか関係しません。したがって税金で行うことはできないのです。

もし、天皇家の私事である皇室神道に、日本国の主権者である日本国民が関与する(お金を出す)としたら、宗教と政治の分離に反してしまいます。日本国憲法に違反します。もう一度、天皇主権ー天皇は神という明治維新の思想に戻るならよいですが。そうしますか? そう主張するのが、安倍首相以下大多数の自民党議員が所属する右翼連合の「日本会議」です。

 

武田康弘

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明治政府がつくった靖国思想(天皇教)と、戦後の天皇制との断絶を知ろう。

2018-12-16 | 社会思想


 吉田松陰の抱いていた思想、尊王攘夷廃仏毀釈 と 軍事による海外拡張思想により明治維新は成立しました。

長州藩の超過激な若者たちは、師の思想に忠実に従って維新を断行し、その後の政治を進めました。

 ただ一つ、「尊王(天皇を敬い)攘夷(外国を打ち払え)」のうち、長州藩のお金を横領してイギリスに渡った伊藤博文らは、そのあまりの文明の差に攘夷は無理だと知って開国するしかないと悟り、「尊王開国」と変更しました。
江戸幕府(徳川慶喜)が開国したことに激しい怒りをもち糾弾していた彼らですが、自分たちの思想の愚かさ=未熟で単純な思想の過ちに英国の地に渡ることでようやく気づいたのでした。

 それ以外は、彼らが崇拝していた松陰の思想に忠実に維新とその後の政治を行ったのでした。

 明治政府は、それまでの神道(多くは中国の道教によっている)の思想を逆転させて、敵と味方を分け、味方(官軍側)だけを祀る施設を長州藩に「招魂社」としてつくっていましたが、維新が成就した後、早くも明治2年に東京にも招魂社をつくり、政府神道=国家神道という新宗教の柱にしました。それを10年後に神社という名称に変えてしまったのでした。それが「靖国神社」で、ほんらいは、神社ではないのです。

 この神社ならざる神社を中心にして、天皇現人神(皇室は神の系譜であり天皇は生きている神である)の思想を、教育により全国民に徹底させました。各小学校の教頭先生は、白手袋をして毎朝「天皇の御真影」(写真をもとに威厳ある姿に描いた絵)をもち、全生徒に敬礼をさせましたが、素手で御真影に触れた先生は退職させられましたし、敬礼の頭の下げ方が足りない先生も退職させられました(現代の「君が代」をちゃんと歌わない先生を処分する東京都などの強権はその名残です)。カルト的思想に基づく強権には寒気がしますね。
 

 その思想の行く着いた先が、満州侵略(昭和天皇が承認)にはじまり太平洋戦争にいたる14年間の戦争「ポツダム宣言」受諾による無条件降伏=敗戦でした。昭和天皇は、わたしは神ではないという「人間宣言」を出し、主権者を天皇から国民に変えた(天皇主権は絶対に認めないという占領軍の意思により)新憲法が誕生したのでした。まさにコペルニクス的転回でした。ただし、最高責任者の天皇の裕仁が自害どころか退位さえしなかっ為に、この転回が曖昧にされ、混沌がつくられてしまったのです。

 いまの天皇の明仁さんは、儀礼を司り政治的力は持たない象徴天皇制こそが、ほんらいの天皇の姿だと認識し、戦争への反省をし謝罪を重ねてきました。国民主権の新憲法こそほんとうの憲法だと考え、それに従って「天皇の仕事」をこなしてきたのです。だから、日本会議など戦前思想や戦前回帰を画策する安倍政権には、許される限りで抵抗してきたわけです。

 こういう流れを逆行させ、天皇を中心にした国家(靖国神社の思想に基づく天皇崇拝)※(注)にしたいという願いをもつのが、日本会議というウヨク団体に所属する安倍首相以下大多数の閣僚と自民党議員たちです。かれらのもつ思想は、吉田松陰の思想=水戸学であり国学ですが、これは、近代民主制(政)とは二律背反であり、新憲法(いまの日本国憲法)下では到底認められない思想です。このことを皆が明瞭に意識しないととても危険です。


(注)日本会議というウヨク連合≒いまの自民党議員の多数派は、天皇という位にある一人の人間としての天皇の想いや考えとは無関係に、明治維新政府がつくった『天皇制というシステム内の天皇崇拝ないし敬愛』(=国体思想=靖国思想=国家神道)という宗教で国民を一つにするという日本型全体主義の思想をもちます。
 そこでは個人という言葉=概念を否定し、人類という言葉は抽象的で意味がないとし、各人は、日本国籍をもつ国民の中の一人なのだという思想を浸透させ、官僚政府がコントロール可能な人間を教育でつくることを目がけます。人間とか個人ではなく、ニッポン人であることに誘導され、強要されます。従わない者は、無視されるかデマや人格否定の攻撃に合います。


武田康弘



 



 

 

 

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昭和天皇が米軍に提供を申し出た沖縄は、反人権・反自然を象徴するスサマジイ埋め立て工事で蹂躙される(怒)

2018-12-14 | 社会批評

 米軍が沖縄全島を基地として自由に使えるのは、戦後すぐに、昭和天皇がマッカーサーに、米軍が沖縄を使ってほしいと申し出たことによります。
それは、今では、資料が公開されて知られていることですが、本土から切り離され、本土の犠牲になることは、住民の4分の1が亡くなった沖縄戦からずっと続く悲惨です。



 今また、200年もつという設計で、巨大な新基地が、辺野古の海を埋め立てて造られようとしています。無条件で普天間の返却を言えない日本政府は、普天間返還の米軍の焼け太りでより高度な基地を提供するハメになったのです。

 昭和天皇に切り捨てられた沖縄は、いまは「戦前回帰」の安部政権の下で、再び充実した基地の島として存在するように、仕向けられています。アメリカ軍のアジア戦略の要として使われるわけです。

 米軍の意に従う日本政府のテイタラクは、沖縄の人びとの権利も沖縄の貴重な自然も守るどころか、アベコベにすべて米軍に差し出します。

 世界の人権侵害を批判するアメリカは世界に例をみない軍事島として好き勝手に沖縄を使い、沖縄の人々の人権を奪います。軍隊の前には人権などない、というのがアメリカの態度です。最低。

 自民党のみならず民主党政権の時も、自国民の人権を守れず、米軍のいいなりの政府しか持てていないわれわれ日本人とは、何なのか。情けない。

武田康弘

 

 

 

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日本人はあまりにも弱い。まるで奴隷のごとくの精神。

2018-12-14 | 社会批評

日本人はあまりにも弱い。
精神の弱さは世界一だろう。
ほんらいは主権者の僕(しもべ)である総理大臣の意向にビクビク。
テレビは政権を忖度で、厳しい政府批判はなし。海外のジャーナリストから、「これほど酷い民主主義国は見たことがない」と言われる始末。
ネトウヨというのは、右翼ですらなく、ただの安倍の応援団(笑笑)。
政権党ではなく野党を批判するのは、大馬鹿者だ。自分で自分の首をしめる。

周囲に合わせることしか生きる術がなく、奴隷根性丸出しの哀しい存在であふれる国は、情けない国。

ここまで堕落すると、憤るより哀しい。
つまらない丸暗記とパターン知のお受験東大生が頭がいいと言い、あげくに「天才」とか言いだすテレビ。単なる事実学をため込んだお人形さんが頭がいいのなら、過去の偉人や世界の天才はみんなバカということになる。
こういうイカレタ判断しかできないのは、やはり周りに合わせる集団同調という弱さから。頭も心も弱い。こういう弱さは、害毒だ。自他を不幸にする。

ふつうの強さをもたないと、いつまでも「人間を幸福にしない日本というシステム」が続いてしまう。日本人にも精神の自立は必要だ。「権力者に頭を下げるのは、悪魔に魂を売った者だ」とは、文学者でかつ枢密顧問官でもあったゲーテの言葉。



マイヨール  パリ(染谷裕太君撮影)

 こちらもぜひお読みください。
https://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/afc22dd400cb10f31a68dbb38d47add7?fm=entry_awp


武田康弘

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ゴーンの再逮捕は当然です。長期間捕まえて、検察の思惑に従わせる。これが日本の常識なのです。

2018-12-10 | 社会批評


安倍首相の中心ブレーンであり、天皇や教育問題で政府に関与する八木秀次麗澤大学教授が主張するように、日本には人権という思想はなじまないのです。

お題目としての「人権」だけはありますが、
八木が言うように、「個人」という概念がつくる人権思想は、欧米にしかあてはまらず、日本人は、人権という言葉に怯えることなく、日本の伝統=国民の常識につくべき(ちくま新書「反人権宣言」)なので、欧米の常識には従いません。

検察庁にはそもそも「人権」を守る思想はなく、それは、多くの冤罪事件が証明しています。検察官たちは、非人道的なことを日常的にしていますが、一度も謝らないのですからたいしたものです。世界の非常識です。

ゴーン再逮捕、また長期間の抑留は、いつもの検察官のやり方ですし、悪人は苛め抜く、それが正義です。ニッポン国の検察の常識がどのようなものか、よく分かるはずです。世界の国々は震えあがるでしょう。人権などと甘いこと言うな! これがわが国の権力者の本音なのです。それが伝統です。

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員、国会職員に哲学と日本国憲法について講義)

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