思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ドイツ政府の最重要事項ー「アーティストは必要不可欠だ」  日本政府とは別次元の国(羨望)

2020-03-31 | 社会批評

 ドイツ政府の最重要事項

 予断を許さない異常な状況と先の見えない不安感のなかを生き抜くには、体の健康だけではなく、精神面での健康を保つことも大変重要だ。
「非常に多くの人が今や文化の重要性を理解している」とするグリュッタースは、
「私たちの民主主義社会は、少し前までは想像も及ばなかったこの歴史的な状況の中で、独特で多様な文化的およびメディア媒体を必要としている。クリエイティブな人々のクリエイティブな勇気は危機を克服するのに役立つ。私たちは未来のために良いものを創造するあらゆる機会をつかむべきだ。
そのため、次のことが言える。アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ。特に今は
と述べ、文化機関や文化施設を維持し、芸術や文化から生計を立てる人々の存在を確保することは、現在ドイツ政府の文化的政治的最優先事項であるとした


Newsweek 日本版より

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どうか分かってほしい、子ども向けなんてないことを。一番真剣なのは、こども相手の時なのだ。ドイツの子どもたちへのベートーヴェンを視聴して!

2020-03-30 | 教育

日本では、「女こども」と言い、なにか一段低いような見方をする男たちがいる。おそろしいほど愚かだ。

こどもたちがどれほどすぐれているか、呆れるほど大人は分からない。でも、ドイツでは違う。イギリスでも違う。もちろん北欧では違う。

おそらく日本だけが突出して分かっていない。韓国、中国よりもわかっていないだろう。

まず、飛ばし飛ばしでよいので、ぜひ、以下のビデオを見てほしい。ベートーヴェンだ。観客は、小学生の低学年中心で、少し年長者も混じる。

音楽とは何か、ベートーヴェンの音楽イデーを伝えようと全身全霊を込める南西ドイツ交響楽団(いま世界で最も注目されているクルレンツィスが音楽監督を務めるオケ)の各奏者たちと指揮者のバスティアン(フランス)と俳優のマルテ・アルコナ(ドイツ)。

おとな相手以上に真剣な、緊張感あるベートーヴェンだ。構成の妙には唸らされる。彼らが、こどもたちに伝えようとする熱意ある精神は凄いものだ。のけ反るほど。

イギリスでも一番優秀な人を小学生の先生にする、と言われる。北欧の教師の質の高さは呆れるほど、社会的地位や待遇も大変なもの。

わが日本は、というと、国旗・国歌の徹底だとか、領土問題を教えて愛国心教育だの、イデオロギー優先のお馬鹿丸出しの教育改革(改悪!)右派の政治家の学校教育への介入だ。これでは国が亡びる!

どうか分かってほしい、子ども向けなんてないことを。一番真剣なのは、こども相手の時なのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=3h0s0FXheF0 クリック


武田康弘

 

 

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安倍昭恵さんへの首相官邸でのインタビュー記事。安倍夫妻が共有する神道スピリチュアル(天皇様、神社、大麻)が赤裸々に語られています。

2020-03-28 | 社会批評

『文藝春秋』2017年3月号徹底取材ーー首相官邸での安倍昭恵さんへのインタビュー記事です。極めて重要と思いますので再録します。夫妻が共有する神道スピリチュアル思想(天皇様、神社、大麻)が語られています。


森友問題 首相官邸での昭恵氏へのインタビュー記事ー夫妻が共有する神道思想。

2018-03-12 | 社会批評

 以下は、1年前「文芸春秋」が『徹底取材』と銘打って、石井妙子さん(ノンフィクション作家)に依頼し、首相官邸で安倍昭恵氏にインタビューした記事(2017年3月号)の一部紹介です。

 首相官邸でのインタビュー。

部屋の隅には秘書が控えていて、会話をメモする。現在、経産省や外務省から夫人付き秘書として派遣されているのは計五人。首相夫人に公費で、これだけの秘書がつくようになったのも、第二次安倍政権からという。やはり夫人といえども、公人なのだと改めて思う・・・」

  お嬢さまとして育ち、「女の子はおしとやかに育ち、結婚するのが当たり前の幸せ」と思い、幼稚園から聖心女子学院に通い、エスカレーターだが、「勉強は嫌いでしたし、スポーツを頑張ったわけでもなく、勉強しないと四年制の大学に進めないと先生に注意されましたが、『それならいいです』という感じでした」それで、二年制の聖心女子専門学校に進んだ。

 24歳で安倍晋三と結婚、晋三は、父の晋太郎の秘書をしていたが、父が急死したので、地盤を引き継ぎ、山口一区で当選して、「政治家の妻」になる。

 第一次安倍内閣がひどい終わり方をし、「どん底を味わいました。もう一度総理になるなんて想像もしなかった、これからは、政治家の妻ではなく、自分の人生を生きたいと強く思いました」 
 そこで大学院に進学し2年間学んだが、「読んだ本はみんな忘れてしまい、論文もすごく手伝ってもらって書いたので、あまり偉そうなことは言えません。正直なところ苦手でした。また、グループディスカッションなどを通じて、気づかされたのは『自分の意見』がわたしにはなかったことでした」

 それと『神社めぐり』をはじめたこと。そこでスピリチュアル系の人々や神社関係者、ニューエイジ系の自然科学者との交流を深めていく。とりわけ大きな影響を受けたのは、スピリチュアル界の有名人である江本勝(2014年死去)。彼を信奉していたのは、もともとは安倍家であった。晋三が毎晩、寝る前に祝詞のようなものを唱えるのは、そのため。

 昭恵は、この江本勝と、熊本にある幣立(へいたて)神宮に行き、いろいろと学ぶが、江本は、「1万5千年前から続く日本最古の神社。宇宙人が天孫降臨の場としたことに由来する」「日本研究をして分かったのは、天皇様、神社、そして大麻です。毎日のように宮司さんたちが一生懸命純粋な祈りを捧げることによって、日本という国と宇宙のフリーエネルギーとを結ぶ結界ができているわけ」と言う。

 また、彼の福島県の放射能の汚染水を「愛と感謝の祈り」を日本中から送れば浄化できる、を信じて、昭恵夫人はネットを通じて「江本先生からのメッセージを実践しよう」と呼びかけている。

 昭恵は、彼がいう大麻の霊性を強く信じるがゆえに、大麻栽培で若者たちが逮捕されてもブレない。

話の中で何度も「神様がそう思っている」「自然の神様がそれを望んでいる」と言い、スピリチュアル的なものや神道への傾倒が強く、「大麻は霊性の強い草で神事には欠かません」と話す。

  また、昭恵は、自身が経営する居酒屋を含む種々の飲み会の席で、よく酔って夫に電話し、傍らの人にケイタイを「はい」と手渡すという。そういうことをされて喜ばぬ人は少なくない。

  インタビュアーの石井さんの結語は、正鵠を射るものと思います。

 これまであまりにも「反原発」「反防潮堤」のイメージが強く、夫とは異なる意見をもつファーストレディーと喧伝された結果、首相とは対照的な価値観をもっていると思い込んでいる人も多いようだが、それは彼女を見誤っている。
 むしろふたりは価値観の基礎の部分を共有しており、結びつきが強い。だからこそ枝葉末節に属する活動については何もいわない、という安定した関係性を築いているのだ、とわたしは感じられる。

 夫婦の小さな差異ではなく、共有する価値観に、むしろメディアはもっと目を向けていくべきと思う。・・・
 論理的に考えることが苦手という昭恵の知識はどうしても耳学問的だ。そこにスピリチュアリストや一部の神官たちとの共鳴が生じたのだろう。

 反原発、反防潮堤、大麻、農業、天皇、神、宇宙、夢、平和・・・・といった彼女のキーワードは、彼女の中では矛盾なく、すべてつながっいている。そのベースにあるものは、日本を神聖視する、危うさを含んだ、少し幼い思考ではないだろうか。

 今年4月、日本初の神道系小学校瑞穂の圀記念小学校」が開校されるが、昭恵は名誉校長に就任する予定だ。
 同幼稚園では、教育勅語の朗誦、自衛提への慰問、伊勢神宮への参拝といった、戦前回帰の教育が行われており、昭恵は、そこに感銘を受けたと語っている。伊勢神宮のある三重県でサミットをやるように提言し、男系天皇の維持にも夫以上にこだわっているとの噂もある。・・インタビューの最後に聞いた、答えは、思った通り明快だった。
「世界の王室と比べても日本の皇室は特別なもの。二千何百年、男系で守ってきたのだから、続けるべきと思います」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 この記事を読むと、成蹊のエスカレーターで勉強嫌い、耳学問でしかない夫の安倍晋三とピッタリなことがよく分かります。

 なお、テレビ東京の報道(7分間のビデオ)は必見

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小1の算数。7-3 と 3-7 こどもはとても論理的。おとなは元から考えない。

2020-03-28 | 教育

1年生の算数を宿題を見てあげていました。


① はじめは5人あそんでいましたが、いまは8人になりました。なんにんふえましたか。

わかるよ。引き算だ。 しき 8-5=3  こたえ 3人ふえた

そうだね~~


② はじめに7人あそんでいましたが、いまは3人になりました。なんにんへったでしょうか。

これも引き算だ。  しき 3-7= あれっ、できない~、マイナスになっちゃう。

式が逆だ、よ、ね。 あれっ、ほんとはこの式でいいのだ~~! ななちゃん、正しいんだよ。
でも、マイナスの計算は小学校ではやらないから、7-3=4 とするけど、
いまの人数から、はじめにいた人数を引くのがほんとうなのだ!すごい~!!
3-7=-4  で、マイナスだから減ったということだよね。で、こたえは、4人減った。というわけだ。

ななちゃんは、ニコニコ笑顔で、たのしそう。

 

 

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安倍晋三君、もう辞めないと。辞任すると言った君は、往生際が悪すぎる。

2020-03-28 | 社会批評

あまりに往生際が悪い、首相の安倍晋三君、君の無茶な発言があって彼が死んだのは、誰でもが知るところ。

このまま君が首相を続けるなら、日本国は、道徳のない国、倫理価値最低の国に堕ちるよ。

部下の佐川のやったこと!と言い張るのは、もう評する言葉もないほど酷い話で、自分の言辞行為が招いた残酷な結果に平然としている顔を見ていると、

ああ、日本もお終いだと思う。 責任者が責任を取らない国に幸が訪れることはない。

執拗に権力にしがみつく君のような男がトップを続けるなら、倫理という人間の最大の価値は消去されてしまう。

しかも、この件に関わった6名の官僚を全員栄転させているのは、君が確信犯であることを証明している。

公文書改ざんという公務員最大の犯罪が日本でだけは軽い罪とされ、政権を忖度した犯罪者たちは栄転するというのは、まさに前代未聞、国家の凋落である。

「これほど異常な民主政国家はみたことがない」(元ニューヨークタイムス東京支局長の言葉はこの件でもそのまま言えること)

 

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

 

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18世紀のドイツから21世紀の日本のみなさまへ 「自分の理性を使う勇気をもってください」イマヌエル・カント 

2020-03-27 | 学芸

 

「自分の理性を使う勇気を持て」  イマヌエル・カント 『啓蒙とは何か』(1784年)



 啓蒙とはなにか。それは、人間がみずから招いた未成年状態から脱け出ることだ。未成年の状態とは、他人の指示を仰がなければ自分の理性を使うことができないということである。

 人間が未成年の状態にあるのは、理性がないからではなく、他人の指示を仰がないと、自分の理性を使う決意も勇気も持てないからなのだ。だから人間は自らの責任において、未成年の状態に留まっていることになる。こうして啓蒙の標語とでもいうものがあるとすれば、それは「知る勇気をもて」だ。すなわち「自分の理性を使う勇気をもて」ということだ。

 わたしは、自分の理性を働かせる代わりに書物に頼り、良心を働かせる代わりに牧師に頼り、自分で食事を節制する代わりに医者に食事療法を処方してもらう。そうすれば、自分であれこれ考える必要はなくなるというものだ。お金を払えば、考える必要などない。考えるという面倒な仕事は、他人がひきうけてくれるからだ。

 多くの人々は、未成年の状態から抜け出すための一歩を踏み出すことは困難で、きわめて危険なことだと考えるようになっている。しかし、それは後見人を気取る人々、なんともご親切なことに他人を監督するという仕事を引き受けた人々がまさに目指していることなのだ。後見人とやらは、飼っている家畜を愚かな者とする。そして家畜たちを歩行器のうちに閉じ込めておき、この穏やかな家畜たちが外にでることなど考えもしないように、細心に配慮しておく。そして家畜たちがひとりで外に出ようとしたら、とても危険なことになると、脅かしておくのだ。

 ところがこの〈危険〉とやらいうものは、実は大きなものではない。歩行器を捨てて歩いてみれば、数回は転ぶかもしれないが、その後はひとりで歩けるようになるものだ。ところが、他人が自分の足で歩こうとして転ぶのを目撃すると、多くの人は怖くなって、その後は自分で歩く試みすらやめてしまうのだ。

 ・・・・この未成年状態はきわめて楽なので、自分で理性を行使することなど、とてもできないのだ。それに人々は理性を使う訓練すらうけていない。そして、人々を常にこうした未成年状態においておくために、さまざまな法規や決まり事が設けられている。これらは、人間が自分の足で歩くのを妨げる足かせなのだ。

 誰かがこの足かせを投げ捨てたとしてみよう。その人は、自由に動くことに慣れていないので、ごく小さな溝を跳び越すにも、足がふらついてしまうだろう。だから、自分の精神をみずから鍛えて、未成年状態から抜け出すことに成功し、しっかり歩むことのできた人は、ごくわずかなのである。

 このように個人が独力で歩み始めるのはきわめて困難なことだが、公衆がみずからを啓蒙することは可能なのである。そして自由を与えさえすれば、公衆が未成年状態から抜け出すのは、ほどんど避けられないことなのである。というのも、公衆のうちにはつねに自分で考えることをする人が、わずかながらいるし、後見人を自称する人々のうちにも、こうした人がいるからである。  このような人々は、みずからの力で未成年状態のくびきを投げ捨てて、誰にでもみずから考えるという使命と固有の価値があるという信念を広めてゆき、理性をもってこの信念に敬意を払う精神を周囲に広めていくのだ。

 もしも一つの世代の人々が集まって誓約し、次の世代の人々がきわめて貴重な認識を拡張し、誤謬をとりのぞき、さらに一般に啓蒙をすることを禁じたとしたら、それは許されないことである。これは人間性に対する犯罪とでも呼ぶべきものであろう。人間性の根本的な規定は、啓蒙を進めることにあるのである。だから次の世代の人々は、このような決議を、そもそも締結する権限のない者たちが勝手に決めたことして、廃止することができるのである。

 すべての人に変革しにくい宗教制度に合わせて一生をすごすようにと強制するのは、絶対に許されないこと(注)である。これを認めると、その間は人間が改善のための進歩を続けることを否定する結果となり、人生を不毛なものとし、子孫にとってもまったく有害な遺産を残すことになるからだ。

 啓蒙を放棄することは、その人にとってもその子孫にとっても、人間の神聖な権利を侵害し、踏みにじる行為なのである。

 

 【啓蒙とは何か】1784年 イマヌエル・カント(1724~1804)  中山元さんの訳文を使わせて頂きました(抜粋編集と太字などは武田)。


(注) 変革しにくい宗教制度のうち、最大のものは国家宗教です。政府が定めた宗教性を帯びた制度や儀式など(税金が使われる)は、そこから自由になることがきわめて難しいものです。現代の日本では、天皇儀式や、天皇という存在をいやでも意識させられる一世一元の元号制度(明治政府の岩倉具視が創作)、それを役所において事実上強制していることは、カントのいう変革しにくい宗教制度の最大のものといえましょう。一人ひとりが出来る限り世界暦を用いる努力=自分の理性を使う勇気をもつことが大切です。



 今年生誕250年のベートーヴェンは、強い信念をもつ共和主義者でしたので、カントの講義を聴講しようと準備していました(実現しませんでしたが)。
カントは、当時のドイツの現実を見て、啓蒙君主の存在を認めていましたが、それは時代のもつ制約という意味であり、思想としては共和主義者でした。
 ベートーヴェンは、音楽イデーの創造者かつ信念ある共和主義者でしたので、共和主義の理念を掲げ、第九(交響曲9番ー合唱付)をつくりました。
そこでは唯一者としての神(一神教・キリスト教)ではなく、すべて複数形で「神々(God)」として詩を書いています(元はシラーの歓喜によす)

武田康弘

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安倍首相が嘘を言い、多額のお金を使い、強引に東京にもってきたオリンピック。呪われる(麻生副総理)のも当然です。

2020-03-25 | 社会批評

 

原発事故はアンダーコントロールなど首相は嘘を平気で言い、誘致したオリンピック。

今までの世界の会場でもっとも汚い海=東京湾での水泳!?濁って臭い海で競技とは仰天。

細かいことは書きませんが、みんなでつけば怖くないという嘘。汚れ、過酷(東京の真夏で競技とは、苦しみに耐える訓練なのか!)ざぶざぶのお金(税金)。

「呪われたオリンピック」(麻生くん) は間違いない。

延期するなら、真夏は避けて、汚く臭い東京湾も避けるのは、当然。罰が当たりますよ。

無理な招聘をした安倍首相がまず辞任するのが道義というものです。

反省と責任という言葉が辞書にない晋三君、いい加減に退場しなさい。往生際が悪い。

 

武田康弘

 

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森友問題の財務官僚は、全員栄転(驚) なんという国に堕ちたのか! 理性も道徳も死んでしまった。

2020-03-24 | 社会批評

以下は、日刊ゲンダイの記事です。シェアします。

森友問題で自殺職員が名指し 財務官僚「全員栄転」の仰天

公開日:2020/03/23 14:50 更新日:2020/03/23 16:25


自殺した赤城俊夫さん(写真は遺族提供)

 
 森友問題を巡り公文書改ざんを強要され、自殺に追い込まれた財務省職員、赤木俊夫さん(享年54)が残した「手記」が永田町を揺るがしている。特に火がつきそうなのは、赤木さんが名指しで批判した財務官僚が、シレッと「栄転」を果たしていることだ。

 赤木さんが「刑事罰、懲戒処分を受けるべき者」と記したのは、佐川宣寿元国税庁長官(62)以下、財務省本省所属だった6官僚。いずれも、2017年2月以降、赤木さんが所属していた近畿財務局に改ざんを指示した人物だが、6人中5人の栄転が確認できた。

 さらに当初、改ざんを拒否していた近財内部に対し「全責任を負う」と言ってゴーサインを出したとされる美並義人近財局長(59)には、東京国税局長と“花道”ポストが用意された。全員、公文書改ざん問題を受け18年6月に懲戒処分されたにもかかわらず、出世街道を爆走しているのだから驚くしかない(別表)。

官邸の「口封じ人事」

 さらに不自然なのは、全員が本省を離れ、改ざん当初の所属先とはほぼ関係のない部署に移っていること。理財局総務課長だった中村稔氏(53)に至っては駐英公使と、財務省とは全く無関係なポストに就いた。

 国会招致逃れのため、経産省から在イタリア大使館の1等書記官となった元昭恵夫人付職員の谷査恵子氏のケースが思い浮かぶ。「内閣人事局」を通じて省庁の幹部人事を握る安倍官邸が、再び招致逃れのため、“キーマン”を本省から切り離した可能性も考えられる。公務員の人事に詳しいジャーナリストの若林亜紀氏はこう言う。

「内閣人事局の承認が必要となるのは部長級以上ですから、6人全員が人事局の承認、または内閣の任命を経ています。いずれの人も懲戒処分を受けたとは思えない順調な異動を続け、東京国税局長や横浜税関長に出世したり、外国公使といった名誉職につけてもらっています。それに伴い給料だけでなく退職金も跳ね上がるので、官邸が疑惑についての『口止め料』を税金から手当てした、とみることもできる。また、退職したり、外国に行ったりしていると、国会で与党が『参考人招致が難しい』と言い訳をしやすくなることも考えられます」

部下を死に追いやった官僚は甘い汁を吸えるということだ。全員国会に呼んで“ゲロ”させるしかない。

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「自分の理性を使う勇気を持て」-2  イマヌエル・カント 『啓蒙とは何か』(1784年)

2020-03-23 | 学芸

 わたしは、自分の理性を働かせる代わりに書物に頼り、良心を働かせる代わりに牧師に頼り、自分で食事を節制する代わりに医者に食事療法を処方してもらう。そうすれば、自分であれこれ考える必要はなくなるというものだ。お金を払えば、考える必要などない。考えるという面倒な仕事は、他人がひきうけてくれるからだ。

 多くの人々は、未成年の状態から抜け出すための一歩を踏み出すことは困難で、きわめて危険なことだと考えるようになっている。しかし、それは後見人を気取る人々、なんともご親切なことに他人を監督するという仕事を引き受けた人々がまさに目指していることなのだ。後見人とやらは、飼っている家畜を愚かな者とする。そして家畜たちを歩行器のうちに閉じ込めておき、この穏やかな家畜たちが外にでることなど考えもしないように、細心に配慮しておく。そして家畜たちがひとりで外に出ようとしたら、とても危険なことになると、脅かしておくのだ。

 ところがこの〈危険〉とやらいうものは、実は大きなものではない。歩行器を捨てて歩いてみれば、数回は転ぶかもしれないが、その後はひとりで歩けるようになるものだ。ところが、他人が自分の足で歩こうとして転ぶのを目撃すると、多くの人は怖くなって、その後は自分で歩く試みすらやめてしまうのだ。

 ・・・・この未成年状態はきわめて楽なので、自分で理性を行使することなど、とてもできないのだ。それに人々は理性を使う訓練すらうけていない。そして、人々を常にこうした未成年状態においておくために、さまざまな法規や決まり事が設けられている。これらは、人間が自分の足で歩くのを妨げる足かせなのだ。

 誰かがこの足かせを投げ捨てたとしてみよう。その人は、自由に動くことに慣れていないので、ごく小さな溝を跳び越すにも、足がふらついてしまうだろう。だから、自分の精神をみずから鍛えて、未成年状態から抜け出すことに成功し、しっかり歩むことのできた人は、ごくわずかなのである。

 

ーー明日に続くーー

 

【啓蒙とは何か】1784年 イマヌエル・カント(1724~1804)著 中山元さんの訳文を使わせて頂いています(改行・太字などは武田)。

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「自分の理性を使う勇気を持て」ー1

2020-03-22 | 学芸

 啓蒙とはなにか。それは、人間がみずから招いた未成年状態から脱け出ることだ。未成年の状態とは、他人の指示を仰がなければ自分の理性を使うことができないということである。

 人間が未成年の状態にあるのは、理性がないからではなく、他人の指示を仰がないと、自分の理性を使う決意も勇気も持てないからなのだ。だから人間は自らの責任において、未成年の状態に留まっていることになる。こうして啓蒙の標語とでもいうものがあるとすれば、それは「知る勇気をもて」だ。すなわち「自分の理性を使う勇気をもて」ということだ。

 

 以上は、有名な書物の冒頭です。誰が書いたのでしょうか?

 続きは、また明日。


(画はベートーヴェン)

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わたしは、花見が大嫌い。

2020-03-21 | 趣味

わたしは、花見が大嫌い。と言っても、桜を見るのが嫌いなのではありません。

ゴザ・ブルーシートを敷いて、桜の木の下で、飲んで酔っ払う人たちの花見行為が嫌いなのです。

ダサイ、汚い、みすぼらしい、 善美とは正反対で、ウンザリなのです。

それがないのは、ほんとうにありがたい。

 

写真は一昨年、拙宅となりの子の神大黒天 (Photo Takeda)

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驚きの証拠写真! これが事実なら、安倍首相(麻生と茂木も)は、辞任するほかないでしょう。事実でなくとも真実を可視化。

2020-03-14 | 社会批評

よくぞ流出したもの(事実ならば)。

まさに安倍晋三と官邸グループによる日本支配のための数々の陰謀を象徴する写真と言えますね。
たとえ、つくりものにしてにしても、本質をついています。


事実なら、正体見たり、の見本として歴史に残る一枚です。



おそらく、これは「事実」ではないが「真実」ということでしょう。

安倍政権の本質を見事に可視化した傑作です。


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安倍首相による「非常事態法」という天下の悪法に賛同する政党は、お終いです。

2020-03-08 | 社会批評

首相は、国民生活をどうとでもできる法律を、うまい口実を見つけて通そうとしている。

どさくさ紛れに悪知恵を発揮するのは、こどもの頃から毎度の安倍晋三君にとっては、慣れたこと。

手前みそと元からインチキな言動は、もういい加減にしたらどうだろうか。

それに乗っかりそうな枝野君は、もし乗れば、立憲はお終い、と分かっているのかな。分裂して消滅。

まったく不要で有害な悪法が通るなら、日本は、主権者のはずの国民が、政府の命令で右往左往する国になる。

まあ、もうなっているからいい?(笑・愚・危・呆)


武田康弘(元参議院行政監視委員会客員調査員=哲学と日本国憲法の哲学的土台を講義)

 

 

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新コロナウイルスー遺伝子解析で「正体」判明   山根一眞

2020-03-07 | 社会批評

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200306-00070912-gendaibiz-sctch&p=1


山根一眞さんのレポートを以下にご紹介します。図などは上のURLで見てください。

クルーズ船のコロナウイルスは欧州から? 遺伝子解析で「正体」判明

3/6(金) 17:01配信

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ノンフィクション作家・山根一眞氏が、呼吸器ウイルス感染症の大御所を直撃する大好評緊急企画。沖縄にて最新データをもとにあぶり出した、新型コロナウイルスの意外すぎる姿とは──。(本文中の写真:山根一眞)


「死ぬのが怖い」人に贈る七つの対処法
 呼吸器感染ウイルスの大御所、根路銘(ねろめ)国昭さんにインタビューしたコロナウイルスに関する2つの記事が大きな反響を呼んでいる。
そこで、あらためて沖縄県名護市に根路銘さんを訪ね、2日間にわたりインタビューを、そして意見交換を行ってきた。
 折しも、安倍総理大臣が専門家による検討をせず独断で3月2日から全国の学校の臨時休校を指示、大きな社会的な混乱を引き起こしたが、沖縄入りはその翌日だった。根路銘さんは、この異常事態をどう見ているのだろうか。
 那覇市から高速道路で約1時間半で名護市に着く。このルートは沖縄県の最大の観光スポットで沖縄にとって欠かせぬ経済資源でもある美ら海水族館への道でもあるが、この施設も政府の意向を受けて3月2日から臨時休館中だった。
 羽田から那覇への飛行機もガラ空きだった。沖縄県の観光の経済波及効果はおよそ2兆円で雇用誘発効果も大きいため、政府の対応によるダメージははかりしれない。
 名護市郊外にある生物資源研究所のエントランスには、アヒルとニワトリのケージがある。私の姿を見た2羽のアヒルが「グァーグァー」とけたたましい鳴き声をあげ続けたのには驚いた。その大きな鳴き声で私の来訪を知り迎えてくれた根路銘さんはこう言った。
 「アヒルもニワトリも研究用ではなくうちの門番だな。僕はああいう鳥がとっても好きなのでね」
 十数年前、ここの近くのまだ仮設施設だった同研究所を訪ねた時も、敷地内にニワトリのケージがあったことを思い出した。生物に対するそんな眼差しを持つ根路銘さんは、同じような眼差しでインフルエンザ、そしてコロナのウイルスを見ているように思えた。

世界が「脅しに負けてしまった」

 山根 先の2回の記事で、根路銘さんは、コロナウイルスは窓を開放して風で「鬼は外!」と外へ追い出せばいいとおっしゃいましたが、あれから3週間も過ぎた今ごろになって、専門家たちがしきりに「窓を開けろ」「風で追い出せ」と発言しはじめたのには驚いています。根路銘先生の助言を知ったとしても、遅すぎませんか? 
 根路銘 「鬼は外!」はコロナウイルス追放の大事な手です。もっと早くそういう注意喚起をするべきだったんですよ。もちろん、今からでも大事な予防策ではありますが。
 山根 新型コロナウイルスの感染拡大が始まっておよそ3ヶ月ですが、その後の推移をどう見ていますか? 
 根路銘 コロナウイルスは、子孫を増やすために、増殖するために、試しにヒトの中に入ってみた。しかしヒトの中は居心地が悪かったので、「これでは増殖は無理だな」と思いはじめていますよ。
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界での感染者数は9万3000人、死亡者は約3000人(WHOデータ、3月4日)。日本での感染者はおよそ300人、死亡者は6人です。
 新型コロナウイルス(2019-nCoV)が病毒性が強いインフルエンザウイルスのようなものであれば、すでに世界で数百万人が感染し、数十万人が亡くなっているはずです。
 意外かもしれませんが、この新型コロナウイルスの感染力、病毒性は、たとえば1918年から世界的な大流行をしたインフルエンザ、スペイン風邪(推定死者5000万人以上)と比べればとても小さいんです。
 それはなぜなのか。
 新型コロナウイルスがヒトに無駄な戦争を仕掛けたものの失敗したことが明らかだからです。コロナは今月末になればなりをひそめると私はみています。
 一方、先にお話ししましたが、昨年12月から今年にかけて、アメリカではインフルエンザウイルスで1万2000人が亡くなっています。日本でも毎年、イフルエンザが引き金となって亡くなる方がおよそ1万人です。しかしそれには関心を抱かず、蚤のような小さな存在のコロナウイルスを、国とマスコミがゴジラのような怪物に仕立てているとしか思えません。
 世界は、コロナウイルスの脅しに負けてしまったんです。

※字数制限で入りませんので、続きは、先頭のURLから見てください。

 

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『明治政府がつくった天皇という記号』は、わたしが小学生の時からず~~と感じ・想い・考えてきたことを記したものです。(定価700円)

2020-03-05 | 学芸

『明治政府がつくった天皇という記号』は、わたしが小学生の時からず~~と感じ・想い・考えてきたことを記したものです。

 わたしたち日本人の上下意識・集団同調主義(みんな一緒病)を生み、また、天皇をはじめ皇族の人々の人権を奪っている「近代天皇制=天皇ism」(明治政府がつくった思想と制度)の核心=本質を明らかにすることは、何よりも深く大きな課題だ、と考えてきました。

「序列と形の二文字ですべて収まる」という形式優先と儀式主義が人を幸福にしないのは、子どもたちは皆が、大人たちも多くが感じていることです。

 この冊子は、「天皇教」とよばれている【儀式宗教】(中身・内容は無く、その時々の世俗の価値を肯定する重し)の呪縛から皆の心を解放するためにつくりました。

 簡明に「近代天皇制」の意味が明らかになれば、意識はクリアーになり、事象の意味本質を知る事がしやすくなります。余計な重しは、天皇や皇族の人を含めて、みなの理性(綜合的判断能力)を育てず、徳と得を奪っています。 

 みなの利益になる冊子と思います。



 武田康弘

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https://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/d88dc632c6fe1dc3cb61196d1ec276c0

浩宮(徳仁)さんも還暦ですね。おめでとうございます。『明治政府がつくった天皇という記号』は、本日発売です。

2020-02-23 | 書評

「天皇」を務める浩宮(徳仁)さん。お誕生日、おめでとうございます。

いま、学習院時代のエピソード(恋文の話)などを友人に聞かされていました。よい思い出ですね。

「まだ還暦。」という発言は、よく分かります。天皇という地位についたばかりですから、還暦の節目は、「これからが本番」という思いでしょう。

8年年長(学年では7学年)のわたしも、還暦の時、ゆえあってそう思いました。

 

 ちょうど天皇誕生日の今日、わたしが昨年書いた論考をまとめた『明治政府がつくった天皇という記号』ができました。今から、背表紙をつけて、先行予約者の方に郵送をする準備です。

 この冊子(オールカラー70ページ)は、良識ある方なら、どなたでも納得していただけるであろう新しい日本のありようを簡明に記したものです。「日本会議」のような特別な右翼の方や共産主義の方はどう思われるか分かりませんが。

 皇族の方や宮内庁の職員の方にも読んで頂けると嬉しく思います。

 日本の伝統をこわして明治政府がつくった「近代天皇制」を「共和制」にスムースに移行させることは、皇族の人たちを含めてみなの特と得をつくります。それを明瞭・分明に記しました。


 価格は多くの方に手にして頂きたいので、700円としました。郵送料は26日申込の方までは無料です。それ以降は書籍郵送代金310円を含めて1010円となります。

shirakaba2002@k.email.ne.jp までお申込みください。

代金は、〒振替口座 00110-1-124812 白樺教育館 まで。

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なお、白樺教育館の修繕工事のために、ご寄付をお願いしています。(クリック)みなさまのご助力がないと、工事ができませんので、よろしくお願い申し上げます。

武田康弘(白樺教育館 館長)


古林治さんが印刷・製本をしてもってきてくれました。


背表紙を張り付け、乾いたら透明テープでしっかり覆います。


消費税が10%になったので、書籍郵送料も300円から310円に値上がり。
写真にある切手では、あと8円不足でした(笑)

 

 



 

 

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