思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「日本はすごい」は幻想。世界でバカにされる日本人。客観視し、将来を考えよう。谷本真由美さんの新著

2018-09-14 | 書評

自分や自国のプラス価値を見つけるのは、よいことです。
しかし、そこには冷静さを失わずに総合的に観る作業が不可欠であり、それを欠けば、子どもじみた偉がりに陥り、世界の笑いものです。主張は大切ですが、自惚れは最悪です。
自己主張のできない日本人は、それゆに自己絶対化に陥り、自惚れや偉がりや他者・他国への悪口を平気で口にして本まで書きます。そういう行為は、恥知らずであり、醜態です。それでは「醜い日本人」になってしまいます。倫理感のない代表がネットウヨクと呼ばれる人たちですが、彼らのニッポン万歳!ほどオゾマシイものはありません。下品そのものです。

一番必要なのは、「個人として生き方をみなおすこと」(谷本真由美)ーわたしもその通りと思います。

以下は、東京新聞です。


 

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『103歳になってわかったこと』 篠田桃紅 著 ブッダ思想の核心を平易に伝える見事な書です。

2017-03-02 | 書評




『103歳になってわかったこと』は、恋知やブッダの考えとピッタリ重なります。

釈迦の思想の真髄を仏教書以上に的確・分明に伝えます。著者にそのような気負いは少しもありませんが。

現役の著名な美術家である篠田桃紅さんの著作です。今年104才になります。

『白樺教育館』の中学生が興味を示す本で、とてもお勧めです。

安倍首相や自民党の国体思想とは正反対で、見事というほかない生き方=考え方が体験に裏打ちされて書かれています。

ぜひ、どうぞ。必読です。


武田康弘

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天皇・皇后と親しかった宮内庁記者の書いた本 『明仁さん、美智子さん皇族やめませんか』 がいよいよ半分現実に。

2017-01-31 | 書評


明仁さん美智子さん、皇族やめませんか』は、皇族ととても親しくお付き合いし、幾度も天皇・皇后に助力した気骨ある宮内庁記者(33年間勤務)の板垣恭介さんによる著作です。

ここに書かれている内容は、いまの象徴天皇制と明治維新政府がつくった近代天皇制についての優れた考察で、日本人みなの必読書と思いますが、この書で提案されている「皇族やめませんか」がいよいよ半分現実のものとなります。

この機会にぜひ、本書を読まれることをお勧めします。


武田康弘

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深い了解と変革のための前提ー必読本 『戦前回帰』(山崎雅弘著)

2015-09-07 | 書評

このわたしのblogでは8年以上前から繰り返し書いてきましたが、

安倍首相ら自民党右派(いまはほぼ全部右派)の【戦前回帰】は、いまでは誰の目にも明らかです。

この愚かで危険な状況はなぜ招来したのか?それをフィロソフィの次元で問題にしないと、この恐ろしいニッポン主義からの快癒はないのですが、

そのための前提は、現状を「ふつう」の感性と理性で、きちんと認識することです。

そのためのよい本が出ました。簡明・平易な本で、必読です。

ぜひ。


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「戦前回帰」


武田康弘

 

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アメリカ兵士たちの生き地獄、 安倍のために自衛隊員と家族も同じことに。戦争後遺症 泥憲和(元自衛菅)

2015-06-23 | 書評

  以下は、共産党の機関紙「赤旗」に載った泥さんの書評ですが、いま進める海外派兵を可能とする安保法制(すでに大多数の法の専門家により違憲との審判が下りた)が、人間・日本人をどれほどの不幸に陥れるかがよく分かります。(なお、わたしは恋知者=実存論者であり、共産党の唯物論思想ではありません)

  豊かな家庭でのほほんと育った政治家稼業の安倍という男には何も見えません。こんな男(自らの一族が支配者だった戦前の日本に憧れる狂気)のためにわたしたちの国を台無しにされたらたまりません。


  
デイヴィッド・フィンケル著 古屋美登里訳
『帰還兵はなぜ自殺するのか』(亜紀書房 2300円) 
  泥憲和 元自衛隊員 心を病む米兵たちの克明な実態

 米国社会を悩ませ続ける戦争後遺症。

  本書はイラク戦争で心を病んだ兵士たちが、わが家に帰ったその後の姿を追ったルポである。
  無残極まりない戦場の出来事、そのことで元兵士がどのように煩悶(はんもん)し苦しみ、家族を傷つけ、人間関係が壊れていくのかが、著者の克明な聞き取りで明らかになってゆく。
 
軍は命令で動く組織だ。
  私が自衛隊に在職していた時の体験では、命令に服従することに慣れてくると、理不尽な命令でさえ、そこに身を委ねて従うことに奇妙な達成感を覚えるようになる。
  理想的な兵士とは、命令を受ければちゅうちょなく人を撃って後腐れを覚えない人物であろう。
  しかし、命令で完全に恐怖を取り除くことも、人を手にかけた罪の意識を消し去ることもできない。
  たった1年か2年を戦場で生きたら、残りの人生丸ごと「終わりのない罪悪感」にさいなまれて生きることになるという。
  フラッシュバックに頭をかきむしる本人も辛いが、「壊れてしまった」兵士を受け入れる家族の負担も重い。
  「落伍者」扱いだから軍や政治家は元兵士をケアすることに及び腰だと著者は語る。

 病院もセラピストもカウンセラーも対策を講じているアメリカだが、帰還兵の4人に1人が何らかの心的後遺症を抱えている(訳者あとがき)状態ではなすすべがない。
  日本政府はイラク帰りの自衛官が多数自殺していても何の手も打たず、自衛官が戦闘地域に赴いてもリスクは増えないと無責任な態度に終始している。
  安倍政権の思惑通りに戦争法案が実現すればどうなることか。
  私は心底恐ろしい。
  引き返すなら今である。

 

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フランス誌「LA FACE CACHÉE DE SHINZO ABE」=アベシンゾーの隠された顔

2015-06-13 | 書評

PAGES D'ECRITURE
上のblogをご紹介します(太字・色字は武田による)。

LA FACE CACHÉE DE SHINZO ABE:アベシンゾーの隠された顔

週刊誌L'Obs (旧 Le Nouvel Observateur)の2015年5月21日(通巻2637)に掲載された、LA FACE CACHÉE DE SHINZO ABE (アベシンゾーの隠された顔)という記事です。




Japon

LA FACE CACHÉE

DE SHINZO ABE



Loin de son image de réformateur économique, le Premier ministre japonais est lié à une organisation d’extrême droite révisionniste qui prône un retour à l’empire



VINCENT JAUVERT

それは国際政治で、大幅に無視されているとはいえ、主要な事実だ。世界第三の経済大国である日本は、数か月前から、(総理大臣、安倍晋三も含めて)閣僚の4分の3が、歴史修正主義で権威主義の極右団体、「日本会議」と呼ばれる、目立たないが影響力のある団体に属していることだ。

 2012年12月に政権に復帰したとき、安倍晋三が、新自由主義的であると同時に戦前に郷愁を抱く強硬な右翼出身の政治家であることを知らない者はなかった。プーチンやインドの国粋的指導者モーディを称賛していることも知られていた。安倍が近かった、祖父の岸信介が1932年に大日本帝国によって併合された満州のナンバー2であり、次に戦争中に東條内閣の一員であったこと、そして結局、1945年の敗戦の後、A級戦犯として投獄されていたことも、誰もが知っていた。しかし明らかに、反動的で反民主主義的なイデオロギーへの安倍晋三の政治的根強さは過小評価されていた。「数か月前まで、安倍の最終目的は有名なアベノミクス(編集部注:安倍の名を冠した経済再建計画)によって日本経済を立て直すことだと多くの人が考えていた」、上智大学‘国際教養学部)教授の中野晃一は分析する。「今日、安倍が本心を隠さないで行動しているのか、戦後に採択された平和的で自由で民主的な憲法の根本的な改変を日本人により容易に”売り込む“、という目的のためだけに経済的成功を追及しているのではないかと疑問視されている。そうして、彼が1997年の創設時から加入している団体、日本会議に特有の、帝国主義に憧れを持つ、古い秩序への回帰を押しつける目的でも。」

 「逆説的だがこの非常に重要な団体は日本では未だに真価を認められていない」、日本版『リベラシオン』ともいえる『東京新聞』に昨年夏、日本会議に関する初めての長い記事を書いた佐藤圭は言う。「その出発から、日本会議はレーダーに現れないようにあらゆる注意を払ってきた。広告も出さないし、テレビにも出ない。戸別訪問的な活動をしながら、視線の及ばないところで前進していた。その集会はメディアに開かれていない。そして、会員たちには会談の間も、写真を撮る権利もない。」 この信じられない「ステルス性」にはもう一つの理由がある。「日本会議は、より反動的な、地方で発展してきた」と、日本の右翼運動の専門家である法政大学の政治学者、山口二郎は説明する。「大手メディアは、元々ローカルだったこの団体を見下していた。2012年12月の安倍内閣の指名と、さらに昨年秋の内閣改造後、日本会議所属の閣僚の数がさらに増えて、その強大さに面食らうまでは。それまでは田舎の、片隅のものと見なされていたこの極右団体が、日本の政治の中心にいたのだ。

 日本会議は1997年、一つは満州侵略を率いた帝国軍元司令官によって、もう一つは主に神道の宗教団体によって設立された、二つの極右団体の合併により生まれた。「反動的で1930年代に郷愁を抱くこれら二つの集団は、日本が戦争中に行った残虐行為の過ちを告白することに耐えられなかった。彼らによれば、日本人は帝国に誇りを持たなければならなかった」と、山口二郎は説明する。「分裂したままではイデオロギー闘争に敗北しつつあったと理解したときに、合併した。」 彼らの自覚は1995年8月15日に起こった。村山首相が有名な謝罪宣言を述べたときである。その日、世界は第二次世界大戦終結の50周年を記念していた。この機会に、日本が1930年代と1940年代に、「植民地支配」を押し付けるためにアジア諸国を「攻撃した」ことを、日本の政府のトップが初めて、公に、そして公式に認めたのだ。この認識は、帝国軍が政敵奴隷に頼っていたと1993年に認めた、内閣のナンバー2、河野洋平の宣言の後に来たものだ。婉曲に「慰安婦」と呼ばれた女性たちは、朝鮮やフィリピンの村で誘拐され、強制的に軍の売春宿に住まわされた。反動主義者と超国粋主義者には、もう我慢できなかった。反論し、新しい運動、つまり日本会議を建設することが急を要した。新しい団体の事務総長職は、1970年代の極右学生のリーダーで、今も強大な力を持つ、椛島有三なる人物に委ねられた。そしてこの団体は今、3万5千の会員と200の支部を数える。


289 PARLEMENTAIRES MEMBRES

(289人の議員メンバー)

10年前に祖父が亡くなった安倍晋三は1997年に国会議員になる。お友だちと一緒に、直ちに「日本会議」に、次いで日本会議を支持する議員団体に加入する。「当時彼らは、保守のジミントーでも周辺的だった」と、中野晃一は言う。「20年近く経った今日、彼らはジミントーと内閣を席巻している。そして日本会議は、国会の40%に相当する、289人の議員を集めている…」 彼らのスローガンとは? 戦後の日本、「アメリカに押し付けられた」制度と生活様式から決別することだ。彼らは、「勝者の正義」、戦争犯罪人を裁いた東京裁判の正当性を認めない。彼らは歴史を自らの味付け、敗者の歴史を書き直したがっている。日本帝国はアジアの民衆を「解放した」と声高らかに断言したい。1938年の日本軍による南京大虐殺は作り事であり、最悪でも、民間人に変装した数百人の中国兵が死亡しただけだ(日本人も含めてまともな歴史家は少なくとも数万人の民間人が拷問された後に殺戮されたと考えているのに)。日本会議の歴史修正主義者らは、「慰安婦」は勇敢な日本兵を慰めて月末に手取りを増やして喜ぶ、単なる自発的な売春婦だったと断言する(この主題に関して帝国軍に反対する証言が圧倒的であるにもかかわらず)。



CHANGER LES LIVRES D'HISTOIRE

(歴史書を変えること)

日本会議の目的は、歴史書を書き換えることだ。有利な状況を作ることから始めた。間もなく、中学校の教科書は、歴史学者の視点と同じく論争中の問題に関して「政府の公式の立場」を言及しなければならなくなる。「別の言い方をすれば、歴史修正主義のぱっとしない教師が、南京で民間人の死者はなかったと断言すれば、それが我々の子どもたちの教科書に書き込まれることになる」、政治学者の中野晃一は説明する。教育に関して、日本会議は「愛国」教育への回帰を熱望する。彼らの夢は、1890年代の帝国時代の法にできるだけ早く近づくことだ。個人に対して天皇への全面的な服従を押し付け、将来の神風の複数の世代にわたって洗脳してきた法に。

 これで全てではない。「アメリカの圧力下で」採択された、1947年の平和憲法を、日本会議は根本的に変えようとしている。その最初の標的は、第9条だ。この中で日本は「戦争を、永久に放棄」している。国粋主義者は世界のどこでも、そして「自衛力」だけではない軍隊を望んでいる。「安倍と日本会議にとって、第9条の廃止は決定的に重大だ。なぜならこの条文が軍国日本との決別を意味しているからだ」、『朝日新聞』論説委員の大野博人は説明する。運動は既に進行中だ。昨年7月、政府は初めて、「自衛隊」が日本の国土を離れて同盟国を助けることを憲法9条が認めていると断言して、同条の解釈を変更した。それが最初の突破口だ。日本会議は他の条文、最初に婚姻における男女の平等に関する第24条と決別するために、そこに殺到しようとしている。彼らにとってもちろん、夫は全ての領域で配偶者を支配しなければならない。彼らはまた、戦前の風習に戻ることを望んでいよう。学校では、まず男子、次いで女子の五十音順で点呼されること… とりわけ、戦後の裁判で裁かれた戦争犯罪人を含む、死亡した兵士が祀られる、靖国神社に国家が関わることを邪魔する、宗教と国家の分離に関する16条も廃止することを目指す(中国と韓国の気分を害して、安倍晋三は2013年12月、首相就任1周年に靖国神社を参拝した)。最後に、明らかに、日本会議は天皇が、一種の権威主義的民主制に変質した日本の政治の中心に戻ることを望んでいる。

 安倍とそのお友だちの反動主義者は、どこまで行くことができるだろうか? 日本の誰もが、第二次世界大戦終結70周年記念の8月15日に首相が発するに違いない声明を待っている。前任者たちの宥和的な宣言と、どの位まで距離を置くことになるだろうか? 「ホワイトハウスは、地域の他の同盟国を失う恐れがあるため、余りにも反動主義の臭いがすることは受け入れられない。」 そして、国民がいる。安倍の目的は、2016年7月の参院選を利用して、国会で憲法を変えるために必要な圧倒的多数を得ることだ。それができるだろうか? 「日本会議はエリートの運動だ」、中野晃一は言う。「大多数の国民は、その思想の大部分に反対している。しかしその受動性のために、特にアベノミクスが上手く行っていれば、国民はされるがままになりかねない。」 少なくとも今のところ思いがけない人物が抵抗勢力になり得る。81歳の天皇、明仁だ。日本会議が政治問題に戻るのを待っている、その人である。さる1月、新年の祝辞に際して、天皇は行間で、歴史の反動的な解釈に反対であることを示した。2月、長男である皇太子、55歳の徳仁殿下はさらに雄弁だった。極めて稀な記者会見の席で、皇太子殿下は、戦争の歴史が「正しく伝えられる」ことを望んだ。逆説的に、皇室は今や、日本の自由民主主義の最も優れた盾となっている。


L’OBS/No2637-21/05/2015


あくまでも、フランスの週刊誌の記事を紹介しただけですのであしからず。
それにしても、ここに書いてあることを知らない日本人がいるのかどうか知りませんが、知っていてあれだけの支持率だとしたら恐ろしいですね。

国民の権利を含む、日本国家に対する最大の脅威はアベシンゾーとジミントーだと思っていましたが、実は一部を除く日本国民そのものが脅威だったりして・・・(以下略)


 
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NHKにんげん日本史「伊藤博文」 本質がよくわかる優れた教科書です。みなの必読本。

2015-03-06 | 書評

  伊藤博文は、吉田松陰の死刑(安政の大獄)で、桂小五郎(=木戸孝允)らとその遺骸を引き取る時、師の教えであった『尊王攘夷』(天皇を敬い、天皇中心の国をつくり、外国を打ち払う)の実現を心に誓い、その思想(イギリスへの密航留学で『尊王開国』に変わるが)に基ずく「維新」と国づくりに生涯をかけました。

 

  NHKにんげん日本史「伊藤博文」(出版は10年前)は、明治政府の中心者・伊藤博文の「思想と行為の意味」を簡明に知るには、とてもよい本です。冷静・公正でよく意味が分かる《近現代史の教科書》として強く推薦します。彼を評価する(功罪を考える)上で、とても役立ちます。

  小学生高学年から中学生の必読本と言えますが
こに書かれている「意味内容を把握している人は、大学生でもほとんどいないのが現状です。

  こういう基本の事実とそれがもつ意味を知ることは、いまの政治を判断する上でも欠かすことができませんので、大人の方もぜひお読みください。大きな活字と、分かりやすい説明で、すぐ読めてしまいます。

  ネット時代、ヒドく歪んだ見方や、一面的な情報飛び交いますので、基本をしっかり理解しないと、こわいです。


  武田康弘

 




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 泥憲和著【日本政府による従軍慰安婦問題】ーー英語版(三枝恭子訳)が完成。

2015-02-20 | 書評

このblogで昨年8月に、正鵠を射る 〈泥 憲和さんによる従軍慰安婦問題の論文〉を、「どなたか英訳して下さりませんか?」と呼びかけたところ、米コロラド州在住の言語学者である三枝恭子さんが名乗りをあげてくださいました。

昨年12月に一時帰国された際、三枝さんは、我孫子の拙宅と白樺教育館を訪ねられて楽しい時を共有しましたが、昨日、彼女の労作を白樺教育館ホームページにアップしました(アップは古林治)。

いま日本は、世界良心のシンボル=言語学者のチョムスキー氏も警鐘を鳴らす通り、ウルトラナショナリスト安倍首相の言動により、平和主義は風前の灯火です。
安倍首相に対しては、元の自民党幹事長たちも口をそろえて「保守ではなくウヨクである」と言いますが、戦前の国体思想を反省しない安倍首相の登場以来、ウヨク排外主義者たちが勢いずき、戦争責任(とりわけアジア近隣諸国に対する)を曖昧にしたり、ヒドイ嘘の言説が巷にあふれるようになりました。

とくに「従軍慰安婦問題」は、著しい女性の人権侵害問題ですが、その本質をうやむやにする恥知らずな言説がわが国を覆っています。その中で安倍首相をはじめウヨクの嘘と誤魔化しを完膚なきまでに批判して真実を明らかにした泥憲和さん(防空ミサイル部隊所属の元自衛官で平和運動家・昨日のblogをご参照下さい)の論文は、日本の民間人の良心を現したもので、極めて高く評価されるべきものです。

その論文の英訳完成により、国連をはじめ、世界の多くの人々が論文が読むことが可能となりました。同じ敗戦国のドイツは、政府・国をあげて戦争反省を徹底して行って来た為に却って尊敬を集めるまでになりましたが、日本では、戦前の権力者とその子孫たちの保守主義により、今なお、大日本帝国への郷愁が残るというテイタラクです。実に愚かで恥ずかしいことと言わねばなりません。日本は政府は三流ですが、志ある民間人には大変優れた人が大勢います(民高官低)。日本の名もなき民間人の驚くべき次元の高さを世界に示すのが、泥憲和さんの論文です。

世界に尊敬されるのは、過去の過ちに真正面から向き合い、深く反省する気高い精神をもつことです。夜郎自大の醜さは、軽蔑を招くだけのこと。


武田康弘

 

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集団的自衛権ダメよダメだめ 元自衛官防空ミサイル部隊の泥さん、安倍首相に宣戦布告本!

2014-12-02 | 書評

元自衛官・防空ミサイル部隊所属の泥憲和(どろのりかず・本名)さんは、7月に、安倍首相のウソを暴く「集団的自衛権」批判の演説をしましたが(これが生まれてはじめて人前で話した経験とのこと!ビックリです)、

その演説文をシェアしたわたしのこのblogには、facebookよりの「いいね!」が150000(15万)件付くという恐ろしい!?事態となりました。まだまだ増加中!

その、今年の流行語大賞に「集団的自衛権」を選ばせた最大の功労者であろう泥憲和さんの本が出ました!!『安倍首相から日本を取り戻せ』(かもがわ出版刊)

自衛隊での実体験に基づく明快な論理、仏教や哲学にも豊かな素養を持ち、かつ大地に足がついた論説には、学者も政治家も官僚も評論家もかないません。この書を読んでまだ安倍首相とその政権を支持する人がいるとは考えらぬほど。

わが日本人は、選挙の前にこの本を読まなければ、と思います。後悔先に立たず、です。


武田康弘

泥さんの邪鬼退治

 

 

 

 

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今日は、泥憲和さんの1回目の出版記念講演会 『安倍首相から日本を取り戻せ』!!(元防空ミサイル部隊)

2014-11-21 | 書評

以下は、かもがわ出版のホームページです。

最高にタイムリー!!

今日は、泥憲和さんの1回目の出版記念講演会

2014年11月21日

 カンパを頂いた方には、そろそろサイン本が着く頃ですが、どうでしょうか。そう、我らが泥さんの『安倍首相から「日本」を取り戻せ!!──護憲派・泥の軍事政治戦略』のことです。

 元自衛官。自衛隊に反対するデモをどう考えるか苦渋しているときに、教官から「デモの自由のある日本を守るのが自衛隊だ」と教えられ、そういう日本を保証する憲法を守ることと、自衛官であることの両方を誇りにして生きてこられてきました。

 その泥さんが、自衛隊合憲論の立場から、安倍首相をこっぴどく批判し、まともな軍事戦略をこの本で打ち出しています。面白くないわけがありません。

 私、泥さんのこと、ずっと前から感謝しているんです。蓮池透さんの『拉致──左右の垣根を超えた闘いへ』を出したとき以来です。

 蓮池さんのことも、その本のことも、いまでは左翼業界からだって受け入れられていますが、本を出した5年半ほど前は、そうじゃなかったんですよね。蓮池さん、「9条を改正して、拉致被害者救出のため自衛隊を北朝鮮に送れ」みたいなことを言ってたし、うちから本を出して、いいことが書いてあっても、「本当なのか?」「どうせまた変わるんじゃないか?」なんて受け止めがあったんですよ。9条の会なんかに、「講演で呼んでもらえませんか」と持ちかけても、当初、「9条とは関係ないし」なんて言われる日々が続きました。

 そういうときに、泥さんから電話があったんです。彼が事務局をしている姫路の9条の会で蓮池さんを講演に呼びたいという内容でした。

 すごくうれしかった。蓮池さんの本をつくるには、私としてもすごく勇気がいったし、サブタイトルで「左右の垣根を超えた闘いへ」なんて打ち出しながら、左からは受け入れられなかったとなれば、蓮池さんにも申し訳がたたないと思っていたんです。その危惧を払拭してくれたのが、泥さんなんです。

 そのことだけでも、泥さんのことがよく分かります。被害者への共感、何が護憲運動に求められているかの洞察、おそらく反対も多かったであろうなかで貫いてくれた実行力。いろんなものを兼ね備えている人です。

 その泥さんの安倍批判、平和戦略、慰安婦論。鋭い論理と暖かいまなざしが溶け合った本です。是非、ご一読を。

 本日の神戸(18時半より、元町駅西口から徒歩8分の「こうべまちづくり会館」)を手始めに、12月22日の東京まで、4回の出版記念講演会があります。予定一覧はここにあります。参加費は1000円ですが、泥さんの本を出版するということで事前にカンパを頂いた204名の方は無料です。

 是非、ご参加ください。つい最近、大事件が発生しまして、一風変わった泥さんと会うことができます。では、本日、会場で。
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すごい説得力ー強烈な安倍首相批判=元自衛官(防空ミサイル部隊)の泥 憲和さん。 「いいね!」を14万件頂きました。感謝!

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戦後日本社会の見事な分析と俯瞰ーこれからの社会を考える指針となる名著。必読です。矢部宏治著

2014-11-07 | 書評

ついにこのような本が出る時代になったのだな~~とえらく感心。

平易で明晰、戦後日本社会の構造を見事に分析し俯瞰した本書は、ほんとうに役立つ生きた社会学であり、一読、驚きとよろこびでいっぱいです。

ピュアで思惑のない叙述、固定観念に縛られず、専門の学者のエゴやしがらみから無縁の爽快な論述。

学生は、この本で学べば、社会学の面白さと威力を知り、社会人=公共人になるよろこびを覚えるでしょう。

また、誰しも、従来の政治対立のつまらなさ、レベルの低さを痛感されることと思います。必読です。

いたずらに思想的な言い方になっていないのも好感であり、著者の精神の健康・健全を強く感じます。

透明でどこまでも見通せるような本書の出現は、これからの社会学の基盤・座標軸になるものと確信します。


『日本はなぜ、「原発」と「基地」を止められないのか』 矢部宏治著 集英社刊 1200円+税
2014年 10月29日 初版

武田康弘

 

 

 

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『安倍首相から「日本」を取り戻せ!!』が佳境に  かもがわ出版社長

2014-10-11 | 書評

 7月に元自衛官(防空ミサイル部隊所属)の泥 憲和さん(本名)の街頭演説をこのblogでシェアしたところ、
Facebookからの「いいね!」を現在までに12万件頂きました。とても感謝です。

 その泥さんの本が今月末ころに発売予定ですが、その件について出版社(鴨川出版)の社長がblogを出していますので、
以下にシェアします。

とても楽しみです。発売時にわたしの手元にも届きますので、その時にまたご紹介します。

 

 

『安倍首相から「日本」を取り戻せ!!が佳境に

2014年10月1日

 

 覚えておられるでしょうか。7月15日付で、「泥憲和さんの本の出版へご協力をお願いします」という記事を書きました。

 元自衛官の泥さん(本名ですよ)、これまでも護憲とかヘイトスピーチ反対などの分野で活躍されてきました。6月でしたでしょうか、集団的自衛権に反対する街頭演説の内容をフェイスブックにアップしたら、瞬く間に2万4000もシェアされるという驚異的な反響を呼び起こしました。

 その泥さんの本をつくろうという話が急速にまとまりました。でも、まったく無名だった泥さんの本をつくるって、売れ行きのことを考えると、出版社としてはすごく勇気がいるんですよね。

 そこで、池田香代子さん、池辺晋一郎さん、伊勢崎賢治さん、伊藤真さん、羽柴修さん、柳澤協二さんに呼びかけ人になってもらい、資金協力を呼びかけたとのです。それが、7月の記事の内容でした。

 すごいんですよ。呼びかけにこたえて、200人もの方がカンパを出してくれました。120万円も集まったんです。昨日、自分も資金協力したいという方から電話がありました。もう期限が来たのでお断りしたんですが、そうしたら、「じゃあ、20冊買いますので予約させてください」ということでした。

 元自衛官ということとか、安倍さんを何とかしたいという気持ちが高まっていることとか、いろいろな要素が合流して、こういう結果になったんでしょうね。出版の新しい可能性を生みだすんじゃないかと期待しています。
  
  とはいえ、まず本をつくろうという決定が先行して、実際の本づくりは、それと平行した作業なんですよ。いくら泥さんに執筆する力があるとはいえ、本にするだけのものをつくるって、そう簡単ではありません。毎週の講演会をこなしながら、いろんな方の協力もえつつ、がんばって書いていただき、ようやく昨日、書き上げてもらいました。

 普通だったら、原稿をもらってから、ゲラを出すまで、一カ月はかかりますよね。どんなに急いでも1週間です。でも、この本、9月末に出すと予告したので、いくらなんでも10月中には出さないといけません。

 ということで、本日、あらゆる力を総動員して、ゲラづくりの最中です。10月末には完成すると思います。

 反響が大きいので、特別に、弊社のホームページで「予約注文」できるようにしました。ご期待ください。

 

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絵本 「戦争のつくりかた」  戦争で死んでも政府がほめてくれます。

2014-09-28 | 書評

おとうさんやおかあさんや、
学校の友だちや先生や、近所の人たちが、
戦争のために死んでも、悲しむことはありません。

政府がほめてくれます。
国や「国際貢献」のために、いいことをしたのですから。

人のいのちが世の中で一番たいせつだと、
今までおそわってきたのは間違(まちが)いになりました。

一番たいせつなのは、「国」になったのです。

 

いま話題の10年前に今を予言したこども向け絵本=新・戦争のつくりかた(りぼん・ぷろじぇくと)より。



 

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泥憲和さんってこんな人・安倍首相をノックダウンさせた元自衛官のblog

2014-07-12 | 書評

 泥憲和さんが7月1日に書いたblogは、facebookで、シェア2万数千件!!(前代未聞)
わたしがこの「思索の日記」で7月5日の夜に紹介したところアクセスが急増、現在までの「いいね」は、なんと7万5千件です。

 彼とは、インターネット上で友人となり対話しましたが、実にたいへんな勉強家。情報・知識に振り回される人とは正反対で、自分の頭で考える生きた哲学の実践者であることが分かり感動しました。

 1日の当該blogを読んだ人がら友達申請が殺到して1000人を超えてしまったとのことですが、コメント欄の的確な応答には、足が地についた知性と、相手を気遣うやさしさと、抜群のユーモアがあり、素晴らしい!!
 その後のblogも射抜くような鋭さで、感性が鈍く、直観力の弱い一般の学者や評論家とは大違いです。心身の鍛え方が違う!官知・公式知・表層知とは異なる「民知」の素晴らしさですが、親鸞を尊敬する浄土真宗(大谷派)門徒でもあり、なるほどです。

 彼の最近のblogを一つご紹介します。

 

泥 憲和

710· 編集済み

【戦争と想像力 バスラ攻防戦の話】

イランイラク戦争を覚えておられるだろうか。
最新兵器を装備したイラク軍が、イスラム革命で経済封鎖されていたイランに攻め入って起きた戦争だ。
それがあったことは知っていても、どんな戦争だったかを知る人は少ないだろう。
なかなか勝敗がつかない戦争を、日本のメディアは「イライラ戦争」と名付けた。
どちらかが勝ってどちらかが負ける、ゲームみたいなものだと思っていたのだろう。
そんな頃、高名な評論家がこの戦争を評して書いた。
 「だらだらと、退屈な戦争」と。
平和な国で机に向かって「だらだらと退屈な戦争」と書くのは簡単だ。...
だが戦う兵士は、そんな奴らの興味を満たすために戦っているわけではない。
イランイラク戦争とは、どんな戦争だったか、その一端を書いておきたい。

開戦当初は優勢なイラク軍だったが、イラン国民の死に物狂いの抵抗にあい、イラン領土から追い返された。
 復讐心に燃えたイラン軍は、逆にイラク国内に攻め込んだ。
 国境に近いバスラは、イランの大軍に包囲された。
バスラ攻防戦の始まりである。

補給が途絶え、飢え乾いたイラク兵は、自分の小便を飲んで耐えたという。
バスラの巨大なイラク軍陣地を攻略するイラン軍は、陣地周辺に無数に埋められた地雷原に苦慮した。
バググダッドから援軍が到着するまでに陣地を攻略したいイラン軍は、焦った。
そこで彼らは、革命防衛隊に少年少女を招集した。

武器を持たない子どもたちは、何千人もが隊列を組み、手をつなぎ、革命歌を歌いながら地雷原を歩いて渡り始めた。
たちまち地雷を踏みつけて、轟音とともに子供たちの体が吹き飛ぶ。
つぎつぎに地雷を踏んで肢体をバラバラに吹き飛ばされたが、生き残った子どもたちはひるむことなく歩き続けた。
どうにか地雷原を渡り切った彼らを待ち受けていたのは、イラク軍の容赦ない機銃掃射である。

死屍累々たる殺戮の後、啓開された地雷原をイラン軍の本体が突撃していった。
その大部隊に降り注いだのは、イラク軍の無数のロケット砲撃の雨だった。
あっという間もなく、数万人のイラン軍兵士が跡形もなく吹き飛ばされた。
この惨状に、イラク軍兵士でさえトラウマに襲われたという。

これが、国の存亡をかけた戦場というものだ。
この戦争を、「だらだらと退屈な戦争」と書いた評論家の名を今でも覚えている。
 立花隆といった。
だらだらだと?退屈だと?
知識のないことからくる想像力の欠如は恐ろしい。
それは思想の左右を問わない。
まして権力を握ったものの想像力欠如は、国の将来を左右するだけに、本当に恐ろしい。

はたして安倍さんは、どうなんだろう。
 戦場の実態を知って政治をしているのだろうか。
それは怪しいものだと、私には思えてならない。
安倍さんはいちど戦場に出かけて前線で砲撃の洗礼を浴びれば良い。
だが、勇ましいことを唱える政治家は、自分の身を危険にさらすことがないのだ。
 命をかけて苦労するのは、いつでも下っ端なのだ。
そして死んだものは二度と声を上げることができない。
ならば、生きている私たちがせめて彼らの代弁をするしかないではないか。

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「人権は国境を越えて」 伊藤和子著 岩波ジュニア新書

2014-06-06 | 書評



 今日でも、対外的には「人権後進国」の側面が強いアメリカ、
下のBlogのエレノア・ルーズベルトさんも闘ったアメリカの現実は、
現代では、アフガンをはじめ多くの国で展開するアメリ軍の非人道性=反人権行為が明らかにし ていますが、
われわれ日本人は、アメリカ国防省の発表する彼らに都合のよい情報のウズに囲まれて、真実と は大違いの認識を持たされてしまいます。

「軍事」という領域では、批判的・多角的な情報、公平で理性ある情報はありませんので、本書の著者のように、実際に現地に入り、現地の人々の体験談と本音を聴き知ることが何より大切だと思います。

 実際 に知った「現実」を中心にして思考した本書は、貴重な生きた情報を与えてくれます。テレビのようなスポンサーの意向に縛られずに、著者が自由に「ホントウ」に見聞きしたことを紹介しています。衝撃です。
 想像を超えた桁違いの人権侵害を日常化するのが戦争で あり、「戦争放棄」の先進性を捨て去ることは愚かの極みであることが実感されます。

  紹介の順序が逆になりましたが、本書は、志をもった若手女性弁護士が、学生時代からの「思い」に突き動かされ、世界の想像を絶する人権侵害の現実を知り、それに挑戦する行動の一環して書かれたもので、感動的なまでに主体的です。女性と子ども、世界と日本(とくに福島)の現実を真正面から見据えて。

  小学生高学年から大人まで、ぜひ。


武田康弘

 

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