安倍元首相を射殺した元海上自衛隊員は、政治的思想的な理由ではなく、人として許せなかった(宗教団体との関係とも)とのこと。
そうであれば、「民主主義に対する敵」とはおかしいですね。マスコミ報道はピントが外れています。そうではなく、「暴力は敵だ」ということです。
安保法制で露骨なまでの憲法違反(憲法学者の大多数が違憲と判断)をして民主主義を破壊する政治をしてきたのは安倍元首相自身です。
武田康弘
日本のマスコミは、あまりにも偏り、ロシア側の主張はほとんど伝えず、ウクライナのゼレンスキー大統領や過激な民族主義団体アゾフ隊の主張をそのまま真実として報道しています。
これは、ジャーナリズムの自殺行為と言えます。
21世紀の世界の良心といわれる言語学者のチョムスキー(米国人で、ノーベル賞に言語学賞があれば、3個は確実に受賞しているといわれます)の二度のインタビューは、このblogでもご紹介しましたした。ロシアの言い分も聞くこと、停戦を優先することを力説していました。
スイス軍の専門家の大変に長い記事も紹介しましたし、
アメリカの元陸軍大佐の説明や、元上院議員による解説も載せました。
みな、2014年にはじまるウクライナ政府や軍によるひどい行為について説明していましたが、東ドンバス地方の惨状は、フランスの女性ジャーナリストによるドキュメンタリー映画(2015年)をご紹介しましたので、よく分かると思います。
なぜ、それらを日本のマスコミは伝えずにきたのか、なぜ、ロシアを敵国扱いするのか、誰もそれにより得をすることはありません。
わたしは、ロシアやウクライナ(元は共にソビエト連邦)についての専門家ではありませんし、何も断定的には言えませんが、情報ははじめから色をつけてよいはずはありません。逆サイドの情報も知るべきですが、fbで友人となったかがみ道子さんは、ロシアからの情報も頻繁にだしていますので、見ることをお勧めします。なにが真実かを断定することは不可能ですが、複眼的視点をもつのはとても重要です。
武田康弘
ウクライナ東部への激しい爆撃が、ウクライナ軍により行われているとロシアのメディアは詳細に伝えています。
2014年から8年間、工場や社会的インフラを徹底的に破壊してきた為に、無傷の建物はほとんどなく、人々は地下で暮らしています。
その様子は、フランス人の女性ジャーナリストがドキュメンタリー映画で紹介しています。
なぜ、ウクライナ軍による東部=ドネツクの激しい破壊活動を日本のテレビ局は伝えないでしょうか?
武田康弘
偶然と必然の二重螺旋のような東国政権樹立から京都朝廷の無条件降伏(承久の乱)まで
=「鎌倉殿の13人」は、日本最大の変革を描くNHK大河の最高傑作。
このドラマにより明治維新の呪縛から解放され、皇族が京都に戻れば日本は劇的に変わる。
伝統回復と個人性の開花=社会変革が同時に訪れる可能性がある。
武田康弘
いまの主人公・頼朝 神護寺・撮影土門拳
東国武士たちは、京都の異人をトップに据えて戦った。
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ただし、これはドラマであり、事実の詳細は分からないものが多く、それを補い、話の展開を面白くするために、
つくられた話である部分も多いのです。義時の長男の泰時の出生についても分かってはいません。
fbに出したものです。
「天皇の男系男子のDNAを守れ!という(全然つながっていない妄想話)集団が「日本会議」で、わざわざそれを主張する小冊子まで売っている(Amazonで買える・笑)その団体に維新の会の全員と自民党議員のほぼ全員が入っている。到底まともな国ではない。それで愛国心?満点大笑~~」
あまりにも愚かしくて、批評の言葉もないのがわが日本という国です。まずは自覚が必要ですね。
頭、大丈夫????
頭と心を治すには、「明治政府がつくった天皇という記号」(pdf)の熟読が必要です。無料で読めます。
武田康弘
14日(土)の古希の祝いー恋知の会の様子です。
みなさま、ありがとう~~~~~~~~

他の写真は、クリックしてください。FBに飛びます。
受験塾は、紋切型頭=人間しかつくらない。
アインシュタインは、学業成績はよくなく、
複数科目で赤点、ギムナジウムを中退した。
受験勉強は、紋切型頭=人間しかつくらない。
言い方を変えれば、機械頭であり、二次元頭であり、白黒頭だ。
多層性をもたず、内部から湧出するパワーを持たず、「わたしの頭」ではない。
受験塾とは、そのような頭に変える施設であり、頭=人間から色を消してしまう。
フッサールの言葉だが、「事実学は事実人しかつくらない」。
いまの学校知は、身体知、感じ、想うという人間的頭脳の中心であるイマジネーションを育てず、言語中心主義=言葉の暗記中心の堅苦しく息苦しい知だ。
意味論≒本質論のない事実学の累積は、特定パターンを仕込むことで人間的な頭脳を破壊してしまう。だから「優秀者?」ほどたんなる「事実人」(犬やサルではなく事実として人であるに過ぎない)に陥るのだ。「東大病」。
水面下を見ること、地面を掘り進めること、内的意味充実の世界を拓くこと、多色で広がりゆくイメージをもつこと。自由自在に羽ばたくこと。これらのもっとも重要な人間的頭脳を破壊し、灰色で単線的で色艶のない頭=人間を製造するのが、受験主義の勉学であり、受験塾である。受験塾が大手をふるう日本に未来はない。もうおわり。
哲学(ほんらいの訳語は「恋知」)も沈思と内的自己の開発を礎とするのではなく、「言語ゲーム」という趣味の世界に陥る。
武田 康弘
これは、今出したblogから一部を抜粋したものです。
貴重な事実の説明です。全体は、前にもどれば見れます。
民族主義ー純潔主義は、どこの国にもあり、日本でも、ユダヤでも、ウクライナでも・・・・それは偏狭な意識が生む愚かで危険な思想です。われわれ現世人類は、みなクロマニヨン人であり、肌の色などにみられる違いは、環境に合わせての変化であり、すべて同一種なのです=人類の進化の歴史はDNA調査で明瞭です。(武田康弘)
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ー なぜウクライナには準軍事組織が多いのですか?
2015/2016年、私はNATOと共にウクライナに滞在していました。
ウクライナは大きな問題を抱えていました。
ウクライナ軍は非戦闘行為による死傷者が多く、兵士が不足していたのです。
自殺やアルコールの問題で死傷者が出た。
採用がなかなか決まらない。
国連での経験を買われ、協力を依頼されました。
それで、何度かウクライナに行ったんです。
要は、軍隊が住民の間で、また軍隊の中でも信用されていなかったということだ。
そのため、ウクライナは準軍事組織をますます奨励し、発展させてきた。
彼らは右翼の過激派に突き動かされた狂信者である。
ー この右翼的な過激さはどこから来るのでしょうか。
その起源は1930年代にさかのぼる。
ホロドモールとして歴史に名を残す極度の飢饉の後、ソ連権力への抵抗勢力が出現した。
スターリンは、ソ連の近代化を進めるために、農作物を没収し、飢饉を引き起こしていた。
この政策を実行したのが、KGBの前身であるNKVD(当時は内務保安省)である。
NKVDは領土単位で組織されており、ウクライナでは多くのユダヤ人がトップの指揮官を務めていた。
その結果、共産主義者への憎悪、ロシア人への憎悪、ユダヤ人への憎悪と、すべてが一つのイデオロギーに混同された。
最初の極右団体はこの頃にさかのぼり、現在も存在している。
第二次世界大戦中、ドイツ軍はステパン・バンデラのOUN(ウクライナ民族主義組織)やウクライナ反乱軍など、これらのグループを必要としていた。
ナチスはこれらの組織を利用して、ソ連後方で戦いました。
当時、第三帝国の軍隊は、1943年にソビエトからハリコフを解放した第2SS機甲師団「ダス・ライヒ」のように解放者とみなされ、現在もウクライナで祝典が開かれている。
この極右の抵抗運動の地理的な震源地は、旧ガリシアのリヴォフ(現リヴィウ)であった。
この地域には、ウクライナ人だけで構成された「独自の」第14戦車擲弾兵ガリツィア親衛隊師団もあった。
ー 第二次世界大戦中に結成されたOUNは、ソ連時代を生き抜いた?
第二次世界大戦後、敵はソビエト連邦だった。
ソ連は、戦時中、これらの反ソ連運動を完全に排除することはできなかった。
アメリカ、フランス、イギリスは、OUNが有用であることを認識し、破壊工作と武器でソ連と戦うためにOUNを支援した。
1960年代初めまで、ウクライナの反政府勢力は、エアロダイナミック、ヴァリュアブル、ミノス、カパチョなどの秘密作戦を通じて、西側から支援を受けていた。
それ以来、ウクライナは欧米やNATOと密接な関係を保っている。
現在では、ウクライナ軍の弱体化により、狂信的な極右部隊が使われるようになっている。
ネオナチという言葉は、非常によく似た思想を持ち、そのシンボルを持ち、暴力的で反ユダヤ的であるが、完全に正確ではないと思う。
ー続きー

ウクライナのアゾフ隊とは何か。その歴史と儀式と思想。誰もが知るべきことです。(クリック)
15分です。
イギリスのジャーナリストで、数々の戦場をなまで知るアリス氏(英・ローリー・ヴェック賞受賞者)の証言です。
客観性をもつ見方で、かつ豊かな事実の紹介と、本質を抉る話で、実態がよく分かります。
武田康弘
今に生きる31年前の【討論塾・討論会】の模様を紙上再現! ホームページ編集は古林治さん。
PDF化もします。しばらくお待ちください。
第1回 社会批判の根拠 第2回 自我論と真理論 第3回 現象学の意義。
文責は、武田康弘
91年5月 竹田青嗣(44才) 武田康弘(39才) 竹内芳郎(67才)

市民皆殺し・焼夷弾ですべてを破壊した米軍。原子爆弾まで投下して皆殺しを繰り返した米軍。今のロシアの戦争などく全く比べものにならない。アメリカは、とんでもないレヴェルでのジェノサイドをやったことを未だに謝罪しない。だから、わたしは決してアメリカを許さないのです。なぜ謝罪しない、それで他国のことをいう権利はないのです。思想的哲学的にアメリカは低次元でしかなく、ハーバード大のディベートショーを喜ぶ小林正也(千葉大)やNHKなどお笑い劇場です(笑・脱線失礼)。
だから、わたしは、明治政府がつくった天皇現人神という国家カルト教を正さない限り、個人としても社会としても「よく」生きることは不可能だと考えて、狂気が誕生した源を哲学的(個別学問的にではなく)に明らかにし、その根元を断ち切るための努力をしてきました。
ロシアは製鉄所から市民を逃がす人道回路をつくった(NHKニュース)が、ウクライナ政府はあくまで戦うと表明。市民を盾にすることは許されないはず。なぜ白旗をあげないのか?ウクライナ政府は狂っている。戦前の日本とダブる。
「一方的な制裁の乱用に反対する。ウクライナ問題を対話や協議により解決すべきだ。NATO=北大西洋条約機構の拡大には反対する」(習近平)は、その通りであり、正しい考えだ。
そもそも経済制裁が国際関係を好転させたことはない。制裁する側も経済的打撃を受ける。愚か極まる。
武田康弘
大島久子さんは、今年で98歳ですが、お電話での声も大きく張りがあり、若若しいです。
久子さんは、柳兼子さんのただ一人の内弟子で、駒場の民芸館に一緒に住まわれていた方です。柳と志賀直哉は姻戚関係でしたので、志賀も頻繁に訪れてその話をよく聞いていて、わたしに面白い話をいくつか教えてくれました。
わたしの書いた「柳宗悦への見方」や「恋知1章2章」や「わたしと共和制ー楽しい公共社会を生むために」などについて、お褒めのお手紙を頂いたり、賛同のお電話を頂いたりで、励まされます。故松橋桂子さん(清瀬保二さんのお弟子で「柳兼子伝」の著者)のご紹介で、もう20年以上のお付き合いです。たいへんなお嬢様とのことで(松橋さんからのお話)、他人の家に遊びに行ったことは一度もないそうですが、はじめて、拙宅に遊びに来られました。長時間お話して意気投合しましたが、名誉なことだと思いました。
その大島久子さんから、とても貴重な本をプレゼントされました。以下に写真を載せます。柳兼子さんの1933年(昭和9年)の著作です。
この後、ベートーヴェンの歌曲本も出す予定でしたが、時代状況が悪くなり、果たせなかったとのことです。
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以下は、大島久子さんからの今年の年賀状ですが、98歳になるとはとても信じられません(驚)
武田康弘