強烈なリズム、躍動する生命感、実に楽しく面白い。
従来の演奏とはまるっきり異なる斬新なモーツァルトの交響曲全集
わたしは、後期の3枚を堪能しました(し続けています)。
まず、最初に35番ハフナーと38番プラハの一枚(第10集)をどうぞ。
ロックのようなモーツァルトで、血沸き肉踊ります。
わたしは、SACD盤を買いましたが、CDならば、全曲12枚組が安く(5000円以下)入手できます。HMVなどで(Amazonでも)。
強烈なリズム、躍動する生命感、実に楽しく面白い。
従来の演奏とはまるっきり異なる斬新なモーツァルトの交響曲全集
わたしは、後期の3枚を堪能しました(し続けています)。
まず、最初に35番ハフナーと38番プラハの一枚(第10集)をどうぞ。
ロックのようなモーツァルトで、血沸き肉踊ります。
わたしは、SACD盤を買いましたが、CDならば、全曲12枚組が安く(5000円以下)入手できます。HMVなどで(Amazonでも)。
戦争ゴッコのような非現実の観念遊戯(「北朝鮮がアメリカ軍を標的に発射したミサイルをわが日本軍が落ち落とす」!?という国会答弁、バカじゃないの)に興じる安倍首相。
アメリカ軍との一体化でアジアの覇権を握るんだ、という戯けたナショナリズムの安倍内閣。
雪対策は後手後手で、いつまでも孤立市町村が残る。
なんのために、高い税金で自衛隊を維持しているのか!!災害救助こそ最大の仕事でしょうよ。
戦争ゴッコのために自衛隊がいるのでしょうか。
いい加減にしろよな、と言いたい。
政府の仕事は全部われわれの税金でやっているのですよ。あなた方の給料やボーナスも全部、わたし(たち)の税金。
政府の対応の遅さといい加減さには、心底から怒りがこみあげてくる。
武田康弘
優れた書と評判でしたので、 『日本人のための憲法原論』(小室直樹著・集英社刊)を読みました。
一般の大学教授とは次元を異にする明快な論法で感心しました。わたしの見方とダブる点も多く、共感しつつ読み進めましたが、最後の「つまずき」を見て、、うーん、やはり、「物書き」!旧態の概念に縛られてしまい、新たな発想や原理的思想を生み出すことができない。その点、残念だなと思いました。
彼の意見は次のようなものです。
「現代の日本は、天皇が『人間宣言』をしたために、何が正しいか、悪いかを決めてくれる権威を失って、金だけが尺度になってしまった。今や、子どもたちはモラルを完全に失ってしまった。このようなアノミーを作り出した原因を遡れば、すべて新憲法に行き着く。占領軍は、伊藤博文がせっかく『憲法の機軸』として導入した天皇教を取り除くことで、「自由」も「平等」も非常にいびつなものにしてしまったのだ。平等も自由も『神の前の』が必要で、それが日本では『天皇の前の』だったのに。」
小室さん、いつまでも古い常識にとらわれていては人類の生活・思想は、前に進みません。「絶対神」を措定しなければ、個人の自由と平等を柱とする人権思想、民主主義思想は成立しないと考えるのは、弱い思想としか言えないでしょう。
絶対性と世俗性、普遍性の関係についてここで細論することはできませんので、わたしの書いた 「恋知」第二章「恋知とはなにか」 をぜひ、ご覧ください。
武田康弘
この二か月ほど、ジェリー・リー・ルイスのCDやDVDをいろいろと聴き観てきたが、彼は誰とも似ていない。
プレスリーやビートルズが忘れ去られることがあったとしても、彼は忘れられないだろう、というよりも、彼は人間の普遍的な情動と律動を新しい音楽として生み出したという意味で天才であり、その行為と併せて「神話」上の人物と評するしかないと思う。
彼の死後、彼の音楽は普遍的という意味で「クラシック」として残る、わたしにはそう思われる。モーツァルトがロココ風の音楽の原型=イデアをつくったのと同じく、ジェリ・リーは、ロック風の音楽の原型=イデアをつくったのだ。作曲はさほど多くないが、編曲して歌い奏するパフォーマンスの強靭さは呆れかえるほど。まるで、ロック風音楽のイデアそのものが立ち現れる現場に居合わせるかのよう。奇跡のような神話的世界の現出!
☆彡写真は54才時
武田康弘
今朝の東京新聞「本音のコラム」に、政治学者の山口二郎さんが、
テレビを使って国民の不特定多数をだます安倍首相の言動に、「いい加減にしろ!」と怒りを露わにしていますが、
わたしも全く同感です。
わたしは、いま、安倍首相に代表される「国体主義者」(明治政府作成の近代天皇制=靖国思想)の近代以前の「稚拙な思想」について書こうと思っています。舛添新東京都知事も同じイデオロギーの持ち主です。
武田康弘
1950年代のアメリカで爆発的にヒットした(プレスリーより売れた)ロックの神様=ジェリー・リー・ルイス
彼の音楽は、ロックのイデアとでも言いたくなるような根源性=よき単純性をもっています。
幼い子どもからお年寄りまで、誰でもが自然と身体をゆすってリズムをとってしまいます。
歌声は彼の目と同じで澄み切っています。パワフルですばらしくリズミカル。まるで鳥が歌うように自由自在。
ジェリー・リーは、歌いながらピアノを弾きますが、その上手さには唖然とするほかありません。生まれながら音感の塊だった彼は、ピアノはまったくの独学。一度聞くと覚えてしまう耳の持ち主。ヒンシュクを買うほどに自由自在にピアノを操り、興奮を生みます。不世出の天才!!
13歳の従弟との結婚をはじめ、いくつも物議を醸しましたが、それは、彼があまりに純粋だったため。
今年79才になるルイスは健在。新しい録音のCDも出ていますが、20代のオリジナル=1950年代の録音がよい音で聞けます。永遠の歌とピアノの2枚組がわずか675円!
現代の閉塞感、ひどい格差社会、息の詰まる管理社会ーーー
ーーー全部まとめて吹き飛ばすのが、底抜けに明るく、心身の内から湧き上がるジェリー・リーのロック。自然によどみなく出てくる声とピアノ。理屈抜きに心と体の底からニッコリでき、自由になれます。
ビンビン来る音楽を、ぜひ、どうぞ(笑)最高の美声ですし。
1989年の「JERRY LEE LEWIS and Friennds」という54才時のすごいライブDVDも輸入できますが、日本規格のDVDではないので、パソコンで見る(聞く)しかありません。この名盤中の名盤が日本で発売されていないのは信じがたいこと。なんで?
武田康弘
「ジェリー・リー・ルイスは、「神話」上の人物のごとく」 も出しました。
わたしの人生はわたしのもの。
「深い納得」と共に生きようよ。
ただ「大人の言うことに従う」、というのではなく、
自分の思いを大切にし、自分の考えをしっかり育て、
それに従う人間になりたい。
武田康弘
詳しくは、 「恋知」第二章を見てください。
安倍首相による戦前思想の復活、天皇制を利用した国家主義への道は、「個人」を否定して(自民党の憲法改正案で)日本主義の愛国心をもつ公民(「市民」ではなく国家意識をもつ「公民」)の育成のために、教育を抜本的に変えるとしていますが、これは、「個人の思想の自由・尊重」を核とした人権と民主主義に基づく戦後の世界秩序への挑戦であり、極めて危険な行為です。
アメリカ政府やイギリスBBC放送などでは、日本の不穏な様相(戦後世界秩序の否定)に警戒感をもち批判しています。わたしたち良識ある市民は、戦前イデオロギーの復活をたくらむ安倍自民党政府を変えるために力を合わせないと、取り返しのつかないことになります。再び「日本国家主義」の狂気を許してはなりません。
次のBlogでは、「確信犯」である安倍首相の戦略=隠されたトンデモナイ想念を明瞭にしようと思います。
武田康弘 元・参議院「行政監視委員会調査室」客員(哲学講師)
( 以下は、今朝の東京新聞一面下段です。)
やってはいけないことを平然とやる。
NHKを「公共」放送から、政府の意向をくむ放送局にするーーやってはいけないことを平然とやる。
現場の声に依るのではなく、政府の意思で教育を統制するーーやってはいけないことを平然とやる。
戦前の天皇現人神という「国体思想=靖国思想」に戦死者を縛り付けるーーやってはいけないことを平然とやる。
自衛隊を通常の軍隊に変え、集団的自衛権を行使するという戦争への積極姿勢ーーやってはいけないことを平然とやる。
原発再稼働ーーやってはいけないことを平然とやる。
・・・・・・・・・・
なんでも、平然と、国家主義=日本主義の旗を振り、愛国心を謳い、ドンドンガンガンやる、多くのわが日本人は、やってはいけないことを平然とやる安倍というアナクロニズムの首相に引きずられていく。「利口」?な人は、表立った批判はしない。黙っている。いつか来た道、「日本主義ー国体思想=靖国思想」。明仁さん美智子さんも忌嫌う戦前思想に戻っていく。なんとも愚かなことで、恐ろしい。
安倍首相が敬愛するは、祖父の岸信介。
昭和天皇の裕仁は、東条を首相として日米開戦に踏み切ったが、その東条内閣の商工相が岸信介(戦後はA級戦犯として逮捕投獄されるが、その後首相となり60年の安保で退陣)。
敗戦後の戦後処理のための「嘘の現代史」は、恐ろしほどの負債を残した。やってはいけないことを平然とやっても通ってしまうのは、その負債のせい。