へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

父、集中治療室

2023年04月26日 | 父のこと
父は集中治療室に。

検査の結果、肺水貯留、真菌感染症、肺炎、前立腺肥大症、COPDなどがあげられました。

点滴、酸素、尿道カテーテル、内服などの治療。

入院用品を揃え、足りない物を買いに行き、初めて大人用おむつとパッドの売り場に。

どれがいいのか全くわからず、とりあえず聞いたことのあるメーカーを。

届けに行くと、元気というか、早く退院したいという気迫が

感じられ、昼食(ソフト食)も完食していました。

父は倒れた時のことを覚えていないようで、

「誰がここに連れて来た?」と聞くので

メモ帳に大きく“救急隊”と書いて見せました。

「俺、どうなったの」と聞くので

“倒れて運ばれた”と書いて見せると、ふっ、と笑いました。


2日後に見舞いに行くと、あちこちに血が付着。

ベッド下に落とした補聴器を拾おうとして点滴が抜けたとのこと。

入院3日目には起き上がってベッドに腰掛けるなどしていました。

食事は全がゆ、ソフト食でしたが、入院が年末に差し掛かっていたため、

クリスマスイブにはトレイの上(食器の下)に敷く紙のマットの柄が

クリスマス仕様になっていて、ちょっと和みました。

年末にはナースステーションの横ですが一般病棟に移りました。

年末であるがゆえ、退院になるのではと、父の部屋を介護仕様に整えるため、

大急ぎで家具を動かしたり処分したりふすまを張り替えたりしましたが、

検査も一定期間様子を見たいのでと、年明けに持ち越されました。

父は自室に他者が入ったり物を動かされることを嫌がったので、

いちいち紙に書いて、このタンスをここに、この本棚をここに移したがいいか、

と了承をもらったり、

病院から電話で、本人が退院すると言って聞かない、家族で対応してくれと

言われ、ちゃんと治してから、と納得させたり、いつもにも増して落ち着かない年末となりました。


大みそかに主治医の話があり、

痰をとるため首に穴を開ける方法があること、

退院後は在宅酸素療法になること、

そしてまた、延命について家族で相談をと。

首の手術は、主治医の説明、考えも含めてしないことに。

在宅酸素療法はすることに。

延命は、必要な治療以外、苦しむような延命はしないことに。





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