さえてる母

母が上手くできなくなった事を

もうさせない事にする。

そんな事が増えて来ました。


お金や火に関する事は特に。


やろうとするのだけれど、的外れだったり、上手くできなかったり。

その事自体を忘れてはいないので、

取り上げるのは後ろめたいのです。



でも、

自分で思いついて、まだできると思って１人で取り掛かって、


忘れる。

途中でやり方を忘れたり、

やっていた事を忘れて放って置いたり。


お金をデイサービスに隠し持って行き、

送迎車に落としたり。


そう。

いろいろ上手く出来なくなった母ですが、

とても上達した事があって。

それは隠し持つ事。


支障のない物は、黙認していますが、

デイサービスの朝に、持ち物チェックする振りで、余計な物を入れてないか

バッグを見ていると、

不穏な感じでうろうろしています。

バッグには、なし。

服のポケットにもなし。



でも、帰宅後にバッグを見ると、

家にあったお菓子がボロボロになって入っている。

いったいどこに…。


そこは本当にさえています。



お菓子もデイの朝には隠す事にしました。

母、ワクチン2種

母、インフルエンザのワクチンと、

肺炎球菌のワクチン接種を済ませました。

インフルエンザワクチンは毎年、

肺炎球菌ワクチンは前回より5年経過したので。

2回目です。


私もインフルエンザワクチンは毎年接種。

亡き父も母も肺が弱く、移しては大変ですし、

私が倒れては介護要員がいなくなりますから。


ワクチン接種に行った時、

待合室には風邪と思われる人がたくさん。

イスに横になったり、

すぐに処置室のベッドに通される人も。



用心していても風邪は引きますね。

私の風邪はのどからです。

そしてこじらせると、咳がひどくなり、吐くまで咳き込むので、

本当に面倒です。

就寝時には真夏以外必ずマスクをします。

朝しばらく顔についたマスクのヒモのあとが消えないのが気になりますが…。

母の通院

母の予定は、部屋のホワイトボードに書いておきます。

それで母は、今日は病院なのだな、とわかりますが、

家を出ると忘れます。

車で病院に向かい、駐車場に着いても、動きなし。

降りて、と言うと、ああそうなの?というように降りて歩く。

院内に入っても、ぽーっ立っています。

待ち合いイスに座らせて、受付を済ませて移動。

順番が来て診察室に入る時には、ノックをして気取った言い方で

「失礼します」


診察室の雰囲気と先生を見て、なんとなく把握するようです。


それにしても病院は疲れますね。

行くだけで、いるだけで疲れます。

それに、検査だワクチンだと他の要素が加わると、バタバタ。

その間、母に説明したり、誘導したり、指示したり。

認知症の人の付き添いは、倍疲れる気がします。


調剤で薬をもらうと、

「それ私の?」




前回の血液検査の結果をききました。

ちょっとした基準値外はあるけれど、まったく問題なしとのこと。


母の元気さに、

私と車の健康寿命がついて行けるのか…。

はたして。

母のおこづかい

数年前から、年金が入ると、母のおこづかいとして、

袋に分け入れて渡していました。

母は引き出しにしまい、財布がさみしくなると、袋から出して使う。

そういうシステムでした。

でも、このところ

その管理があやしくなりました。

たまに引き出しをチェックするのですが、

あれ?!　もうない…?!

という事が。

母の財布を見ると、

残金のお札が全部四つ折りにされて、財布のカードスペースに入っていました。

バッグのポケットに入っていたり。

ズボンのポケットに入っていたり。


なので、母の財布をチェックして、なくなって来たら

千円単位で足す事にしました。

でも。

お札は千円札しか見なくなる。

いつでも財布にはお金が入っていて、自分でなくなったから補充するという事をしなくなる。

それでいいのかと悩みました。


ちょっと様子見です。

鼻をかんだティッシュで

ご飯を食べ終えた母。

鼻をかんだ。

そのティッシュで茶碗を拭いた。


それで洗った事にするのです。


茶碗はきれいにしないと、と思うのでしょう。

その後でまたおかずを食べ出したりするので、

下げる訳にもいかない。


驚くし、嫌悪を感じます。

でも、仕方ない。

そうしてしまうのだから。


後できっちり洗えばいい。


そう思っても、

ちょっと目を離したスキに、

食器棚にしまわれてしまうと、

また余計な事を…

と、空しくなります。