へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

母、おむつに

2019年11月24日 | 日記
母、先月に便失禁が続き、受診して下痢止めをもらいましたが良くならず、

別の病院へ。

前の病院では私からの聞き取りのみでしたが、そこでは医師が肛門から触診。

そして、「下痢じゃなく便秘です」と。

固い便が肛門を開いてそこから流れている、と。

摘便をし、便秘薬が処方されました。真逆の驚き。

翌週も摘便治療をし、少し落ち着いて来ました。

朝のひっきりなしのトイレ通いもなくなりましたが、それはそれで、

また固まっているのではと疑心暗鬼に。

こんな事があり、突然のおむつが始まりました。

おむつの用意がなく、すぐにおさまるのでは…と念のためにとデイ用バッグに入れていた尿取りパッドと

予備はあったので、下着にそれをつけていましたが間に合わず。

パッドを取ってしまうので、たちまち下着が足りなくなりました。

デイを休んでいたので買い物にも行けず、こんな状態の母を連れても行けず、

デイを再開して下の世話グッズを買い込みました。

リハパン、パッドは亡き父の介護でも利用していましたが、

なんか…適当だったような。

初めてでわからなかった事もありますが。

母には下着っぽいのが抵抗ないかな、とかパッドはお尻までカバーする長さが、とかあまり厚いと

ごわごわするか…、などど混乱しながら買いました。

おむつ着用に、母のコメントや抵抗はありませんでした。

トイレは自力で行けますが、認知症ならではの不衛生な行為があり、

対策すればその上を行き、これはどうだと思えば裏をかかれ、後はどうすれば…と考えていたら

顔がケイレンして来たので、ああ放っておくしかない、後始末をするしかないと思いました。

肛門周りがただれて傷があったので、軟膏も処方されていましたが、痛いので塗りを拒否する。

お尻を拭くのも難儀して、なだめすかしたり怒ったり。

約1ヶ月。

私もひどい便秘をした事があるので、違和感、気持ち悪さはわかります。

母は2度の摘便でだいぶ楽になるまで苦しかっただろうと思うと、かわいそうになります。

ご飯の間もトイレ通いで、集中して食べられませんでしたし。

このまま落ち着いてくれればいいのですが。

ただ、体力は落ち、認知症は進みました。

母親が認知症の友人が、「体調を崩すたびに進むよ」と言っていましたが、

その通りです。