へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

ガチガチあつあつ

2018年04月22日 | 日記
夕方、冷蔵庫を開けて、あれ?! と思いました。

バナナがない。

今日、買って来たはず。

母が食べたとしても、ひと房全部は無理でしょう。

ああ、部屋に持って行ったな?!


母の部屋に行ってみました。

すると、真っ暗。

そして、ムッと熱気。

すぐにカーテンを開け、ストーブを消しました。

母はベッドで寝ていました。

今日はとても暑くなり、夕方とはいえまだ気温は高い。

それなのにストーブをつけていました。


いつからつけていたのでしょう。


熱気の中、バナナを探す。

すると母

「何?」

バナナ持って来てないかと思って。

「ないよ!」

う~ん…。

「じゃあ見てごらん!」


布団をめくる母。

布団の中とは思ってなかったけど。


部屋にはないようでした。

もしかして、買ってなかった…?!

ゴミ箱からレシートを探して、広げて見ました。

買ってる。

いったいどこに…。

考えながら冷凍庫を開けると、

ありました。

バナナひと房。そのままドン、と冷凍庫に。

凍っていました。



バナナはガチガチに凍らせ、

自分はあつあつに暖める。


そんな母の1日でした。
 





それは呪い

2018年04月15日 | 日記
ちょっと混乱したり不穏になると

「もう死んだ方がいい」

と言う母。

何度も何度も何年も聞いているので、私は聞き流し。

「早く死にたいのに、なんで死なないんだろう」

「なかなか死なない」

などと。


そしてこの間は

「早く死ぬように祈って!」

と言われました。


そんな嫌な役目をやらせないでよ。

それはもう、祈りじゃなくて呪いだから。

正直に

2018年04月14日 | 日記
年を取って、同じ話を何回もするという事はよくあります。

認知症じゃなくても。酔ってなくても。

他愛ないエピソードだったり、正確性が求められる話だったり。


ある70代の人の話で、

あれ?! この前と同じ話だけど内容がちょっと違う…

と思った事が何度かありまして。

○○さんが見た事が、自分が見た事になっている…

ありえない事をあったように話す…

などなど。

さらには、自分がこうじゃないかと思った、思い込んでいる事を、

事実のように言い切る。

などなど。



嘘、とまではいかなくても、前にも話した事を忘れている上、

ちょっとした興奮状態になって話を盛ったり自分寄りにしてしまうのでしょう。


指摘はしません。

笑って済ませられる場合もありますし。

でも、これから年を取るにつれて、話は事実に忠実に伝えようと思いました。

嘘はもちろん、あやふやな事は言わない、わからない事はわからない。

前に話した事を忘れて同じ人に同じ話をするのに、

あれ?!

と思われる事になりますから。


耳が遠くなった母

2018年04月13日 | 日記
危ない事を注意したのに、

「もういいっっ!!」

「怒ってばっかり!!」

と、怒る母。



訂正、言い聞かせ、注意なども、不当に怒られている、と思う。

危ない時に、危ない、と言うのも。


私もね、

大きな声を出したり、荒げたりしたくないよ。


最近、母は耳が遠くなって来たので、

1度では聞き取れない事が多くなりました。

それで2度目は大きな声で言うと、

「大きな声、やめて!」

と言われます。

1.5度目のボリュームってどんなだろう。



亡き父は耳の持病の手術をした事もあり、

補聴器はつけていましたが、かなりの大声で言わないと聞こえませんでした。

それを母は、

「ただ話かけてるだけなのに(自分が父を)怒ってるようで嫌だ」

「お父さんと話すと疲れる」

と言っていました。



忘れたよね。