へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

認知症の人が天国に行ったら

2021年11月14日 | 日記
いろんな宗教や考え方があると思いますが、

死んだ人が天国に行って、よみがえった姿で懐かしい人と会ったりするならば。

認知症の人の、認知症だった間のことはどうなるのだろうか。

母が、元気な姿で自分の親や夫と会って、あれこれ話すならば、

自分が認知症だった間の、記憶のない時間のことは。

思い出せないままなのか。

認知症だった、と母は笑って話し、みんなからは大変だったねとやさしくされるのか。


そんなことをぼんやり思いました。



母の死後、気配もまったくありません。

父の死後は、家電がいくつか壊れたり、パンッッ!! っと大きな音を立てて電球が

切れたり、納骨までの間、お骨が置いてあった父の部屋から物音がしましたが。

母にいたっては、母を感じられることは何もありません。

夢にも出ません。

母が以前、自分の死後はこうして欲しい、ということを記した手紙には、

私のことを『いつでも見守っているから』と書いてありましたが、

お空の上で楽しく過ごしているのなら、

どこか懐かしい所を飛び回っているのなら、それでいいです。

ひと通り再会を済ませたら、

ああそういえば娘がいたっけ、などと思い出すかもしれません。


最新の画像もっと見る