へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

父、通夜・火葬・葬儀

2023年05月13日 | 父のこと
家族葬にしたので、通夜、葬儀には住居も間柄も近い親戚のみ参列。

式の前は、久し振りに親戚が集まった和やかさがあり、

特に父の妹(6人兄弟の末っ子で1人娘)の思い出話がかわいらしく

父を送るにふさわしいなあと思いました。

通夜の儀式も会食も、なんだかすぐ終わって、母がいるので泊まり込みはできず、

後は葬儀会館の方にお任せしてそれぞれ帰宅。

葬儀の日の朝、母が足が冷たいと言うので足湯をしました。

母のことをゆっくりやるのも久し振りな気がしました。

また会館に集合し、出棺経の後、出棺。

火葬場に移動。

身体ある父との最後のお別れ。

父の胸元には、小さな花束がありました。

朝、母が庭に咲いていた白い小さな花を摘んでリボンを結んだものでした。

こしらえた気持ちも、出来上がりも母らしくて、式の流れも焼香もわからない母ですが、

父に寄り添うのにこれ以上ふさわしいものはありませんでした。

私は父の頬をさわり、何を言ったかは忘れました。またね、みたいな感じだったかもしれません。

私は父が亡くなった時も、その後も泣きませんでしたが、

棺が炉に入る時、叔母(父の妹)が泣いていたのを見て、つられました。

と同時に、もう父の身体はなくなる。どこにもいなくなる。

私をゆるして、愛してくれた存在がなくなったなあと思いました。

軽食をとったり散策したりおしゃべりしたりしながら待っていると、

拾骨室へという案内。

父の骨を見て、一同驚きました。標本のような立派な骨。

ついには骨壷に収まり切らず、係の方に、「頭蓋骨をつぶさせていただきます」と言われました。

また移動して、葬儀。

なんだか葬儀もあっという間に終わった気がしました。火葬で気が抜けたようでもあり。

読経が始まり、私は、住職風邪引いてるのでは、とか

途中で曲調(?)が変わると、打楽器による応援合戦みたいだな、などと思ったり、

父を偲ばなければと思いながら、この後の段取りを考えたりしていました。

儀式が終わり、会食し、それぞれが帰宅。

ああ終わった。無事に終わった。

母も頑張った。










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