へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

要介護2→1

2015年12月27日 | 日記
母の要介護認定が、

“2”から“1”になりました。


明らかに前回よりできなくなった事、問題行動、目を離せなくなった事が増えたのに。

ケアマネさんが言うには、

病院側の都合で主治医の交代があり、新しい医師の最初の診察が検査日で、

それが意見書に反映されたので、

それでしょうか…と。

最初の判定で要介護1が出て、数年後に2になり、今回また1に。

判定への疑問はあり、申し立てするか…?? と迷いましたが、

もしかしたら“2”の判定がそもそも甘かったのかもしれないと思いました。



そしてまた、

ケアマネさんに、おかしいですねぇ…と不満を訴えた私には、

自分は要介護度が高い親を見ているんだ、という大変さをわかって欲しいという思いが

あったのです。

それには“1”ではダメ。

“1”ならまだまだ大丈夫。でも“2”なら、進行しているのだなという感じがする。

そんな浅はかな。

母にとっては良い事なのに。


今回、要介護度が下がった事は、いろいろ見つめ直す機会だったように思えます。

母はもうこれはわからない、わからなくなった、もう目が離せない

と閉塞的に思い込んでいる所がありました。

でも、まだ大丈夫なんじゃないか、と思い直せた事で、

これから先は長い、私も自分の道を進もうと、肩の力が抜けました。


こうなったら、いつまで“1”でいられるか。

ずっと“1”だったらすごいじゃない。

と思えたり。



















認定調査

2015年12月12日 | 日記
先日、母の要介護度認定調査が行われました。

調査員さんと和やかに会話しながら質問が始まり、

名前をきかれた母は、そんな事、とばかりに

「多分~…、○○でしょうかぁ~?(笑)」

などと、ふざけて答えていましたが、

年齢をきかれると思いっきり間違っていました。

5つ若く言っていました。

身体的な動きには特に問題はなく、

できなくなった事、やらなくなった事はありますが、

おそらく変わらず要介護2のままと思われます。


それにしても。

もう何度もやっているのに、私は伝えるのが下手。

私からの聞き取りタイムのため、前回からの母の変化をメモに書いておき、

それは伝えたのですが、

他の事を思い出して話し、そのエピソードを具体的にと言われ、

考え込む。

調査員さんが帰ってから、あああの事を言うんだった、と悔やむ。

調査後に伝えたい事があったらと、連絡先は知らされていますが、

それ程の事でもないか…と思う。


また、話す事がすべて愚痴になっているような気が。

途中で、あっこれは私の都合や気持ちの事であって母の様子ではない、と気づいたり。

母の様子を話した後、だから私は困っていると言わずにいられないような。

ああ器の小ささよ。



とりあえず、今年も調査終わり。

また来年。

1年後…どうなっているかなあ…。




長谷川式の点数

2015年12月04日 | 日記
先日、介護保険更新に伴う、病院での検査がありました。

MRIの脳画像は、前回と特に変わりなし。

もちろん(?!)萎縮も、無症状の梗塞のあともあります。

質問形式の、長谷川式テストもやりました。

前回20点。

今回16点。

数年前に初めて受けた時は20点。

それからは17~18点。

前回少し上がったものの、今回は今までの最低点でした。

その日、その時の調子によって数点の誤差はあるそうですが。

本人はテスト後、

「いろいろきかれたけど、いっぱい答えられた」

と手ごたえを感じていたようでしたが、先生に、ちょっと下がりましたね、と言われ、

一瞬、表情が硬くなっていました。



急激な進行はないようで、ほっとしました。

生活の中での変化は多々ありますが。






隠れ脳梗塞&うつ

2015年12月01日 | 日記
私は年に1度、脳検診をしています。

そもそも10年程前に、母が物忘れ、認知症を気にするので、

それならMRIを撮ってもらってはっきりさせよう、私も一緒にやるから、と

始めたのです。

それから数年は、母も異常なしでしたが、やがて萎縮が見られるようになり、

かかりつけ医での検査となりました。

私は私で、健康診断のひとつとして、年1の検査を続けていました。

すると今年、隠れ脳梗塞が見つかりました。

血圧は高くありません。

どちらかというと低い方。

同時にストレスチェックもしました。

問診表の問いに、4段階でしたか、あてはまる度合いに○をつけるものです。

泣きたくなる・泣く事があるか、夜は寝られるか、などの問いに、

ない(だったかな…)、時々、しばしば、いつも、の中から○をする。

その結果、なかなかの高得点を叩き出していました。

医師いわく、うつ傾向にある、と。

普段、気にしてなくても、いざ問われると答えを示してしまうのでそうなってしまう。

大丈夫なんだけどな…と内心。


中に、

自分は役に立っていない、自分は死んだ方がみんなのためだと思う、

というような問いがありました。

それは、ない、に○です。

介護があるからです。

介護者はみんなそうではないでしょうか。

自分の心の中を見ると、

気力がない、体力がない、興味がない、泣きたくなる…

でも、自分がやらなくては、今自分が死ぬ訳にはいかない、と思う。



隠れ脳梗塞の原因はストレスもあるでしょう。

食生活もですね。運動もほとんどしていないし。

これから寒さが増して、上手く行動出来にくくなるけれど、

楽しみを見つけて暮らしたいと思います。