へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

退院しました

2020年08月31日 | 日記
先週退院しました。

私は、その前にとやった草取りで足腰を痛め、退院の日がつらさのピーク。暑さもあって思うように動けない中。

入院中は車椅子でしたが、母は思った以上に動けて、家の中をうろうろしています。

外にも出そうになります。

トイレ、とも言うので、おむつはテープ式ではなくリハパン。

良かった。

コロナで買い物も自粛していた4〜5月頃に買い置きしていたのがまだあるので。

ヘルパーさんに来てもらうのは、外部の人と会う機会として母にも良さそうです。

体調は安定していて元気なのですが、認知症は進みました。

家にいて「さあ、帰るか」と言います。

私の事も忘れがち。母がしていた呼び方も覚えてはいましたが、私を見てから、あれ違う、という顔で

呼びながら探しに行きます。

相変わらず出掛けたがりで、「どこに行くの」「(迎えに)来た?」などと何度も言います。

言葉が出にくくなり、ほとんど意味不明のことを延々しゃべっていて、

こちらが返しに困っていると不穏になります。

適当に、そうそう、なんて言っても違ったみたいで怒り出します。

耳が遠くなったこともあり、こちらの言う事もあまり理解できません。

退屈そうです。

退院後、母には家でゆっくりして欲しいと思いましたが、

これなら選択肢のひとつだった看取りのできる施設に入った方が良かったのでは…と思いました。

スタッフさんも利用者さんもいるし、何か手作業でも参加できるかもしれない。

プロがケアしてくれる。

もちろんゆっくりもできる。

コロナで面会できないのがネックで、長くないのならと在宅にしたのですが。


今日も各部屋に入り、物を移動し、引き出しの物を出し、新聞を破り、壁紙をはがし、

私はおむつとトイレと片付けに追われています。

足腰の痛みは、まだあります。

筋肉痛のようでもあり、詰まったような不快な苦しさ。

同じ姿勢を続けていたための血行不良ですかね。

もう草取りは怖くてできません。









退院が決まった

2020年08月19日 | 日記
7月中に退院するかと思ったらそれらしい連絡もないまま、

先週カンファレンス、退院は来週になりました。

こうなったら、暑さのひどい時期なのでできれば今月いっぱい…とも言ってみましたが、

病院としても事情があるのでしょう。

唯一の治療であるペースメーカーができないし、他の治療もなくなったし。

退院後はどこに帰るのか。

いくつか案も出されましたが、在宅に。

1番の不安は、命に関わる不整脈があるのにペースメーカーができないので

命に関わる不整脈そのままで帰って来るという事です。

帰っていいので退院なのでしょうが。

往診医も決まりました。

今まではリハパン使用でつかまり立ちをしてもらい、交換しましたが、

今後はベッド上でテープ式おむつになるし、弄便もひどくなったので、

最初はヘルパーさんに入ってもらい、指導、手伝ってもらいます。

そんなあれこれを決めなければならず、最近は混乱していました。

どうします?と聞かれても、

母にずっと会えていないですし、帰宅してからの様子もわからないので

今はなんとも言えない。

ケアマネさんがあれこれ提案してくれるのも、さらに混乱してしまう。


狭い家ですが、より様子がわかるように母の部屋を移動しようと、

片付けながら家具や物の移動をしているのですが、

暑さではかどらず。

でももう悩んだり迷ったりの時間はない。

これからの事をやるだけです。


なぜ在宅を選択したかというと、

医師の話で、母はあまり長くないような印象を受けたからです。

それなら面会のできない施設より家で過ごした方がいいのでは、と。

この入院で認知症もかなり進みましたし。


でも、限界を感じたら老健や施設への入所に切り替えたいと思います。