へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

母は今

2021年01月23日 | 日記
面会は緩和されるどころか、今一度、コロナ禍での規則の認識をと、

書面が送られて来ました。

先日、リモート面会の予約をし、

母の妹夫婦が行きます、と言うと、

「どちらから来られますか?」

近くであることを伝えると、「それなら大丈夫です」


遠くからの移動だと難しいようです。


面会して来た母の妹、叔母の報告によると、

「私のこと、わかんなかった」

兄弟の名前を言ったり、自分が母にかわいがってもらったことなど話しかけ、

付き添いの看護師さんもフォローして下さいましたが、

母は唄い出したり、

「あっちに行く」と立ち上がろうとしたり、

叔母が映っている画面を見ることも、あまりできていなかったそうです。


母は、おかあさんと呼ばれても自分と思わなくなりましたが、

兄弟の名前を口にすることはあったので、子供の頃に戻っているのかと思っていました。

叔母とは、兄弟の中でもよく会っていましたし、

顔を見て声を聴けば、思い出すか、刺激になるかなと思いました。

でも、だめだったようです。

叔母も、がっかりしていましたが、現状に納得もしていました。

実際に会えば、また違うかもしれないですし、

母には、少しでも感じるものはあったと思いたいです。



母親でもなくなり、

お姉ちゃんでもなくなり、

母は今、どんなところにいるんだろうなぁ、

誰とつながっているんだろうなぁと思います。











ワセリン

2021年01月11日 | 日記
昨年、入院することが多かった母。

おむつかぶれ、ただれがひどくなりました。

夏に退院した時には、皮膚科に行った方がいいかもしれませんと言われました。

家に戻って見ると、最悪の皮膚の状態。

そこに排泄物がしみて痛い。痛いから触られたくないのでおむつ替えも拒否。

便が1日に少しずつ何回も出るので、それも悪影響でしたが、

なんとかなだめすかし、

ヘルパーさんが低刺激の泡石けんで洗浄、軟膏塗り、水分をはじかせるため、

周囲にワセリンを塗る、を根気よくていねいに続けてくれたおかげで、

すっかり良くなりました。

ワセリンは、退院前の打ち合わせの時に、必要と言われていたので

市販の物を用意。

その後、往診の先生に処方してもらえるからと言われ、そうしてもらいました。

プロペト、という名称のチューブ入りでした。


認知症の病院に入院してからは、面会禁止なので見ていませんし、

ただれがひどいという話もありません。

何かあったら病院の医師処方の物を使うでしょう。

それで、家には市販のワセリンと、プロペトが残っていました。

母がいないので、テーブルに置いていても大丈夫。



この市販のワセリンはこたつの上に置いて、指のささくれや、唇に塗っています。

チューブのプロペトはお風呂上がりに、かかとに塗っています。

かかとには、とてもいいような気がして、家の在庫がなくなってもワセリンを継続しようかと思っています。

唇に塗る時、一瞬、これは母のお尻に塗っていた物…と思いましたが、洗浄後のきれいな肌でしたし、

中身が汚れてるわけではない。

どうってことない。ありがたく使う。














新しい年

2021年01月07日 | 日記
母は病院で無事に年を越したようです。

新しい年を迎えたようです。

リモート面会の予約を入れた時も特に緊急の話はなかったので、

変わりなく過ごしているようです。

予約は来週取れました。

介護用品レンタルの業者さんから連絡があり、

入院が長引いているし、メンテナンスも含めて一旦引き上げます、とのこと。

母が入院して数ヶ月、ずっと部屋にどーんと置いてあるベッドがなくなります。

本来の入院予定なら、そろそろ退院の、退院後の話があるはず。

その時期にベッド引き上げ。

レンタル業者さんの独自の決定ではないでしょう。

とすると、

まだ入院は続くのかもしれません。

これからしばらく厳しい寒さが続くので、どうせなら暖かくなるまで病院にいた方が

体調は安定するかなあ、とも思います。

コロナは終息に向かうどころか感染が広がるばかりで面会は見通せず。

毎日のように通うのも疲れますが、

まったく見舞えないのもストレスになりますね。

介護ベッドは庭からの搬出になるので、これから雪が積もらないことを願います。