へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

父、介護サービス全拒否

2023年05月03日 | 父のこと
母のケアマネジャーさんに父のことも頼みました。

退院前に準備したのは、介護ベッド、トイレの手すりがレンタル。

シャワーチェアと浴槽イスが購入。介護保険利用で。

ケアマネさんが来ることをメモ書きで父に知らせると、その横に

“不要”とお返事が。

月1回訪問してケアプランをやり取りする決まりだけど、

プラン通りにしなくてもいいとして、

ケアマネさんは来ると別室の父の顔を見て、体調など聞くだけでした。

気難しい父と対面するのは誰もが緊張というか、ゆううつだったと思います。

でもケアマネさんは朗らかな方で、父を、今まで見てきた方々の中で

3本の指に入る頑固さと言いながら、自然に接し、

父のオナラが聞こえると、「わははは!」と大笑いしていました。

しばらくして介護保険更新のための調査がありました。

父は調査員の方に悪態つきまくりました。

名前を聞かれると、

「何て聞いて来たの?知らないで来たの?」

生年月日を聞かれて、

「何日だと思うの?」

今日の日にちを聞かれると、

「こんなことやるの?」「こんなことやって金もらってんの?」

「バカにして!!」


私は隣室で、申し訳なさでいっぱいになっていましたが、

ありのままを見てもらうのだと、自分に言い聞かせていました。

そこにケアマネさんが来たので、状況の悪さを伝えた上で、

顔を出してもらいました。


調査後、調査員さん、ケアマネさんと話す中、

調査員さんが

「ケアマネさんが来たらお父様の表情、態度が違った」と。

「ケアマネさんには一目(いちもく)置いてるのでは」と。

調査員さんは、悪態をつかれながらちょっとしたことに気がつくのだと

感心しました。

そして、「なので家族以外の人とも接した方がいい。訪看さんとか」

との提案があり、早速ケアマネさんが動いてくれました。


私はデイサービスも父に打診してみましたが、断固拒否。

まあ予想通りです。

1、2時間でも行ってくれると助かるのですが。

父は、「俺はいい」と必ず言います。

俺が基準で、家族のためという発想がない。

母がデイサービスの話を出した時には、

「そんなに俺がジャマか。そんなにジャマにされるのか」と立腹。

あきらめた反面、

もう父はデイサービスに行っても自分より元気な人を見ることになるから

気落ちするかな、むなしくなるかな、とも思いました。

ショートスティもあちこち調べて、父が1日過ごしてのんびりできそうな

ところのホームページをプリントして見せましたが、

すぐ返されました。

日に日にやせて行く私を心配したケアマネさんは、苦肉の策で

「娘さんが検査入院ということにしてショートに行ってもらっては」

と言ってくれましたが、それでは母が大変になってしまう。

父は、認知症だろうが母を頼ってしまうので却下に。

「ではお父さんが検査入院しかないですね」

となりましたが、それほどの検査項目もなく、これも却下に。







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