へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

割れたカップ

2018年05月28日 | 日記
お客さんと母と私のお茶を用意した時。

お客さんが母のカップを見て「かわいいですね」。

母は

「ああこれ。なんだかこんな模様」

と、カップの模様を見せていました。

母のカップ…ああそうだ。割ったんだった。

それで、使っていない私のカップで間に合わせてたんだ。


ホルター心電図をはずした前回の記事。

何度説明しても言い聞かせてもわからなくて、

お願いだからつけたままにしてて、と懇願しても、

とうとう自分ではずしてしまったという内容です。

その日、晩ご飯になり、

できたよ、と言うと

「いらない」

薬飲まないと。

「飲まない」

「もう死ぬから」



私は疲れたのと空しいのといら立ちで、

薬を飲むお湯を用意しようと持っていた母のマグカップを

思わず床に叩きつけたのでした。

勝手にすればいい!! と。

カーペットの床でしたが、簡単に割れました。


2人でそれを見た後、無言で各々自室へ。

私は一切の感情が冷え切ったようになり、

戻って破片を片付けました。


母はその数時間後、自分で電極をはずす事に。




翌日、飛び散っていたマグカップの破片を見つけて、

自己嫌悪です。

母に悪かった、ではなく。

物に当たるようになった自分に。



割るつもりはなかったのに。

あんなに簡単に割れるとは。


母用の小ぶりのかわいいカップを探しているところです。



ちなみに、心臓の検査結果ですが、問題ありませんとのことでした。

ホルター心電図

2018年05月13日 | 日記
このところ、具合が悪くなる事が続いた母。

回復は早いのですが、念のため心臓の詳しい検査をすることになりました。

その中にホルター心電図がありました。

ホルター心電図とは、携帯型長時間心電図。

この検査の基本を作ったホルター博士の名前をとり、ホルター心電図と呼ばれているそうです。

先生に、これをやってみましょうと言われた時、不安がよぎりました。

胸部に数ヶ所シール状の電極を貼り、心臓の動きを心電計に記録するのですが、

自分で電極をはずしてしまうのではないか、と。

でも、上手くいけば検査できて現状がわかる。

上手くいってくれ~、と祈る気持ちで電極を装着してもらいました。

説明と注意事項を聞いた時、もし自分ではずしてしまったら…と言ったところ、

1~2ヵ所ならまたすぐに貼って下さい、全部取ってしまったらそれで終了にして下さい、とのこと。

装着が終わった母は、心電図を記録する、携帯用の小型心電計が入ったケースを

斜め掛けにされていました。

小さなポシェットのようになるので、母は気になって開け閉め。

診断の参考とするために、検査中の日常行動のチェック表の記入もあります。


帰宅するとすぐ、ケースの開け閉めができないようにヒモでくくりました。

が。

母はすぐそれをほどきました。

そして中の機器を出していました。

あわてて、

“病院の機械”と書いた紙をつけて、再びヒモでくくりました。


「これ何?」「なんで?」

を何度きいたでしょう。その都度説明し、大きく紙に書いて張り出しましたが、理解できない。

「取れない」

と、電極をはずそうとするので、お願いだからつけてて!!と懇願しました。


そのうちベッドで寝てしまったので、

やれやれ、とりあえずこの間は心電図が記録される、とほっとしました。


が。

違和感しかないのでしょう。

起きて来て、また質問と懇願のせめぎ合い。

不穏になり、夜のご飯もいらない、薬もいらない、と、またベッドへ。

しばらくして様子を見に行くと、ベッドに母が座っていました。

あっ、また機器を触っている、と思ったら、

床に全ての電極が…。


終わった…。


母は自力で電極をはずしたのでした。

やっぱりか。

私はがっくりしてうなだれました。



母は、何もなかったかのように、冷蔵庫から何か出して、スッと部屋に戻りました。


翌日病院に届けるので、私は機器とチェック表をまとめ、袋に。

届けただけで、すべての検査結果は次回の受診日にわかります。


その時点でわかったのは、

ホルター心電図は不可能だという事。










足の腫れ

2018年05月10日 | 日記
母の片方の足の甲が腫れて、整形外科に。

歩けるし、レントゲンも異状なし。

血液検査で炎症反応が出たので、ばい菌によるものだろうとのこと。


少し前に、自分ですねをかいて、血がにじんでいた事がありました。

乾燥肌でかゆかったのでしょうか。

もしかしてそこから??

投薬治療になり、翌週の検査では炎症反応もなく、腫れもほとんどひきましたが、

念のために薬は続け、

その次の受診で終了になりました。


ふいに思いがけない事がありますね。

悪化しなくて良かったです。

それにしても整形外科の混みようったら…。