へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

病院メモの偶然

2022年09月21日 | 日記
秋のお彼岸で、お墓参りに行きました。

お墓に行くといつも清々しい気持ちになります。

自然に囲まれた所にあるので、空気がきれいで、静か。

人がいたとしても皆、同じように掃除やらお参りをしているので、

気の乱れがない。

私も、空がきれいだなあと思いつつ、淡々と掃除とお参りをしました。

一昨年の秋のお彼岸まで、母と一緒に来ていました。

車椅子だったけど、認知症が重くなって大変な時期だったけど、

母とのお出かけになごみもしました。


母の死に関してまだ感覚としては不思議なままで、

悲しいとも違う、

心の中にいる、とも違う、つかめない感じです。


母の病院、デイ関連の不要な書類などを少し処分しました。

集中力がないのと、気持ちがざわざわするのとで、本当に少しずつです。

先日、父の遺品の中からも少し処分しました。

その際、片付けの最中あるあるで、病院メモを読みふけってしまいました。

病院メモは、父が最初に入院した時から始めました。

いつ何をしたか、先生の説明、症状などを記録してあります。

覚え書きの他、親戚などに伝える時などに役立ちましたし、

父はそれから病院にかかることが多くなったので、その都度今までの経緯を

説明するのに役立ちました。

それは何年何月のことですか、どんな治療をしましたか、などと聞かれても、

そのメモを見れば答えられました。

母の病院メモもありました。

父も母も数冊のメモ帳を使いました。

気づいたことがありました。

父の最初のメモ帳の最初の日付は、

母の最後のメモ帳の最後の日付と同じでした。

私の親の病院の記録の始まりと終わりが同じ月日でした。

あっ、こんな偶然が、と、ただそれだけなのですが、

終了印をポンと押されたようで、ああ終わったんだなあ…と思いました。


もう秋の空気ですね。

今日は庭仕事をしても汗をかかなかったです。