へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

母の笑顔

2021年04月06日 | 日記
母が入院中の病院から、写真が送られて来ました。

食事をしている様子が数枚。

添え書きに、

『以前より笑顔が増えて来ました』

とありました。

母は、本当に笑顔が印象的な人でした。

人と話す時はもちろん、病院、銀行の窓口で番号を呼ばれて向かう時も、

いつも笑顔。

写真はどれも笑顔。

通っていたデイサービスでも、母の笑顔がいいと何度も言ってもらいました。

母を思い出す時、みんなその笑顔が浮かぶと思います。

そんな母が。

家にいた時も、言動が荒々しかったり、顔がこわばる事がありました。

さらに進行して、表情がとぼしくなったのでしょう。

それが少し落ち着いて、笑顔も出てきたのかと。

リモート面会では、まだ笑顔があると思っていました。

なので、今回の添え書きに、不意をつかれた感じでした。

確かに前回も今回も送ってもらった写真では、笑顔というにはあまりにうっすら過ぎる表情。


毎年今頃は、母と桜のきれいなところを車で通ったり、写真を撮ったりしていました。

きっともうそれもできない。

病院の前の桜も咲いていたけれど、母は見ていないかも。


幸い、体調は落ち着いているとのこと。

今はただ、早く面会できるようになればと願うばかりです。