「さぁ、向こうのお山の頂上にあるロープウェイ乗り場に戻るよぉ」
途中で休憩し、お水を飲むふたり。
「クロちゃんは何回も抱っこされてるんだから、あたしが先っ」 むぎゅぎゅぎゅ～っ。 
「そんなに押さなくたってぇ」
帰りのロープウェイは私たちだけの乗車。
もし、行きに同乗していたおじさんたちと一緒になったら、「今度はタヌキ捕獲して来たのか？」と聞かれたかもねっ
。
行きよりは落ち着いているように見えたがコロの足はガクガク。ウンともスンとも言わないのは、恐すぎて声も出なかったのか…
コロたちには、何が起こっているのか(どこにいるのか)解らないもんね。
ロープウェイを降りた後、車で少し走ったところでみつけたペット
の看板の出ているお店で昼食をとることにした。「お腹すいたね」 「クロちゃんは、いつもお昼ご飯は食べないでしょ」
鴨鍋うどんを注文。お客さんは私たちだけしかいなかったし、うどんなのになかなか出てこない。「山に鴨を探しに行ってるのかな」とか、コソコソ話しながら２０分も待つ。飽きてきたふたり。静かなお店なのに、足がガクガクのコロは膝の上に
。
やっと出てきた鴨鍋うどん。お味はとっても
。美味しかったから、時間がかかったのはいいとするか
。
帰りは、行きと違い渋滞もなかったので、昼食時間を抜けば１時間１５分くらいで帰宅できた。御在所は、たまたま(？)車も人も少なかったためコロにとって幸いだったが、山ではシッポがずっと下がっていたし、ロープウェイでも、お昼を食べたお店でも震えていた。１時間を超える車の中も緊張していたと思う。御在所に連れて行ったことが良かったかどうか聞くことは出来ないが、平日の人の少ないときに、少しずつ遠出も増やしていけたらいいなと思う。そしていつか、お泊まりも…
。無理をしないように、焦らないように、少しずつねっ。「大丈夫だよ。あたしがこうやって、お手々を繋いでいてあげるから」「そういうクロちゃんは、すぐに抱っこのヘタレだけどね」
お昼までの短い山歩きなのに、３回にわたっておつきあいいただきありがと～ございました
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