拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

小畑健……「削除」!?―どうするどうなる『DEATH NOTE』

2006-09-07 21:36:15 | 漫画
漫画『DEATH NOTE』の作画を担当した漫画家、小畑健氏が銃刀法違反で逮捕されたらしい。少年漫画界最高峰の美麗な絵を描く小畑氏。『DEATH NOTE』人気は、はストーリー担当の大場つぐみ氏による予測不可能なシナリオはもちろん、あの美しい絵にも支えられていた。あの絵じゃなきゃここまで広く読まれなかっただろう、はっきりいって。そんな小畑氏。車のヘッドライトを片方だけ切らしたまま走行中に職務質問された際、車内にあった刃渡り8.6センチのアーミーナイフを見つけらる。小畑氏は「キャンプで使うために所持していた」と話したものの他のキャンプ用具が車内に無かったため銃刀法違反に当たる、ということで逮捕されたという。なんつーか、運が悪かったのねぇ…って感じ?この逮捕事件を知って真っ先に心配なのは『DEATH NOTE』の映画の続編はどうなるのだろう、ということ。10月からは深夜枠でアニメ化も決まっているが、そちらへの支障は無いのだろうか。…連載自体はとっくに終了してるから大丈夫、かな?ナイフで人刺したわけじゃないしね。映画やアニメ中止だけは嫌だなぁ。特にアニメ、放送枠が『MONSTER』と同じなのです。『MONSTER』のアニメがまさに大人も楽しめるシリアスで重厚な作品に仕上がってただけに、『DEATH NOTE』にも期待しているのだよ。あ、コミック回収とかもやめて欲しいな…。
そういえば数年前、『世紀末リーダー伝たけし!』を連載していた島袋光年(愛称「しまぶー」)が援交で逮捕されたとき、ジャンプは彼の漫画を即効で打ち切った。今回の小畑氏逮捕がもし『DEATH NOTE』連載中…今から一年前ぐらいに起きていたとしたら、やっぱり連載は打ち切りとなるのだろうか。援交ほど重大な罪ではないし、打ち切りとまではいかなくても長期休載にはなっただろうな。本人がシャバに出てきて落ち着くまでは描けないだろうし。何しろ描いてる作品の主人公が、「犯罪者への私刑」をし続ける男なのだから…作者本人が前科一犯…少年誌的にマズいでしょう。よかったよ、完結後の事件で。月VSニアVSメロの三つ巴の戦いの結末を無事見れた後で本当に良かった。あちこちで「Lの出ない第二部は劣化した」と言われてたけど、単行本でじっくり読めば結構面白かったからな~。
この事件について、フジテレビの「スーパーニュース」は結構大きめに扱っていた。必要以上に大事のように報道しているような印象すら受けてしまった(木村太郎は擁護のコメントもしていたが)。もっと大きく報じるべきことは他にあるはずなのに。たとえば徳島の高専で起きた事件の犯人のこととか。やっぱ『DEATH NOTE』が日テレ絡みの作品だからだろうか?理由はよく知らないが、フジテレビと日テレは昔から仲が悪い。TBSやテレ朝などとは別に普通だが(フジの27時間テレビで、テレビ局の枠を超えた同時生中継をやったり)、どうにも日テレとは仲が悪いようなのだ。長年年間平均視聴率トップを争うライバル同士だからだろうか。「今度日テレで放送するアニメの作者が逮捕!これは大々的に報道せねば!」と熱くなってるような気がするんだが、考えすぎ?
フジと日テレ、この二つのテレビ局はなんだか少年ジャンプと少年マガジンの関係にそっくりじゃないか、と時々思うことがある。フジテレビが年間平均視聴率トップから陥落し、日本テレビにトップを譲り渡すことになった頃、出版界ではジャンプが暗黒期(『ドラゴンボール』『スラムダンク』が終わった後)を向かえ、発行部数トップをマガジンに譲り渡すという事件が起きたのだ。しかし数年後、それぞれフジとジャンプが同時に首位に返り咲く。なんと言ってもフジテレビ全体から感じられるイケイケな感じ、あれはジャンプのイケイケ感そのものじゃないか。夏休みは「お台場冒険王」という、『ONE PIECE』を彷彿とさせるイベントをやっているし…。
…なんか小畑氏の事件から一気に話が逸れてしまった。まぁいいか、いつものことだ。



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2 コメント

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小畑 (darico)
2006-09-09 01:22:09
銃刀法違反てどんだけ食らうのかしら?

そんなすぐには釈放されんもの?
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うーん (shallow)
2006-09-09 12:48:19
余罪がなければすぐ釈放かな?家宅捜索したら大量のナイフコレクションがさらに出てきた、とかなら大問題だが(笑)
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