拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

清水へ…

2009-02-12 22:41:33 | 漫画
12日、may99ちゃんと一緒に『ちびまる子ちゃん』の舞台である静岡県・清水に行ってきた。初めて読んだ漫画が『まる子』であり、ハードコア『まる子』ヲタを自認する私にとって念願の清水散策。清水市(今は静岡市清水区)は昔から憧れの地だったけど、結構遠いのでなかなか行けなかったんだよなぁ。静岡は愛知県と隣接してるけど、名古屋から在来線を乗り継いで行こうと思うと3時間ぐらいかかるのよ(3時間あったら大阪まで余裕で行けるはず…)。新幹線「こだま」乗れば速く行けるけど、大金払って「こだま」なんぞに乗りたくない!…「こだま」ファンの皆さん申し訳ありません。学生には「こだま」に金払う余裕無いんです。
横に長~い静岡県をJRの鈍行でノンビリ横断。浜松でちょっとテンション上がりました。ラルクのライブ思い出して。静岡駅を過ぎた辺りから「そういえば富士山見えるじゃん!」とさらにテンションが上がり。新幹線だとピューっと通り過ぎちゃうけど鈍行だとじっくり見られるね。富士山…初めはあまりにも大きい存在感にビビったが、天気が良かった事もあって凄く綺麗に見えて感動。静岡の人はこんな素敵なものを毎日、当たり前のように見てるのかなぁ…。清水駅に降りた後も、まずは富士山鑑賞&写真撮影。素敵だなぁ、あんなに綺麗に富士山が見える駅なんて。つーか富士山がこんなに感動的なものだなんて知らなかった、恥ずかしながら……。
清水に着いて、まず行ったのは「エスパルスドリームプラザ」という商業施設。ここに「ちびまる子ちゃんランド」というミュージアム的なスポットが入ってるので。地元サッカーチーム清水エスパルスのキャラがお出迎えするドリームプラザは、清水港に面した、眺めの良い小綺麗なショッピングモール。普段、海とは全く馴染みの無い生活を送っているのでここでもテンション上がった。羨ましいぞ、港のある生活!
肝心の「ちびまる子ちゃんランド」は、平日ということもあってかガラガラ。入口でスタンプラリー用のカードを受け取り中に入ると、「お茶の間」「台所」「子供部屋」(写真参照)など、まる子の家の内部が再現されてるゾーンで、さくら家の人々がお出迎え。前を通るとちょっとした小芝居が繰り広げられる。時々ジリリンと鳴る黒電話を取ると、まる子のクラスメイト達から遊びの誘いが…。家を出ると次は学校。ズラっと並んだクラスメイト達の下駄箱の中の何処かに入ってるスタンプを捜すために一つひとつ開けまくる。箱の中にちゃんと名前入りのシューズが入ってたのが素敵。次は教室。黒板の前の教壇に立ち記念撮影し、教卓の中に仕込まれたスタンプを押す。ちなみに机の中には古めかしい教科書が入ってた。また教室内にはテレビが設置してあり、アニメが放送されてた(まる子が文通する話だった。最高)。
一番興味深かったのはさくらももこミュージアム的な要素を持つ図書室。さくらももこの著書がズラっと並んでいた他、生原稿や絵入りサイン色紙、アニメの絵コンテ、原画などの資料が展示されていた。あと、さくらももこが旅先で買った珍品コレクションとか…(マトリョーシカなど)。また、『ちびまる子ちゃん』の舞台である1970年代を紹介するコーナーも。万博関連グッズや初期の人生ゲーム、漫画にも登場したローラースルーゴーゴーなど、レトロなおもちゃに興奮。また、1974年の流行語「ストリーキング」に失笑…。個人的にはこのミュージアムコーナーが『ちびまる子ちゃんランド』のメインコンテンツでもよかったような気がするが、それじゃあちびっ子が集まらないよなー。
エスパルスドリームプラザに入ってたカプリチョーザでパスタ食べてから、いよいよさくらももこが生まれ育った町にしてまる子の原風景、入江町へ。清水駅のそばのアーケード街(お店が沢山連なってたけど、人通りがまばらで静かだった。不景気だから……?)を抜け、漫画やアニメに何度も出てきた巴川に架かる橋を渡る。あぁ、ここで花火大会が開かれたりしたのかなー。そしてレトロな感じの商店街を抜けると、これまた何度も作中に出てきた神社(白髭神社)を発見。ここでラジオ体操とかしたのかなー。さらに街をうろうろさまよい歩き、ついにまる子の母校、入江小学校を発見。ここでの思い出が『ちびまる子ちゃん』に昇華されたんだなー…感動。最後は生家。「今はもうとっくに閉店していて、その面影は残っていない」という事前情報は仕入れていたものの「建物自体は残ってるんじゃね?」という希望を胸に、かつて入江町商店街の中にあったというさくらももこの生家である八百屋さん(の跡)を探すが、それらしきものはなかなか見当たらず。そこでmay99ちゃんが商店街の中にあるスーパー、そして薬屋の店員さんに突撃取材(?)。そして、今はもう建物自体が無くなり、駐車場になっているという情報を得る。『ちびまる子ちゃん』のアニメスタートが1990年。あの大ブームから、既に20年ぐらいの年月が経っている。その当時はまだ『ちびまる子ちゃん』の時代、1970年代の面影が商店街にもあったものの、今では様変わりしてしまったという。さくら家跡である駐車場まで薬屋さんに案内してもらい、感慨にふける。
生家は見られなかったけど、子どもの頃から大好きだった漫画が生まれた町を歩く、というのは本当に不思議で素敵な気分だった。なんか、ちょっと羨ましくなるぐらい素敵な所だったなぁ。清水駅がすぐそばという便利な立地、連なるレトロな商店街、さらに港もすぐ近くにあって、おまけに富士山が綺麗に見えて…。久しぶりに漫画を読み直そう。あと、さくらももこの中学~高校時代の思い出を漫画にした、『ちびまる子ちゃん』のいわば後日談のような作品『ひとりずもう』も。清水の町の描写が結構具体的に描かれてるので(成長して行動範囲が広がったせいかな?)、こっちも改めて読み直そう。

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2 コメント

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Unknown (may99)
2009-02-14 15:32:06
私も書こうと思ったんだけど、ばれんたいんでいっぱいいっぱいだったにゃ、明日あたり書くにゃ(´艸`)
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Unknown (shallow)
2009-02-20 18:41:16
結局いまだに書いてないにゃ
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