魔物出まくり甲子園―解説は「バンビ君」

あらぁ…。愛工大名電高校、負けちゃった。普段のプロ野球は滅多に見ないものの、夏の高校野球は何となく見る私。今年はレポートをやりつつ高校野球を見ていたのだが、今年は一回戦が波乱の連続で面白いですな。良いピッチャーが見当たらず、どのチームも基本的にポコポコ点を入れるからかな。レポート課題が終わらないわけだ。横浜と大阪桐蔭がいきなりあたったり、２３点も搾り取るチームがいたり。「甲子園の魔物」召喚率が高いです。横浜と桐蔭がいきなり当たったのを見る限り、試合の組み合わせ抽選会にも魔物は来ていたかもしれない…。
それにしても横浜然り、常総然り、なんとなく東日本の名門校が元気が無いのが寂しいな。愛工大名電、イチローの母校だぜ？もっともっと頑張ってよー。そういえば名電の試合のときは試合を揺るがす魔物来なかった。エラーの多い試合だったから魔物の手下ぐらいは来ていたとは思う。で、６－４で９回の表が終わった後、なんとなく大物が来そうな雰囲気だったけど、結局あっさり片付いてしまった。うーん、高校野球でさっさと地元が負けると本当に寂しいなぁ。隣の県の岐阜も負けちゃったし。別に熱心に見てるわけじゃないけども寂しい。今夜も『熱闘甲子園』を見なくては。高校球児たちへの取材ＶＴＲで構成されている『熱闘甲子園』は基本的に、その日の試合に負けたチームを中心にスポットを当てる（それで最後だから）。しかし７日の『熱闘甲子園』では、一回戦、福島の光南高校相手に22－３で勝つという鬼のようなの試合を展開した長崎の清峰高校にスポットが当てられていた。「いや、待って、光南高校に…スポット当てようよ」とＴＶの前で突っ込んだのだが、清峰高校は今年春の選抜で逆に22点取られて横浜高校に負けるという悪しき経験をしたそうだ。それが夏になったら相手チームは違えど逆に22点取っちゃったら、『熱闘甲子園』もスポット当てたくもなるわなぁ…でも光南高校かわいそう。本当、魔物が大暴れした試合だった。つーか暴走？初号機かよ。ちなみに愛工大名電は去年の夏清峰高校に負けてます、確か。
そういえば今日名電の試合を見ている際、祖母が「あ、解説バンビ君じゃないの」と突っ込み。バンビ君…って何？祖母によると、約30年前、地元・愛知の東邦高校が甲子園に出場した際に「１年生エースピッチャー」として活躍した坂本圭一さんの当時の愛称が「バンビ坂本」だったらしい。バンビ君は東邦高校を決勝戦まで導くも、結局サヨナラ３ランを打たれて惜しくも準優勝。決勝戦でサヨナラホームランを打たれた高校球児はバンビ君が始めてだったそうだ。彼も甲子園の魔物を見た一人、というわけだ。その後東邦高校は愛知県予選で敗退し、甲子園に戻ってくることはなかったというバンビ君。いろいろと調べてみると当時はマジに人気者だったみたいだ。そんなスター・バンビ君、実は私の住む所の隣町出身らしい。祖母の話では、地元のスター・バンビ君を応援しようということで、近所のスーパーから応援バスが出発したりと、私の町でもかなり盛り上がったらしい。バンビ君。もしかしてドラマ『木更津キャッツアイ』での主要キャラ、桜井翔演じる「バンビ」はバンビ坂本から取ったのかなぁ…。