拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

ちくわでジュースを飲む中学生―『金八先生』第5シリーズ再放送

2006-08-08 22:55:54 | テレビ
名古屋では現在昼すぎから『3年B組金八先生』の再放送が放映されている。1999年の秋から放送された第5シリーズ。一見優等生で人望のあるクラス委員、しかし裏でクラスメートを操り担任イジメを先導する少年・健次郎を中心に描いたシリーズで、サブタイトルは「ガラスの少年」(キンキかよっ)。健次郎を演じる風間俊介君(小沢健二似)というジャニーズの少年の演技が光っております。群れを抜いております。しかし、このシリーズに出演した生徒役の中で現在までに一番出世したといえるのは、健次郎の手下のちょいワル生徒で、改心してからは寿司職人になるという夢に向かって歩き出した少年・明彦を演じた現KAT-TUNの「亀梨君」でしょうね。若いですがなんとなく面影あります。当時ドラマを見つつ、「この健次郎役の子、これから売れるだろうなぁ」なんて思っていたが、まさか彼の手下役が超売れっ子に成長するとは。芸能界ってわからんもんです。あー、でも周りの友人の間では「実は亀梨君が凄くかっこいい」なんて話を当時耳にしたな。ジャニーズファンの子はとっくに先物買いしてたのね~。ちなみに第6シリーズで性同一性障害をかかえる少女を演じた上戸彩は皆の予想通りぶっちぎりで売れましたね。
他にこのシリーズに出演して売れた人には誰がいるでしょう。ドラマ界に精通しているわけではないのでよくわかりません。しかし、健次郎の兄で、自宅に引きこもる病んだ青年を演じた人は『金八』終了後、『池袋ウエストゲートパーク』に出てました。無線オタクで電化製品に強い男・通称「電波くん」役で。『金八』ではヒステリックでダークな役どころだったが『池袋』では明るくポップなオタクでした。
今日見てて「うーわ懐かしい!」と思ったのは、隣町の中学の不良役として出演した不良三人組。金髪&時代錯誤の超短ランの子、ルナシーの真矢に似ている長髪の子、チビでちょっとおっさんくさい子と、濃いキャラが揃っている。当時『学校へ行こう!』の、「『金八先生』の不良役オーディション」という企画で選ばれ、本当にドラマに出てしまった彼ら。ほんのチョイ役で出るかと思ったら結構出番があって、当時まあまあ盛り上がったのだが、『学校へ行こう!』の企画の事を知らない若い人の目にはただの脇役としか映らないんだろうな。
これが放送されていた頃私は中二。ちょうどこの頃所属していたバレー部を辞めたのでした。3年B組メンバーと年齢が近かったこともあり、ほぼ毎週見てたな。唯一半年通してちゃんと見た金八シリーズ。健次郎役を演じた風間君の体当たり演技が面白くて最後の方は結構真剣にみてしまっていた。金八シリーズって最後の卒業式の場面の卒業生答辞のシーンで、シリーズ通して主役を演じた子が答辞を読むと思うんだけど(で、途中までは普通に読んで、途中から本音をぶちまける、みたいな展開)、第5シリーズでは健次郎君が警察に補導されたため皆と一緒に卒業式に出られず、違う子が読んだんだよな、確か。誰が読んだか覚えちゃいませんが。
そういえば、この第5シリーズの3Bメンバー役で、「ヒルマン」という、おそらく『ビルマの竪琴』から連想されたであろうあだ名を持つ坊主頭の元気な少年が出演しているのだが、彼、ラルクのビデオに出演している。99年に発売された、ラルクのプロモーションビデオを集めたVHS/DVD『CHRONICLE』。この作品は、ラルクのシングル『HONEY』から『Driver's high』までのPVを収録している他に、意表をつくコント映像も入っている。ラルクとコント。『CHRONICLE』は、なかなか結びつけ辛い二つの要素が見事に共存しているとんでもない作品集。これのコント部分に先述の「ヒルマン」が出演しているのである。当時『金八』の第一回を見て驚いた。「ちくわでジュースを飲む中学生が金八に出てる…!」…すみません、わけわかりませんね。でも『CHRONICLE』と『金八』を見れば全てが繋がるからね。


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2 コメント

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ほげ~ (waka)
2006-08-10 23:44:31
いやぁそうだったのかぁ、金八第5シリーズの勉強になりました。私は、次の第6シリーズは熱心に見てたのですが、第5シリーズは見てなかったので。

うん、明日から金八が3倍楽しめそうだね☆←いや、レポートやれよ。
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金八 (shallow)
2006-08-10 23:58:16
明日は確か二時間スペシャルだと思うんだけど、必見だよ。レポートなんてやってる場合じゃない(笑)!「亀梨君」もさらに活躍するはず。
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