拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

今年もこれで初笑い

2010-01-02 12:22:29 | テレビ
今年の年明けも例年通り今田東野の吉本芸人大集合特番を朝まで見ていた。しかし今年は裏番組が豪華で。これまた芸人大集合・タカトシ司会の『フットンダ』がやってんだもんな。実際、今田東野の番組『笑いっぱなし伝説』が中弛みした時は『フットンダ』見てました。というか常にザッピングしてたな。芸人達もこの二つの番組を行き来してたようで、「あ、ブラマヨとしずる日テレに行った!」「ブラマヨとサバンナ戻ってきた!」「今度はチュートリアルとハリセンボンが日テレ行っちゃった」と、頻繁に入れ代わるひな壇芸人達の動向を気にしてました。『笑いっぱなし伝説』で女芸人達がイケメン芸人とのキスを賭けて泥仕合をする、「東野行司」が大活躍する恒例の爆笑イベントやってる時、同時に『フットンダ』で笑い飯、ブラマヨ、サンドウィッチマン、サバンナという豪華メンバーがモジってて、「うわぁ、究極の選択だ…」と悩みました。結局そこは『フットンダ』を多めに見たのかな。
実際、他の番組を見ず『笑いっぱなし伝説』だけを見てたとしたら、かなり退屈だったと思う。新年早々吉本の売れっ子が大集合する「お祭り感」は、裏に『フットンダ』があったせいで明らかにパワーダウン。芸人達が『フットンダ』と入れ代わり立ち代わりするため「芸人不足」が生じたのか、大人数でのトークコーナー、ショートネタブームを先取りしてた「プチ演劇ショー」、そして名物「ジュニアのイス-1グランプリ」が無く、さらに占い芸人小笠原まさやが児童で捕まったため毎年大盛り上がりの「今年売れる芸人ランキング」も無し。『笑いっぱなし伝説』の楽しい雰囲気を、半分横取りされたようなもんだもんな、『フットンダ』、そして『キャンパスナイトフジ』に(この番組は別に面白くないけど、司会がケンコバなんだ…)。
でもやっぱり今田東野が好きだから、基本はテレ東。番組で起きた珍事もちゃんとチェックできてよかった。東野とロバート山本によるオカリナ合奏は最高だったなあ。ココリコ田中の「技術革新と自然の調和を目指そう」的な田中のエコ演説(笑)に続き、東野・山本がぎこちないオカリナで「もののけ姫」を合奏、それをBGMに、ホンダの二足歩行ロボットに扮したFUJIWARA原西と希少動物に扮したBコースのハブが絡む……今田の「あ、技術と自然が融合したで!」というツッコミ解説含めて抱腹絶倒。伝わらんよね、文章じゃ。他、バッファロー木村の「OHポカホンタス」が決まらず作戦会議する今田東野、スパイスガールズ「wanna be」でスベりまくる山崎邦正、陣内智則の「♪もう恋なんてしないなんて~」、野爆のくぅちゃん作曲の変な歌、笑いを捨てて異様なギターテクをみせつけたフット後藤など、意外と見所ありました。中弛みも多かったけど、起きる事全てにバシバシ突っ込む今田東野が楽しかった。
今年最大のハイライトはカラオケの盛り上げテクを競う「カラアゲ選手権」だったな。吉本芸人おなじみの「ノリ」に一つひとつに「それ、おかしない?」ツッコミを入れる東野、「こういうノリやねん空気読もうや」とフォローする今田の姿に、なんらかの深読みをしたくなったり…つーかそれ自体が新たな「ノリ」になってたんだけど(笑)。ブラマヨ小杉がB'z「太陽のkomachi Angel」を、歌詞を大幅に「小杉仕様」にアレンジして熱唱するという、baseよしもと時代からやってるであろうノリ(サバンナ高橋の手慣れた「こ~すぎ!」コールが地味に良い)に対し真剣な顔で「歌詞違うやん、どういうこと?」と突っ込んだり、青山テルマ「そばにいるよ」のAメロに乗せ、皆で「山下どこにい~るの~」と合唱し、突然その場から姿を消したジャリズム山下を探すノリに水を差したり。吉本芸人の従来の団体芸に異を唱えつつ、新たな方向性を見せた気がしました。
このコーナーでは、「遂にRGがブレイクか!?」と一部を騒がせた、レイザーラモンRG改めて市川AB蔵の「歌舞伎あるある」も披露された。イエモン「JAM」に乗せた「歌舞伎あるある」、アルフィー「星屑のディスタンス」に乗せた「カラオケあるある」に、彼の明るい未来を見たような、見なかったような…レッドカーペットには出てないんだっけ?AB蔵。「オールザッツ漫才」と並び、場を爆発的に沸かせた芸人が全国区に進出する可能性が高い「笑いっぱなし伝説」。AB蔵が爆発を起こしたのか?と問われると「う~ん…」だが、ショートネタブームに乗る可能性はある(あっさり消費されそうだが)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿