拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

甘いのか苦いのか―『ママレード・ボーイ』

2006-06-22 23:42:06 | 漫画
スカパー及びケーブルテレビのアニメ専門チャンネル『キッズステーション』で7月から『ママレード・ボーイ』が放送されるらしい。私が小学生の頃、普通に『りぼん』を楽しんでいた、そして発行部数も200万部を越えていた「黄金期」に連載されていたこの漫画。連載開始当時私は小学校1年。その当時、岡田あーみんの『ルナティック雑技団』と並んで一番続きが楽しみな漫画だったなぁ。ついでに母親もその頃『りぼん』にハマっていて、『ママレード・ボーイ』と『天使なんかじゃない』(ある世代の女性にとってはかなり懐かしい響きがすることでしょうね)を楽しそうに読んでいた。『ママレードボーイ』のアニメ版は当時の日曜の朝。あまり見た覚えは無いが、オープニングテーマは凄くよく覚えている。「♪だ・け・ど気になる 昨日よりもずっと~」みたいなやつだ。久々にコレを聴きたいのでちょろっと見てみようと思う。
あらゆる登場人物がやや複雑な恋愛模様を繰り広げるラブコメ『ママレードボーイ』。私は主人公・光希に想いをよせる少年・銀太が好きだった。そのことを友人に告げたら「好みズレてるよねぇ」みたいなことを言われてしまった。まぁ、そうだ。少女漫画を読んでたころ、好きになったのは大抵主人公にホレるも最終的にはフラれ、脇役の女の子とくっつくような、決してヒーローにはならないタイプのキャラだった。少女漫画を読む女の子は普通ヒロインに無意識に感情移入するものだけど、私は健気な銀太の恋を応援してたなぁ。あ、こんな書き方してたら銀太の恋が叶わないって読んでない人にバレちゃうな(笑)。でもそんなの第一話読めば誰だってわかるしね、「光希とくっつくのはこいつだな」って。『ママレードボーイ』はそういう意味で少女漫画の王道ですよ。絵もすっきりしてて読みやすいので知らない人はぜひチェック。私と同世代(80年代中期生まれ)の人だったら男の人ですら結構知ってる漫画だよ。
とりあえず脇役好みだった私。『ママレードボーイ』の銀太の他にも『ハンサムな彼女』なら可児君(カメラマンだったっけ?)、『こどものおもちゃ』なら加村直純(演技派ハーフ)、『ルナティック雑技団』なら愛咲ルイ(芸術一家のホープ)、『天使なんかじゃない』なら中川(実は『NANA』にも数コマ登場している)、『赤ずきんチャチャ』ならしいねちゃん(薄毛)、『ときめきトゥナイト』ならアロン(魔界の王子)…と、私の脇役好みは徹底している。『ときめきトゥナイト』の場合、リアルタイムで読んでた人なら9割の人がヒーローである「真壁君」に夢中になってたようだが、後追いで読んだ私には「真壁君」の魅力が全くわからなかったなぁ。何か無愛想で(そこがいいのか!?)。でも凄く凄く人気だよね、真壁君。真壁君よりも、自分勝手でヘタレでお調子者なアロン王子の方が私好みだ。そんな勝手な彼が漫画の最後の方でいつのまにか「威厳あるキャラ」に成長している様も見ていて爽快だ。『ときめきトゥナイト』は全30巻の長編。またの機会にじっくり記事を書こうと思う。アロンの素敵なバカっぽさなどをだらだらと語りてぇ。え、いらない? 
そういえば『ママレードボーイ』、当初の構想では主要キャラの性別は逆だったらしい。主人公は男子で、「ママレードボーイ」という言葉はその主役の男の子の甘ちゃんな性格を指していたとか。でもやっぱり『りぼん』なので主人公は女の子に変更。うーん、見てみたかったぞ逆バージョン。


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2 コメント

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だけど気になる♪ (may99)
2006-06-23 00:30:17
うーん、私はママレードボーイの男の子たちは好きになれなかったな。『こどものおもちゃ』ではあっきーが凄く好きだし、『赤ずきんチャチャ』のリーヤも好きだった。←一見反対なようでも、芯の強い人格という意味では共通してるかもしれないみょ。
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ペギー葉山 (shallow)
2006-06-23 00:53:14
あっきーとリーヤ、「動物に変身できる」という点で共通してるね。
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