拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

先生、「20世紀少年」買いました

2006-02-27 22:00:57 | 漫画
「20世紀少年」の21巻を購入。本当は明日発売。早売りでゲットである。私の住む所では月間誌やコミック単行本が一日フライングで店頭に並ぶのが当たり前なのだが、一昨年から金沢で一人暮らししている友人によれば「こっちではフラゲはありえない」だそうだ。ジャンプ系の単行本なら早いときでは二日前に手に入るぞ、こっちは。別に印刷所が近い関東近郊に住んでいるわけでもないのに。まあいい。とにかく「20世紀少年」。この漫画は「完結が待ち遠しい漫画No.1」だ。というか浦沢直樹の作品は雑誌で追いかけて読んじゃダメだ。「MONSTER」で懲りて、単行本を待つ派になればよかったのだ。
「20世紀少年」の12巻までは凄かった。ドキドキの連続。というか初めの数話、あの謎が謎を呼ぶ展開を読んでこの漫画にハマらない人間なんて嘘だ!とさえ思った。しかしここ2~3年は話が進まなさすぎる。一応立ち読みで毎週チェックしているが、最近はそれを怠っている。だって進まないんだもの。張り巡らされた伏線が少しずつ、本当に少しずつ回収されつつあるんだけど、一番大事なことはずーっと明かされないままだ。いいかげんイライラしてきたよ…。ただ、この21巻はとっても上手く次回への「引き」がきまってるので、単行本派の人はドキドキワクワクだろう。
浦沢さんが「ビックコミックスペリオール」に連載してる話題の「鉄腕アトム」リメイク漫画「PLUTO」は単行本で追いかけている。月一連載など耐えられるものか。しかし単行本は3年前に始まったにもかかわらずようやく春に3巻が出る、というスローペース。イジメだ…。浦沢さんの漫画って本当に初めの数巻は勢いよく話が進むんだ。この漫画も物凄い勢いで話が展開しているのだが、単行本出るの、いくらなんでも遅すぎでしょ。6巻ぐらいまで出たところで読み始めればよかったよ。
浦沢さんは一年ほど前に、小泉孝太郎(なんで彼が番組持ってんだ)のトーク番組「孝太郎ラボ」に出演し、「やっぱり漫画は単行本ではなく週刊ペースで追ってほしい。『来週はどうなるんだ?』といろいろ想像しながら読んでいって欲しい」という旨の発言をしていた。そんなこと言うならせめてもう少しサクサク話を進めていってください…。


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