拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

truth

2008-09-02 19:26:51 | 音楽
嵐の新曲「truth」にハマっている。今日の記事は「truth」鬼プッシュで行くぜ!
「truth」は現在放送中のドラマ『魔王』の主題歌である。サスペンスものドラマということで、「火曜サスペンス劇場」を思わせる大袈裟なまでにスリリングでアゲアゲなストリングスがイントロで鳴り響く。そして、とことんトーンを落としたボーカルがふわっと入り込んで来る。バックでは「さぁ!裁きの時間だ!」という魔王の心境そのもののようなシリアスなピアノが鳴る。歌詞は徹底的にドラマに合わせて作られており、魔王・大野の復讐心を代弁。ビートは貪欲に4つ打ちを刻み、躍動感を叩き出す。一瞬の息つく暇も与えない怒涛の展開…。
こりゃヤバイ。病み付き。なんでこんなに好きになっちゃったのか考えてみたが、答えは単純、これラルクの曲に雰囲気似てるんだよな。低いキーで絞り出すようにAメロを歌い、サビで一気に爆発するドラマチックな展開やピアノのフレーズはThe Cureぽい気もするが、彼らの音楽性に歌謡曲の親しみやすさを掛け合わせたラルクの方が似てる。具体的に言うと「DAYBREAK'S BELL」に似てる。さすがにあの曲ほどメロディの起伏は激しくないけども、ピアノの重ね方とか…。
ドラマ『魔王』でこの曲を聴く度に「あぁ~良いなぁ~ラルクに似てるしなぁ」なんて思ってたのだが、なんと当の本人・嵐の大野も同じことを思ってたらしい。インタビューで大野は「まさにL'Arc-en-Cielみたいな楽曲。hydeさんが歌いそうなメロディですね」と発言している。これ、ネットで見た時ガセかと思ったけど、『Myojyo』最新号を立ち読みしたら(ちょっと恥ずかしかった)、確かに言ってた。…仲間?大野君も私の仲間?ラルク好きなん…?そんな、インタビューでわざわざラルクの話を出すなんて…仲間ですか(笑)?
さて。近年グループとしての人気や、リリースされる楽曲の評価が異様に高まっている嵐。多分ドラマ『花より男子2』及び主題歌だった「Love so sweet」がヒットした辺りから嵐人気が急激に上がってきたのだと思われ、自分の身の回りでも、「え、あんたアイドルとか全然興味無かったよね?」という人が次々と嵐に魅了されるという事態が多発。結成当時からのファン以外の、新規ファンが増殖中なのだ。最近の彼らのCDの売り上げも調べてみたけど、凄いね。この音楽不況のご時世で、出せば確実に40万枚売るという状態をキープしてる。まぁ、複数商法が凄いというのもあるけど、確かに楽曲のレベルは上がってるよ。全盛期のSMAPやキンキ並に気合い入れて作られてるはずだよ。しかし私にはその魅力がよくわからなかった。今年のシングル「Step&Go」も「One Love」も、凡ジャニーズポップスにしか聞こえなかったし。「最近の嵐はなんかオーラが違う!キラキラしてる!」と友人は言う。確かに、キラキラしてるのは私にもわかる。
…そんな私だが、遂にうっかり魅了されてしまった。「truth」、ジャニーズではKAT-TUNの「SIGNAL」以来のヒットですわ。

追記
お、おまえも仲間か!