拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

SEVENTH HEAVEN

2007-03-30 19:37:11 | L'Arc-en-Ciel
新曲「SEVENTH HEAVEN」がなぜか着うたでCD発売より二ヶ月も早くダウンロードできる、さらにカラオケ・ジョイサウンドで一早く歌うことが出来るという、久々に妙な戦略をかましたラルク。今までシングル3枚同時発売とかアルバム二枚同時発売とかその他いろーんなことやってきて、ファンを困惑させ、出費を増やし、しかし歓喜させまくってきたラルクらしい試みである。
今回の着うた先行配信は今ではいろんなアーティストがやってるが、ラルクは8年前「HEAVEN'S DRIVE」の時にすでに似たようなことやってたよな、そういえば。8年前は勿論まだ着メロの時代。しかもダウンロードするのではなく、携帯のメロディー作曲機能を使って自分好みの着信メロディーを打ち込む時代であった。「ド」の音を打ち込むなら1、「レ」なら2、みたいに手動で地道にメロディー打ち込んでた時代ですよ。そのうち最新ヒット曲を打ち込むための楽譜みたいな本も登場しだして。ずらーっとプッシュボタンの数字が羅列してあって、「この通り携帯に打ち込むとこの曲の着メロが作れますよー」みたいな本がベストセラーになったりして。出来上がるメロディーはもちろん単音。なんともしょぼい音。しかし人々はこぞってヒット曲や懐かしの名曲、CMソングやアニソンなどを打ち込んで楽しんでいた。そんな時代にラルクは「ラルクの新曲を、あなたの携帯電話でいち早く発表します」という文句を掲げた広告を新聞に掲載していた。その広告に載せられた数字の羅列を携帯に打ち込むと、「HEAVEN'S DRIVE」のサビメロディーが完成するのだ。懐かしいなぁ。その時はまだ携帯持ってなかったから、母の携帯を奪い取ってワクワクしながら打ち込んでたなぁ。で、母が稲垣潤一の「オーシャンブルー」を着メロにしていたのを勝手に「HEAVEN'S DRIVE」に変更させたりしてたな。
話を戻す。着うた&カラオケ超先行配信。ラルヲタ兼カラオケ好きの私にはかなり嬉しい企画だが曲を覚えないことには歌えないのでとりあえず着うたをダウンロードした。いやぁびっくり。4つ打ちだよ!「Caress of venus」や「NEO UNIVERS」を彷彿とさせる打ち込みダンスチューンだったよ!嬉しすぎる!バリッバリに踊れるよー。やっぱね、せっかく正確に打ち込みのリズムを叩けるyukihiroがいるんだからこういう曲定期的に出さないとね。とはいってもあの二曲ほど華やかな印象は無い。もっとヒネくれてる。狂った「Caress of venus」、壊れた「NEO UNIVERS」。傾いたままの天秤。そんな感じ。4つ打ちだけあってAメロは同じフレーズのループなので結構覚えやすいが、音程はちょっととりづらい。歌いこなせるかなぁ。ダウンロードできるのはAメロBメロCメロのみなので曲の全貌が明らかになったわけではないが、A→B→Cと毎回転調してるのをふまえると歌うのは結構難しいかもしれないなぁ。転調しながらどんどんメロディーが開かれていく感じがまさにラルク。ところでこの曲のサビはどこだ。そういえば私の持ってるのは結構古い携帯なので音質も悪いため、ベースがあまり聴こえない。これは寂しいなぁ。どんだけうねうねとしたベースが鳴ってるか毎回楽しみにしてるからなぁ私。ちなみに作曲者はhyde。hydeが4つ打ちの曲作るとは意外だ。早くCD売ってくれよー。大音量でガンガン聴きまくりたいよ。
それにしても、CD発売されていない曲をカラオケで歌わすとは。先述の通り部分的にしかダウンロードできないので、曲を全部覚えるにはMステなどでチェックするしかない。これはラルクからの無茶な挑戦状である。さすがドSバンド。この挑戦状はファンはもちろん、カラオケマニアにも叩きつけられている。着うただけではなくカラオケまで先行配信させたのは、ラルクファン及びカラオケマニアの歌唱欲を煽り、そして一緒にカラオケに来ている非ラルクファンにも新曲をアピールするためだろうか。カラオケで人が歌ってる曲をいつのまにか覚えてしまうことってよくあるからな。そこに注目して、カラオケで歌う人を通して新曲を宣伝しようとしてるラルク…。凄いな、この企画考えた人。これからしばらく、「機種は絶対ジョイサウンドにしてください!」と宣言してる人をカラオケの受付で見かけたら、その人はラルヲタかもしれませんね。 

そういえば、名古屋市が名古屋レインボーホールの命名権を売却してしまい、4月から同ホールの名称が「日本ガイシ スポーツプラザ ガイシホール」になっちゃうらしい!企業によるドームやホールの命名権買収は全国各地で起きていて、中でも「渋谷公会堂」→「CCレモンホール」には衝撃を受けたが、ついにレインボーまで…。ラルクから「レインボーホールは俺らが造った」というくだらない冗談が聞けることはもう無くなるのだ。「ここはレインボーホールや!それをおフランス語で言うと?」は聞けなくなるのだ。日本ガイシさん…なんてことしてくれたんだ!空気読めよ…!