拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

ムーンプリズムパワーメイクアップ!

2007-03-29 22:41:01 | テレビ
youtubeで久しぶりに『セーラームーン』の変身シーンを見た。アニメ放送開始時、私は小学1年生。故にシリーズ初期の方はかなり真剣に見ていた記憶がある。で、シリーズが進んで行き、どんどんキャラが増えていく過程で飽きてしまって最後の方は殆ど見なくなった(『セーラームーン』が面白いのはせいぜい3部までだよな!)。さて、『セーラームーン』の変身シーンといえばある意味一番の見せ場。それだけを楽しみに放送を見ている人がいたと言っても過言ではない、とにかく華のある素敵な映像であった。変身シーンは一年ごとにリニューアルされるだけなので基本的には丸一年同じ映像が使いまわされるのだが、それでも楽しみだった。シリーズが進み、セーラームーンがパワーアップしていくにつれて変身後のコスチュームの装飾が増えて派手になり、もちろん変身シーンもゴージャスになっていくのだが、私はシンプルながらも可愛らしく、さらにキレ味まで感じられるシリーズ第一作目の変身シーンが一番好きだなぁ。そのシーンで鳴ってるBGMも、第一作目のやつが一番カッコいいしね。
一作目の変身シーンはもう本当に素晴らしい。「ムーンプリズムパワーメイクアップ!」の掛け声で変身がスタート。画面が輝きはじめ、主人公・うさぎちゃんの体が発光しながらクルクルと回転。そして胸元の変身ブローチ―これがまた可愛いアイテムなんだ。『ひみつのアッコちゃん』の変身コンパクトにも通じるコロンとしたフォルム!―からピンク色のリボンがシュルシュルシュルシュルルーと出てくる。そのリボンが上半身に絡み付いた瞬間に上のコスチュームが表出してくる。次にリボンは両腕に巻きつき、白い手袋が装着される。次は一気に視点が下がり、リボンが足元に絡み付いてブーツ装着。その直後は全身のコスチュームの装着が済んだ状態が映し出され、ラストは額にティアラが装着される。そして月光に照らされながら決めポーズを決めて変身完了。約40秒の中に凝縮された華麗なる変身っぷりである。変身モノにありがちな可愛らしいBGMではなく、流麗ながらもなんとなく戦闘を煽るキレのあるBGMも完璧。本当、第一作目の変身シーンは文句の付け所が無い。
それでは一作目が大ブームを巻き起こしたのを期に作られた続編『セーラームーンR』の変身シーンはどうだろうか。映像的には豪華になっていて、画面の輝きも増しているのだが、舞い散る白い羽がジャマだなぁ。優雅っちゃあ優雅だがキレ味が薄れてる。BGMがボーカル入りのものになったのも残念だな。でもリボンが体に巻きつく部分は相変わらず可愛いし、冒頭の銀水晶が光輝く時の効果音はワクワク感を煽ってくれて素敵。そのさらに続編の『セーラームーンS』は冒頭でスピンしまくったり、物凄い高さにセーラームーンの足が上がったりなど、なんとなくバレエを思わせる変身シーン。これはそんなに悪くない。ハートが沢山出てきてポップな感じ。でもその後に続く続編の変身シーンはもうネタが尽きたのか、自動的にコスチュームがポンポンっと変化してるだけって感じで見ていてあんまり面白くないのだ。やっぱリボンだよ。リボンが巻きつくシーンが無きゃつまんない。

セーラームーン変身シーン集