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拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

90年代邦楽ベストディスク50

2010-03-21 10:15:26 | 音楽
「90年代邦楽ベストディスク50」。配布元はこちら。数年前から出回ってたみたいだから結構有名なのかな。やりたい方ぜひやってみてください。

―Q1 「ベストディスク50」で聴いたものに○、聴いてないものに×をつけてください。

×仲井戸麗市「絵」(90・2・21)   ( )はリリース年月日
○フリッパーズ・ギター「カメラ・トーク」(90・6・6)
×エレファントカシマシ「生活」(90・9・1)
×尾崎豊「誕生」(90・11・15)
○岡村靖幸「家庭教師」(90・11・16)
×真島昌利「HAPPY SONGS」(91・4・10)
×ユニコーン「ヒゲとボイン」(91・9・30)
×麗蘭「麗蘭」(91・10・30)
×ニューエスト・モデル「ユニバーサル・インベーダー」(92・2・21)
×矢野顕子「SUPER FOLK SONG」(92・6・1)
×佐野元春「Sweet 16」(92・7・22)
×ザ・ブルーハーツ「STICK OUT」(93・2・10)
○BLANKEY JET CITY「C.B.Jim」(93・2・24)
×The ピーズ「とどめをハデにくれ」(93・5・21)
×THE GROOVERS「Top Of The Parade」(93・7・24)
○小沢健二「犬は吠えるがキャラバンは進む」(93・9・29)
×カーネーション「EDO RIVER」(94・8・21)
○Mr. Children「Atomic Heart」(94・9・1)
×桑田圭祐「孤独の太陽」(94.9.23)
×忌野清志郎&仲井戸麗市「GLAD ALL OVER」(94・12・7)
○スチャダラパー「5th WHEEL 2 the COACH」(95・4・26)
×真心ブラザーズ「KING OF ROCK」(95・5・1)
×BUCK-TICK「Six/Nine」(95・5・15)
○スピッツ「ハチミツ」(95・9・20)
×Hi-STANDARD「Growing UP」(95・11・1)
×フィッシュマンズ「空中キャンプ」(96.2.1)
×サニーデイ・サービス「東京」(96・2・21)
○hide「PSYENCE」(96・9・2)
×ホフディラン「多摩川レコード」(96・12・16)
×the pillows「Please Mr. Lostman」(97・1・22)
×ザ・イエローモンキー「SICKS」(97・1・22)
×eastern youth「孤立無援の花」(97・2・25)
×中村一義「金字塔」(97.6.18)
○コーネリアス「FANTSMA」(97・9・3)
×CHARA「Junior Sweet」(97・9・21)
×堂島孝平「すてきな世界」(97・11・21)
○Baffalo Daughter「NEW ROCK」(98・1・28)
×奥田民生「股旅」(98・3・18)
×ボアダムス「SUPER ae」(98・5・25)
○CASCADE「80*60=98」(98・6・17)
×JUDY AND MARY「POP LIFE」(98・6・24)
○ゆず「ゆず一家」(98・7・23)
○スボンズ「LET IT BOMB」(98・9・19)
×thee michelle gun elephant「ギヤ・ブルーズ」(98・11・25)
×ギターウルフ「ジェットジェネレーション」(99・1・22)
○椎名林檎「無罪モラトリアム」(99・2・24)
○BUMP OF CHICKEN「FLAME VEIN」(99・3・18)
○宇多田ヒカル「First Love」(99・4・28)
×ザ・ハイロウズ「バームクーヘン」(99・6・9)
○THE MAD CAPSULE MARKETS「OSC-DIS」(99・8・25)


―Q2 「ベストディスク50」にこれを入れろ!これと入れ替えろ!というアルバムがあれば挙げてください。

・L'Arc~en~Ciel『ray』
・SOPHIA『マテリアル』
・電気グルーヴ『A』
・フリッパーズギター『ヘッド博士の世界塔』
・スーパーカー『スリーアウトチェンジ』
・SMAP『007』
ラルク、ソフィアがリストに入って無いのはまぁ納得だけど、あの並びに電気が入って無いなんて。単に見落としただけかな。あと、XとかLUNA SEAとかヴィジュアル系がもう少し増えればバランスの良いベストディスク50になると思う。フリッパーズは『ヘッド博士~』の方が90年代らしいよなぁ絶対。宇多田入ってるし、ロック限定ってわけでもなさそうだからSMAPもいいよね。

―Q3 90年代邦楽で、あなたの心に最も残るアルバムはなんですか?
・L'Arc~en~Ciel『True』
初期ラルクの名作『Tierra』も捨てがたいが、『True』は初めて買ったラルクのCDなので思い出深い。

―Q4 90年代邦楽で、あなたの心に最も突き刺さったフレーズ(歌詞)はなんですか?
・「ブリーチしたり黒い髪だったり 束ねて円メガネ 両耳にピアス開けて でもベロには開けない 痛いから」
(「黒いブーツ」/SOPHIA)
中学生の時ヘビロテだった。90年代末のSOPHIA(『ALIVE』『マテリアル』)の曲は刺さるフレーズ連発だった。ライブにも行ったなぁ。懐かしい。

―Q5 ロックファンとしてのあなたにとって、90年代最も大きかった出来事はなんですか?
hideの死…といってもリアルタイムで悲しんだわけではないが。死後4年ぐらいしてから好きになったので。あと、ラルクのsakura逮捕→yukihiro加入も大きな出来事だな。
 


追記
2008年のラルク東京ドーム公演の映像。このツアーで披露された「MY HEART DRAWS A DREAM」は神だった。本当に感動的だった…なんかU2みたいで(笑)。そのツアーのDVDがやっと31日に出る。

ラルクのベスト/CASCADE

2010-03-13 23:49:17 | 音楽
●ラルクのベスト盤『QUADRINITY ~MEMBER'S BEST SELECTIONS~』。豪華で美麗なパッケージデザインに少し感動した。こだわりまくりでさすがラルクって感じ。そして初回特典のDVD「ザ・ラルクイズ」に少し癒された。ラルクの4人がラルクに関する問題に答えるクイズ番組を収録したDVD。アメリカでのライブの打ち上げで150万使って「とりあえず一番高いワインください」が禁句になったとか、新宿のオカマバーで一番モテるメンバーはkenだとか、ラルクトリビア満載の楽しいDVD。母親もDVDを楽しんで見たらしい。一方CDの方は、リマスタリングされてるだけあって音が確実に良くなってる。素人の私にもわかるほどだ。特に「HONEY」。めちゃくちゃドライブ感増したような。この音源以外聴けないな、多分。ハードコアなラルヲタなら大満足な内容だったと思う。つーか余程コアなラルヲタ以外買わんと思う。高いし。

●最近CASCADEを聴いている。CDを整理整頓してたらひょっこりと彼らのアルバム『VIVA!』『コドモZ』『Adrenaline No.5』が出てきて。多分数年前に中古で安く買ったのだが、全然聴かずにしまいこんでたやつ。中学の同級生でCASCADE大好きな子が居たから彼らのことはなんとなく知ってて、「SOSロマンティック」「Dance Capriccio」「TOKYOダーリン」「コングラッチェ」など代表曲(と言えるほど知られてるのかしら…)のいくつかや「えびす温泉出身」等、断片的な知識はあったんだけど、アルバムをしっかり聞いたことはなかった。「懐かしいなぁ…」思って聴いてみたらコレがまぁ凄く良くて良くて。なんで今までCD棚の奥で眠らせてたんだろ。本当にもったいなかった。「Kill Me Stop」にヤられたぜ。素っ頓狂なボーカル、意味不明な歌詞、クセのあるメロディー。cali≠gariとかもそうだけどやっぱ私、大好きなんだなぁ。こういう80年代ニューウェーブっぽい変なバンド。…私の語彙・表現力不足故、cali≠gariと似たような感想しか出てこんなぁ。音楽そのものは全然違うし、多分ファンもあんまりカブってないと思うんだが。普通のポップスっぽい曲も少なくないからCASCADEの方がまだ聴きやすいかもしれない。でもいきなり初期の曲聴いたら「???」だよな。
持ってたアルバムは三枚だったけど、結局、急いで中古でその他の旧譜買い漁ってしまった。あとYouTubeで動画漁ったり。やっぱ彼らのデビューのきっかけとなった「えびす温泉」の映像が一番興味深いなぁ。番組の存在は知ってたけど見たことはもちろんなかったから。イカ天みたいな番組で、審査員にピエール瀧とかも居たらしいから、きっと変なバンド見世物市みたいな番組だったんだろうなぁ、きっと。



過去のアルバムを一通り聴いたから、再結成後に出たやつもぜひ聴いてみよう。4月には新作も出るみたいだし、良いタイミングでハマれて良かった。それにしても私、今年ものすごい勢いでCD買ってるなぁ。iTunesで「2010年に追加した曲」で検索かけると大量に出てくる。

わけがわからん…

2010-02-28 00:53:43 | 音楽
東方神起の韓国版のライブDVDを見まくっている。勿論輸入盤。日本モノだけでは飽き足らず、遂に輸入盤にまで手をのばしてしまった。去年12月ごろ、母親に頼まれてこのDVDを安く買える通販サイト探してるうちに「いつも私が貸してばっかだから、たまにはあんたがDVD買ったら?」と言われて、3枚組で3000円ちょいだったから買ってしまった。安すぎるぞ、羨ましいぞ…つーか日本のCDやDVDが高すぎるのか。しかしこんなもんにまで手を出すことになるとは。韓国のDVDなんて完全にコアファン向け商品だよな。あぁ、来る所まで来てしまった。2006年2月のブログ開設以来(…もう4周年か)、長らく「東方神起」の「と」の字も出なかった、この私が。
2009年2月、ソウルで行われたライブ「THE 3RD ASIA TOUR CONCERT MIROTIC IN SEOUL」のDVD。会場は屋内では韓国で一番大きいオリンピックパーク体操競技場で、ラルクのアジアツアーの韓国公演も同所で行われた。韓国にはアルバム引っ提げて全国ツアーする習慣が無いのか、この年に東方神起が韓国で行ったワンマンライブはソウル3daysのみ。日本では何度もホールやアリーナツアーやってんのに…。きっと日本でステージに立った時間の方が断然多いんだろうな。韓国人なのに韓国語ではなく日本語で歌った時間の方が長いんだよ?奇妙過ぎる…まぁ、ワンマンじゃなくても、色んなK-POPアイドルが集うイベントには沢山出てたらしいけど。とにかく韓国では激レアなんだろうね、ワンマンライブって。
また、これまた韓国の習慣なのか、口パクが少なくない。日本のライブではクタクタになりながらも激しいダンスしつつ熱唱してるのに…。何故母国で手を抜くんだ、お前ら…。ライブ冒頭のアップテンポのダンス曲3連発が口パクで、「……えぇ~?マジかよぉ…」って感じでした。曲がカッコ良かっただけに惜しいなぁ。キレのあるダンスをファンに見せつける事が歌よりも大事だったんだろうね。歌ってないから余裕があるのか、5人の表情はとても豊か。歌詞の内容に合わせて表情変えたり、キメ顔しまくったり。これは日本のライブ映像では見られない光景だ。真顔で必死で歌い踊ってるからね。ちなみに韓国のファンは口パクだろうが生歌だろうがテンションは変わらず(常に異常に高い)。ぶっちゃけどーでもいいんだろうね。
このライブDVDのハイライトはやっぱり「MIROTIC」だろうか。口パクではなく、生でちゃんと歌って踊った曲。日本でもリリースされた曲だが、母国では当然韓国語で歌う。DVDで韓国語で歌われる彼らの曲を聞いてると、馴染みのない言語の奇妙な響きに思わず笑っちゃったり、空耳アワーしちゃったりするんだけど、「MIROTIC」はなんか知らんが無茶苦茶カッコよく聴こえた。この曲に関しては日本のライブDVD見てる時よりテンション上がったな。日本のステージだと豪華な演出が加わってそっちに目が行きがちなだが、シンプルな韓国のステージだと純粋に彼らの歌とダンスに見入ってしまえる。本領発揮って感じ。ゾクゾクするぞ、威圧感をゴリ押ししてくるあの感じ。日本のアイドルにはなかなか出せないオーラが出まくってるぞ。とにかくカッコいいんだけど中盤のラップの部分の、あごに手を当ててクネクネする振り付けが妙に可愛くて一瞬脱力する。本人たちは可愛くみせてるつもり一切無いんだろうな。もうわけわからんよ東方神起…好き(笑)。

「MIROTIC」。冒頭から2分半続く映像は正直微妙なのでいつも飛ばす。



おまけ。「MIROTIC」の元ネタ。
 

東京ソングス

2010-01-31 19:12:33 | 音楽
自分のiTunesで「東京」「TOKYO」「トウキョウ」で検索かけて「東京ソングス」というプレイリストを作った。検索して出てきたのは12曲。これは多いのか少ないのか。どんなもんなんでしょう。それにしても…色々なタイプがありますな、東京ソング。都会の孤独を嘆く曲、都会をハッピーに楽しんでる曲、美しい夜景に酔ってる曲、東京という街を淡々と分析した曲、「トーキョー」という言葉の響きを楽しんでるだけっぽい曲…。以下、感想など。

Night of Tokyo City/モーニング娘。
モー娘。最初で最後(?)の名盤『セカンドモーニング』より。一人暮らしの女の子の孤独を歌う歌詞で、いかにもつんくが好きそう感じ(シャ乱Qでも似たような曲あったな)。聴きどころは冒頭の素っ頓狂過ぎるラップ。

Life In Tokyo/Japan
ラルクのhydeの歌唱スタイルのルーツである美形ボーカリスト、デヴィッド・シルヴィアンが在籍していた80年代のイギリスのバンドの曲。yukihiroもこのバンドが好きだったようでインタビューで度々名前が挙がっており、気になって聴いたら大好きになってしまった。ぼわぼわしたベースや歌声が素敵過ぎる。バンド名が「Japan」だが、この曲に東洋的な要素は特に感じない。でも解散直前に出した『Tin Drum』というアルバムはめちゃオリエンタル。

TOKYO LOVELIGHT Feat.YUCHUN(from東方神起)/MAKAI
ハウスDJ・MAKAIと東方神起のユチョンとのコラボ。ありがちな、みんな大好きキラキラ4つ打ちハウス。東方神起聴いてて「この声めちゃくちゃ好みだなぁ」と思いライブDVD見てみたらその声の主はユチョンであった。「空虚だった都会での生活が、君と出会ってから輝きだした」という旨の歌詞が、母国を離れて日本で活動する彼にハマっている。

トウキョウサテライト/goatbed
cali≠gariのボーカリスト・石井秀仁のソロユニットgoatbedによるテクノポップ。チープなキラキラふわふわシンセとハードなキックが駆け巡る。この曲からは「東京感」をあまり感じないなぁ。

東京/やしきたかじん
大阪の帝王、やしきたかじんの名曲。東京の男に恋をして上京した大阪女が主人公の、哀愁漂う浪花節失恋ソング。曲の流れが美しすぎて一瞬たりとも聴き逃せない。要所で響くビブラート、ゴージャスなシンセ、沈み込むベース、間奏のアコギ…たまんねぇよたかじんさん。

東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー/小沢健二
ハッピーなムード全開のパーティアルバム『LIFE』収録曲。楽しそうですね~。

東京、東京/RHYMESTER
東京出身者RHYMESTERによる東京案内(?)ソング。「オレは港区生まれ文京区育ち 周りは至って普通の人たち」で始まる宇多丸のバースに聴き入ってしまう。「故郷を離れて都会で暮らす者の孤独」みたいな切なく湿っぽい世界観、当たり前だけどこの人は全く持ってないんだよね。そんな人が「東京」をテーマに作詞するとこうなるという。新鮮でした。「あの寂しい景色たち ただしオレには心地よい癒し 独りが良く似合うこの広い街」。

東京NIGHT/宇多田ヒカル
アルバム『DEEP RIVER』より。デビュー以来のR&B路線から完全に脱却し、自分なりのポップスを追及しはじめた頃の曲。メロディーやシンセには昭和歌謡っぽさが漂うがリズムがちょっと攻撃的で、不思議なポップス。クライマックスの「♪隠しておきたい~」からの展開に当時シビれまくり、その部分ばかりを早送り・巻き戻しを繰り返して聴きまくってたら案の定CDがキズだらけになり、後で中古で買いなおした。

東京スヰート/ゴスペラーズ
甘い甘い甘いめっちゃ甘いスローバラード。「今夜は今夜は眠れそうにない」という歌詞で始まる曲だが、柔らかで心地よい曲調は、聴いてると優しく安眠に導いてくれそうな感じ。東京の夜景を車の助手席から眺めながら…みたいなシチュエーションで聴くと素敵…いや…ベタ過ぎるな(苦笑)。

東京ららばい/中原理恵
去年の冬ごろハマった70年代ディスコ歌謡。聴いてると70年代の東京が舞台の一条ゆかりの漫画『デザイナー』を何故か思い出す。あの時代の世界観好きだなぁ。ファッションも街並みも可愛くて。でも可愛いだけじゃなくて残酷な感じもあって。その時代の映画とか観てるとうっとりしちゃう。

東京ロゼヲモンド倶楽部/cali≠gari
キャリアの長いベテランバンドとしての彼らの本領が発揮されたムーディーな一曲。軽やかにスウィングしまくるジャジーな曲調と、間奏のサックスと、甘く男前な石井のボーカルに悶絶。でも曲の冒頭と終盤で鳴り響くテルミンでの「さくらさくら」のフレーズが不気味。歌詞も不気味。東京感は希薄。言葉の響きでつけた曲名だと思う。

東京病/cali≠gari
故郷を懐かしむフォーキーなバラードで、人によっては涙腺直撃。「東京ロゼヲモンド倶楽部」と同じアルバムにこれが入っており、「cali≠gariって一体…」って感じですな。




小沢健二はワールドカップイヤーに動く

2010-01-28 22:29:01 | 音楽
「小沢健二が13年ぶりにツアー」というニュースを知って以来、なんとなく小沢の曲ばっかり聴きまくっている。ついこの間ラルクや東方神起の新曲が出たってのに、小沢ばっかり。小沢ってさぁ、サッカーワールドカップの年に復活するよね。2002年と2006年にそれぞれ超久々のアルバムをリリースし、そして今回もワールドカップイヤー。わざとだろ絶対。
私がオザケンにハマったのは忘れもしない高校1年の12月。2001年末ですな。「小沢健二が4年振りにCDをリリース」という記事をスポーツ誌で目にしたのがきっかけ。その時は「あぁ、こんな人いたっけ…」程度のことしか思わなかったが、翌日ブックオフで、オザケンのアルバム『LIFE』と『球体の奏でる音楽』が250円で売っているのを発見し、なんとなく購入。で、家で聴いて一瞬で大好きになってしまったという…。特に『LIFE』は衝撃的だった。こんなにポップなエネルギーに満ち溢れたアルバム、それまで聴いたこと無かったから。「ドアをノックするのは誰だ?」「ぼくらが旅に出る理由」は特にヘビロテだった。以降、『犬は吠えるがキャラバンは進む』、アルバム未収録の8cmシングルたちを買い集め、2002年2月リリースの4thアルバム『Eclectic』をタワレコでフラゲし(HYDEのソロシングル「SHALLOW SLEEP」棺桶型ケース入り初回版と一緒に買った。あー懐かしい)、さらにフリッパーズ・ギターまでさかのぼって聴きまくり。そしてコーネリアスにも手を伸ばし…。私にとって小沢と小山田は、ラルク活動休止中の寂しさを埋めたアーティストの筆頭だった。
フリッパーズ解散以降、アルバムを出す度に音楽性をガラっと変え、ファンを困惑させつつ魅了してきた小沢健二。2002年リリースの『Eclectic』は、全盛期と全く違う声質&クールなR&Bトラックは賛否両論を巻き起こした。2006年に至ってはまさかのインストアルバム。小沢健二の音楽性の変化を楽しんできた私も、さすがにインストアルバムにはハマれなかった。歌詞が無いんだもんなぁ。
売上的な全盛期は『LIFE』リリース時とそれ以降の8cmシングル連発期である94年~96年だけど、97年にリリースされたアルバム未収録シングルが、小沢の全キャリアの中で一番好きというファンは結構多いはずである。この辺のシングルは今はレアアイテムになってて、中古ショップではなかなかお目にかかれない。私は2002年ごろ、近所のショッピングセンターの一角の寂れたCDショップの中の、さらに寂れた所に位置する8cmシングルコーナーで『Buddy/恋しくて』『指さえも/ダイスを転がせ』『ある光』『春にして君を想う』の4枚を発見し、新品で買いました。この辺の曲って本っっっ当に名曲だらけなので、ぜひぜひシングルコレクションとか出して欲しいところ。柔らかなシンセが流れ「穏やかなミディアム曲か?」と思ったのもつかの間、クールでレトロな打ちこみが鳴り響き、切なすぎるメロディーが乗っかる「back to back」、骨の髄まで甘々でメランコリックな「指さえも」…あぁもう全部好きさ全部。
以下、今の時点での「好きな小沢健二の曲ベスト10」

1「back to back」
2「指さえも」
3「ダイスを転がせ」
4「ぼくらが旅に出る理由」
5「麝香」
6「流星ビバップ」
7「夢が夢なら」
8「強い気持ち・強い愛」
9「ドアをノックするのは誰だ?」
10「戦場のボーイズライフ」


あまり嬉しくないリリース

2010-01-16 00:51:34 | 音楽
●ラルクの新曲がもうすぐ出るってのに、全く気分が盛り上がらない。理由はもちろん、新曲「BLESS」が個人的にあまり好みじゃないからだ!NHKのバンクーバー五輪という大型タイアップに恵まれ、そのタイアップをしっかり踏まえてhydeが作った壮大なバラードなのだが…微妙だよ(笑)。悪い曲じゃないんだけど、これより良い曲なんてラルクの過去の曲にたっくさんある…。なんつーか、こう…聴いた瞬間に一気にテンション上がるような要素が無さ過ぎる。ラルクの新曲を聴いて、ここまでワクワク感が湧いてこないのって、2001年にリリースされたベスト盤に入ってた新曲「anemone」以来だな(笑)。輪郭がぼんやりして掴みどころ無さ過ぎて「…ふ、ふ~ん…」みたいな微妙な感想しか持てないんだ、未だに。そういえば「anemone」も「BLESS」も作曲はhydeだ。hydeが作るバラードって、kenやtetsuのバラードと比べるとメロディーのテンション低いよなぁ。感動の洪水のようなサビ後半部分に悶絶させられたkenの「叙情詩」や、天井知らずでキーが上がりまくるtetsuの「瞳の住人」のように、興奮できるポイントが少ないっつーか。別に「hydeのバラードは微妙」とか言うつもりはないんだけどね。バンドのアレンジが良ければ「LORELEY」(タイトなビートを淡々と刻むドラムをはじめ、演奏が渋すぎる)や「My Dear」(シンセに対抗して自由奔放に暴れまくるベースに驚愕)のような名曲が生まれるわけだし。新曲の「BLESS」ってアレンジも無難過ぎないか?ラルクの新曲が出るってだけで本当はお祭りのように盛り上がりたい気分なのに、盛り上がれないよ。贅沢かな。

●2月に東方神起のベスト盤が出る。一応iTunesに全楽曲入れてあるのでベストには興味無いのだが、東方神起の大ファンの母はもちろん購入予定。このベスト、エイベックスお得意の複数バージョンリリースで。特典のDVDが全く違う内容で2種類リリースされるとのことで……「あんたもベスト盤買ってよ、ファンでしょ?」と母に詰め寄られてしまった。う~ん、あほらしい。それにしても、どれくらい売れるんだろう。韓国では訴訟問題で活動が絶望的なのに、日本では売上的に全盛期という局面に置かれた東方神起。「もうまともに活動出来ないし、最後までガッツリ稼がせてもらうぜ~」なムードなんでしょうかね、本人たち的には。

●ベスト盤といえば、ラルクも3月にベスト盤を出すらしい。まだ公式発表はされてないけど、ラルヲタの間ではもう確定事項として「3月にベスト盤と世界ツアーのDVDが出る」と語られている。DVDは超嬉しいけどベストは…東方神起のベストよりもいらない、正直(笑)。ラルクはアルバム単位でドップリ浸りながら聴くのが良いんだよぉ…。ベストはCD4枚+DVDという豪華仕様というのがもっぱらの噂。4人のメンバーが好きな曲を7曲(虹は7色だし)セレクトし、CD4枚に分けて収録、という全くワクワクしない、むしろ「やめろよぉ…そんな中途半端なCD誰が買うんだよぉ…」な怪情報が浸透しつつあるけど、本当だったらどうしよう(苦笑)。



追記
いろいろと不満を述べた直後に書くのもアレだが、今になって「BLESS」の良さに気付き始めた(笑)。間奏のオーボエとか、曲のフィナーレを飾るギターソロとか…アレンジ良いじゃーん。ただyukihiroのドラムの音色、風のような軽やかさが消えてて寂しいけど。まぁ、CDで聴けば印象はさらに変わるだろう。あと歌詞、「オリンピック出場おめでとう……結果出るかどうかはわかんないけど、がんばっといでね」的な、「応援」よりも一歩退いたスタンスで、それが妙にラルクっぽくていいね。何より「精一杯頑張れば夢は叶うよ、負けないで」みたいな、無責任な応援ソングじゃないのが素晴らしい。…結局好きになってもうた。負けたよラルクに。

手を伸ばしても もう届かない

2010-01-04 01:05:03 | 音楽
Perfumeの曲に「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」というのがある。



I still love キミの言葉が まだはなれないの
あの日あの場所で 凍りついた時間が
逢えないままどれくらい たったのかなキミと
手を伸ばしても もう届かない

Perfumeファンなら皆大好きな名曲。2006年にリリースされたPerfumeのベストアルバムに収録されているこの曲の歌詞は,多くのファン達に「解散を匂わせるもの」と解釈されている。長年地下アイドルとして地道に活動して、やっとメジャーデビューしてもCDがなかなか売れず、デビュー後1年で寄せ集め的なベスト盤をリリースし、宇多丸、掟ポルシェをはじめとするコアなヲタから「完全に解散コースじゃねーか!こんな感じで消えてくアイドルたっくさん見てきたぞ!どうしよう!」などと危惧された2006年のPerfume。それゆえ「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」の中の歌詞は、「大好きなアイドルが解散して茫然としてるヲタの心情」「解散後数年経ってから過去を振り返るPerfume本人達もしくは中田ヤスタカの心情」と解釈された。特に「今も大切なあのファイル そっと抱えたあのまま」という部分に関して宇多丸は「未来のリスナーが、すでに存在しないグループに、残された作品を通じて思いを馳せているかのような」(『マブ論classics』より)としている。しかし結局それは杞憂に終わった。少なくとも今の時点で、「パーフェクトスター~」の歌詞をPerfume解散とシンクロさせながら聴くファンは居ないだろう。
私は最近「パーフェクトスター~」、そしてベスト盤に収録されてる「コンピューターシティ」「エレクトロワールド」をよく聴いている。「コンピューターシティ」「エレクトロワールド」もまた、「アイドル崩壊物語」をつづったものとしてファンの間で解釈されている(というより、リリース直後から宇多丸がそう解釈してたからみんな引っ張られたんじゃねーかと)。「完璧な計算で作られた楽園」=アイドル業界を「進み進み進み続けた」が、「地図に書いてあるはずの町が見当たらない」と迷走し、最終的に「地面が震えて砕けた」「もうすぐ消える」…そんな悲しいアイドルの歌なんだ、と。
…なんか前置きが長くなったなぁ。何が書きたいのかというとほら、あれですよ、今解散危機にあるアイドル、そう東方神起(笑)!…しつこいって?でもPerfumeの曲聴いてると、どうしても彼らの事を思い出してしまう。だってきっと、もうすぐ来そうだ、「凍りついた時間」。今年の活動は白紙のようだし、「手を伸ばしてももう届かない」存在になりつつある。「エレクトロワールド」なんてもう歌詞全体が東方神起解散ストーリーのように聴こえるよ。「本当のことに気づいてしまったの この世界のしくみ」とか「空の太陽が落ちる」とかさぁ(「Rising sun」って曲があるんすよ、東方神起に)。あぁ残念。でも仕方ないよな。デビュー6周年を迎えるアイドルグループなんて、韓国ではかなり珍しいみたいだし。日本ではアイドルは売れてりゃずっと解散しないけど、韓国では人気絶頂で待遇で事務所と揉めて解散、なんて普通らしい。揉め事が起きないように事務所も前もって対策打てばいいのにね。まぁ東方神起の件は単なる事務所との契約の問題とは到底思えないけど(苦笑)。
「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」は、自分の好きなアーティストが解散または活動休止状態、または亡くなってしまって、悲しい思いをしたことのある人、もしくはしそうな人なら誰でも感情移入してしまうような名曲。心当たりあるでしょ?みなさん。

「ちょ、お前それ言ったらあかんやろw」的に即座にジェジュンを叩くチャンミン(右上)。こんなに理解できるようになった日本語も、解散して日本に来なくなったら忘れちゃうんだろうね。


今年の曲、今年のうちに♪

2009-12-31 14:16:17 | 音楽
レコード大賞は2年連続でEXILEだそうで。おめでとーございまーす。さて、TBSのレコ大に対抗して(?)、今日は2009年、個人的によく聴いた曲を発表する「拝啓 夏目漱石先生 レコード大賞」をやります。対象となるのは本家レコ大と同じく2009年に発表された楽曲。曲はリリース順に並んでおります。

「Survivor」/東方神起
今年大いにハマった東方神起。2009年に出た楽曲で一つ選ぶとしたらコレかね。流行りまくりのエレクトロ路線を遂に導入。めちゃくちゃアッパーで華やかなダンス曲。少しオートチューニングのかかった歌声と、熱を帯びた生々しい歌声(っていったら変だけど…)の組み合わせ。聴いてて凄く気持ちが良いよ。あと、韓国人ならでは(?)のぎこちないザ行・ダ行・バ行の発音が、この曲には何故かぴったりハマってる。これは彼らにしか出せない魅力だなぁ、と。


「Merry Christmas Mr.Lawrence-FYI」/Utada
アメリカ版2ndアルバム『This Is The One』の中で、特によく聴いた曲。誰もが知ってるピアノのフレーズに、宇多田ならではの魅惑的なメロディーがふわっと乗ってて病みつきになった。歌声もいつになく神秘的に聴こえたなぁ。売れっ子プロデューサー・スターゲイトのアイディアから生まれた名曲。他、「Dirty Desire」「Apple And Cinnamon」など、聴きやすいポップスが満載のアルバムでしたなぁ。未だに『ULTRA BLUE』が一番好きな宇多田ファンとしては正直物足りなかったけど。


「Wait For Me There」/Tommy heavenly6
これといったプロモーションをされるわけでもなく地味~にリリースされたTommy heavenly6の3rdアルバム『I KILL MY HEART』より。スマパンみたいな90年代オルタナ系の音を味わい深く鳴らす、2009年リリース作品とは思えない時代性の欠如した良作。隠れ名盤かもよ。


「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」/VAMPS
なんだかんだで聴きまくったVAMPS。今年遂にアルバムが出ました。ほぼ全曲アッパーなロック、ライブで盛り上がるためだけに作られた無茶苦茶なアルバムでしたな。ゴスなメロディーとhydeの濡れた歌唱の相性が良すぎる「SECRET IN MY HEART」「DEEP RED」、ラルク的なゴージャスな解放感漂う「COSMOS」、超イケイケなディスコパンク「TROUBLE」、美麗なBメロが光り輝く「SWEET DREAMS」、切ないギターロック「TIME GOES BY」など良曲盛りだくさんだったが、一曲挙げるならやっぱり、ライブで死ぬほど盛り上がった、曲名からしてVAMPSを象徴するような曲。「ライブはセックスで、アルコールは血なんだ!」と歌い叫ぶ脳天気でバカでセクシーで最高の曲。


「Beautiful World(PLANiTb Acoustica Mix)」/宇多田ヒカル
「なんだよ、新曲が聴けると思ってたのに…」というガッカリ感が無いわけではないが、これはこれで凄く好きだ。新劇場版ヱヴァのエンディングテーマ。あのアクロバティックな展開の果てに飛び込んできたこの曲、心の中で絶叫してました。レッチリっぽい男泣きなギターが、名曲に新たな魅力を注入。「次の宇多田のアルバムでは生バンドをフィーチャーした曲が沢山入るといいなぁ」なんて妄想した。


「NIGHT FLIGHT」/Perfume
ダイナミックレンジの狭いバキバキのエレクトロチューンを果敢に世に送り出してきた中田ヤスタカが突然放ったテクノポップ。アルバム『⊿』に収録。ここまでYMOっぽい曲って今まで無かったのでは。無邪気にブーブーと鳴りまくっていた重低音は控えめに、レトロなシンセを大フィーチャー。1番終わった直後の間奏、2番Aメロのシンセに悶絶しました。なんかもー可愛い過ぎ。これシングルにすればよかったのにね。


「スクールゾーン」/cali≠gari
キャリアが長く、過去を振り返れば名曲・怪曲で溢れるベテランバンドだが、2009年リリースの復活作にもちゃんと素敵な曲が入ってるのが凄いね。ノスタルジックなシンセが印象的なビートパンク。何故か自分の子どもの頃をふわっと回想してしまう魔法のようなメロディー。他にも「-踏-」「ハラショー!めくるめく倒錯」「月光ドライブ」「電気睡蓮」など、新作『10』には宝物みたいな曲がいっぱい詰まってた。そんな素敵なアルバムをめちゃくちゃサラっとリリースする彼らが大好き。


「ONCE AGAIN」/RHYMESTER
久々に出たライムスの新曲。どんなに辛い朝でもなんとか起きられたのはこの曲のおかげ。胸を熱くさせる、高鳴るファンファーレのおかげ。来年出るアルバムも超~楽しみである。


「pink monsoon」/シェリル・ノーム
恐るべしアニソン、恐るべしマクロスフロンティア、ということで。アニメは見てないがこの曲の魅力には負けたぜ。ずぅーんと沈み込むバスドラとふわっふわのシンセと歌声の絡みがたまらん。アルバムを聴いてみたけど、やっぱこの曲がダントツで好きでした。他は…クオリティの高さはわかるんだけど…単純に好みの問題だな。ロックっぽいのとか歌わず、R&Bとかハウスとかに寄った曲ばっかり歌って欲しかったな。歌声が好きなだけに惜しい。


「Shut Up」/安室奈美恵
新作『Past<Future』は、ちょっとエレクトロ寄りになったというか、今までの安室のスタイルにSFっぽいコンセプトを注入したような少し奇妙なアルバムでした。一曲目「FAST CAR」はチャールストン調のピアノがフィーチャーされてて、二曲目「COPY THAT」は往年のスパイ映画を思わせるフレーズがサンプリングされてて…それぞれレトロな雰囲気があるんだけど、以降の曲はどんどん音が鋭くなっていく。そんな中で異彩を放つのがアルバム後半に登場する「Shut Up」。小室プロデュース時代末期を思わせるロックな曲で、「もう放っといてよ、邪魔なのよ!」と熱唱。近年の安室にしては珍しいよ、この熱さは。こういうの聴きたかったんだ~。
  

集い

2009-12-13 12:42:45 | 音楽
昨日、母の韓流ファン仲間と一緒にカラオケ&飲み会をした。「東方神起のライブ映像が沢山見れるカラオケの機種(PremiumDAM)があるよ」と母に教えた所、強く興味を持たれ、東方神起オンリーのカラオケ会が企画され、最近東方神起をよく聴くようになった私も同行することになったのだ。あぁ、凄く濃い時間を過ごした…。母の韓流仲間には初めてお会いしたのだが、皆様めちゃくちゃ若々しく、そして韓国事情に詳しい。数年前、久屋大通で行われた東方神起のライブイベントで知り合い、東方神起だけでなく韓国ドラマも大好きということであっという間に仲良くなったのだそうだ。こういうネットワーク、うちの母世代で凄く広まってるんだろうな…。
さて、PremiumDAMには、東方神起のライブ映像をみながら歌える曲が30曲も入っている。私はこの日に備えて慌てて彼らの曲の持ち歌を増やした。ある程度難易度が高くて、カラオケ好きの心に火を点ける曲が多く、歌ってて楽しい。この辺はラルクにも通じる所があるなぁ。ラルヲタにカラオケ好きが多いのと同様、東方神起ファンもカラオケ好きなのかも。一人で歌うのは大変な曲、ハモりを楽しむ曲などもあるので東方神起を歌う相方が欲しいなー(めいちゃん、曲覚えてみない?)。
私が昨日歌ったのは「Purple Line」「Survivor」「呪文」「Share the world」「LAST ANGEL」「Kiss the baby sky」「Stand by U」「Summer dream」 。他は全部母達がノリノリで歌ってくれ、約3時間かけて東方神起のライブカラオケを制覇した。映像見ながら当時のライブの思い出話をしたり、メンバーにツッコミ入れたり、ワイワイ盛り上がった。あと、「この頃は良かったよねー…」としんみりしたり。韓国でメンバー5人中、3人が所属事務所に対して訴訟を起こし、現在絶賛空中分解中の彼ら。12月は紅白など日本の音楽番組にチョロチョロ出るけど、来年以降の5人揃っての活動の予定は白紙らしい。あのゴリ押しMAX松浦社長率いるエイベックスも「この状態じゃスケジュール入れられん」と、お手上げだそうだ。これだと、3月にベスト盤出して解散とかもありうるなぁ。ライブ映像見ながら、「いいグループなのに勿体ないね…」としみじみした。一度でいいからライブ行きたかったなー。
沢山映像見て改めて思ったけど私やっぱユチョンが好きだなぁ。歌やダンスが特別上手いわけでもないし、特にイケメンというわけでもない(つーか一番冴えない顔してるなと思ったよ、初めて見た時)。でもどうして君を好きになってしまったんだろう。「しゃべくり007」で、誰よりも早くしゃべくりメンバーのギャグやボケに反応し、有田との「わかったよ」合戦を繰り広げたのを見て「この子が一番日本語を深く理解してるのかもな」と感心して以来、なんとなく気になる存在だったなぁ、ユチョン。一番日本語理解してても発音は聞き取りにくいけどね。曲聴いててもユチョンのパートでは大体「ん?今なんつった!?」ってなる。でも好きだなぁ、あの、ちょっと暑苦しい声。
東京ドームライブの終盤で披露された最後の激しいダンス曲「Break up the shell」の映像のユチョンがたまらなく好きだ。「あー、死ぬわ俺」みたいな顔で踊ってんの。



パーマのかかった髪を後ろで束ねてる人ね、ユチョン。ちなみに、後藤真希の弟によく似てる子は最年少のチャンミン。

『ザッピィングCD』

2009-12-06 21:42:59 | 音楽
ちょうど10年間使ってきたCDデッキが壊れたので、新しいのに買い替えた。ipodが接続できるやつ。う~ん…便利過ぎる…。CD5枚ぐらいをランダムに再生できるCDチェンジャー機能、完全に過去の遺物ですね。薄っぺらいipodにCD数百枚分(…も無いかな、私のは)の音源が入ってるんだもんね。今更ながら、改めてハードディスク搭載プレーヤーの凄さを思い知りました。
新しいCDデッキを買ったので、ついでにCD周りを整理整頓した。よく聴くCDや、買ったばかりのCDは、ついつい机に出しっぱなしにしてしまい、それが平積みされていってエラいことになってたのだ。大掃除シーズンということもあり、普段より気合いを入れてCD整理をしていたら、「こ、これ聴きてぇ!」ってやつを見つけた……「ザッピィングCD」って知ってますか。大分昔に廃刊になった音楽情報誌『ザッピィ』に毎月付いていたCDです。誌面で取り上げたアーティストの新譜の試聴音源やメッセージなどなどがたっぷり収録されてる大変便利なCD。大物から「誰やねん」なアーティストまで、色んな人の曲がちょっとずつ聴けるので暇つぶしにはもってこい。このCDのおかげで一切興味無かったアーティストのファンになる…みたいな事も十分あり得たでしょうね。
その「ザッピィングCD」の、1999年8月号がひょっこり出てきた。私この雑誌を購読してた記憶全然ないんだけどな。CDにラルクの楽曲が収録されてるわけではないし、何故こんなの持ってたんだろ。とにかく聴いてみた。この当時の「新譜セレクション」のラインナップ、有名どころでは浜崎あゆみ「Boys&Girls」、SADS「TOKYO」など。m-floの「been so long」なんてのもあるね。Dragon Ashの『Viva la Revolution』も当時よく聴いてたなぁ…ちょっと恥ずかしい(笑)。後に自分が大好きになるキリンジの「牡羊座ラプソディ」やダンス☆マンの「ワンBOXのオーナー」も1999年の夏。「ワンBOXのオーナー」が収録されてるアルバム『ミラーボーリズム2』を聴いてつんくはモー娘の「LOVEマシーン」アレンジをダンス☆マンに発注したんだよね?物凄い突貫工事だったんだねぇ、マジで。で、マイナーどころでは……下川みくに、Say a little prayer、ディープス、7HOUSE、Tina…みなさん覚えてますか。あ、「LOVE&JOY」がギャルのアンセムになってる木村由姫とかいますね。上戸彩が所属してたアイドルユニットZ-1のデビューもこの頃みたいです。
ラインナップを見てて気づくのが、ヴィジュアル系バンドの多さ。Dir en grey、Pierrot、Plastic Tree、FANATIC◇CRISIS、D-SHADE、Raphael、TRANSTIC NERVE、Laputa、LUCA……『SHOXX』等のV系専門誌ではなく一般音楽情報誌に、これだけのV系バンドが名を連ねている。しかし殆どのバンドが大した成功を収めることもなく消滅している。Dir en greyとPlastic Treeぐらいだな、今も居るの。Pierrotは解散しちゃったけど成功はした。その他のバンドは…。2000年代序盤はヴィジュアル系冬の時代だったが、99年の夏頃は、まさに「終わりの始まり」の時期だったのかも。「ザッピィングCD」、資料的価値ありすぎです。ちなみに現在世界から注目を浴びつつDir en grey、1999年夏はメジャー1stアルバム『GAUZE』をリリース。歌詞が過激過ぎる、と一部で話題になってました。私も怖いもの聴きたさでレンタルして、ちょっとドキドキしながら聴いてたな。懐かしい。