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拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

「マクロス」知らないけど「ランカ・リー」という名前はいつのまにか記憶していた

2009-11-08 22:35:47 | 音楽
ふと、「最近しょっちゅうiTunesに曲入れてるなぁ」と思い、2009年1月から今日までにiTunesにインポートした曲を検索したら、634曲だった。2008年は219曲、2007年は257曲だったから、近年と比べるとかなり多い。気づかないうちに色んな音楽詰め込んでたんだな…。新年早々70年代ディスコ風歌謡曲にハマったり、長らく放置されていた電気グルーヴやRHYMESTERの旧作を一気に入れたり、母親に借りた東方神起を大量投入したり、Tommy hevenly6やブリグリ、そしてトミーのルーツであるStrawberry Swithch Bladeを入れたり、ジャルジャルのDVDについてたショートコントCD入れたり(これがまた量が多い。ショートネタばかり50トラックぐらい…)、何故かやしきたかじんや山口百恵のベストをレンタルしたり(ほぼ聴いてない。たかじんの「東京」ぐらいかな)、ハロプロ入れたり(話題の藤本美貴と、今となっては味わい深過ぎるユニット・W)、スピッツの旧作入れたり(毎年秋になるとスピッツの旧作を買い足してる。まだコンプリートならず)そして現在絶賛中毒中のcali≠gari及びボーカリスト石井秀仁のソロニューウェーブユニットgoatbedも大量に…。
社会人になって、気になったCDはあんまり躊躇せず買ったりしてるからか、今年はiTunesとipodフル稼働の1年だったなぁ…と今になって気がついた。CDが売れない時代と完全に逆行してるぞ、私。ただ、新譜はほとんど買ってないけど。ラジオ聴いてても(毎朝20分ぐらいFM AICHI聴いてるだけですが)ピンとくる曲全然無い。でも気になるアーティストもいる。最近、というかここ2~3日の間聴きまくってる曲、シェリル・ノーム starring May'n の「pink monsoon」。夏にエヴァ新劇場版見に行った時、毎回予告編が流れていた映画『マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』の挿入歌。『マクロスF』見たこと無いから詳しいことはわからないけど、劇中に出てくる歌手だよね、シェリル・ノーム。「月島きらり」とか「大崎ナナ」とか「レイラ」とかと同じラインだよね。



私は『マクロスF』の予告編を見るたびに「よくわかんないけど曲カッコいいー!!」とひそかに熱くなっていた。ドスンと沈み込む低音を劇場で聴いた瞬間「おぉ?誰の曲だ??」とドキドキしたものだ。でも曲名もアーティスト名もわからなかったからしばらく忘れていた(直後にエヴァで興奮するから「マクロス」の曲のことを忘れてしまうのは当然だ)。しかし最近になってYouTubeで再会し、聴きまくり。横ノリの似合う音の隙間がたまらん…抑えめなハイトーンボイスも痺れるなぁ。もうすぐアルバムも出るみたいだね。シェリル・ノームのアルバムと、中の人May'nのアルバムと。シェリル・ノームの他の曲はYouTubeで聴いてみたんだけど、あまりピンとこなかった。アルバムはどんな感じかな。「pink monsoon」みたいなR&Bっぽいアレンジの曲が多ければ絶対買うけども。
最近、メロディアスなR&B系の曲が結構ヒットしてるけど、どれも「女の子が歌詞聴いて共感できるかどうか」に重点が置かれたものばかりで、音に鼓膜を心地よく刺激される快感を味わわせるようなトラックは全然作られてない気がする。今時の子は携帯電話で音楽聴くから、そんなに凝ったトラック作っても意味無い…とでも思ってるのかな。「pink monsoon」並みに痺れる曲が増えればいいのに。

散財がとまらん…

2009-10-24 08:45:50 | 音楽
2003年の、cali≠gariの活動休止直前ライブを収録したDVD『休』を買った。「ライブでやった曲全てを収録というわけではない」「それどころか、曲が途中でカットされてる」「イントロ部分しか収録されてない曲もある」「とにかく中途半端過ぎる」…などなど、ファンやamazonでの散々な評価はもちろんチェック済だが、彼らの数少ない映像作品の一つだからどーしても手に入れたくて。私のように旧作を買い漁ってる新規ファンってどれぐらいいるのかな?復活特需は起きているのかしら。起きてるといいねー。
で、早速見た。「君が咲く花」「発狂チャンネル」の無残なカットのされ方は確かにストレスがたまる(苦笑)。ステージ上で繰り広げられた桜井青の女装パフォーマンスを収録した「新宿ヱレキテル」は、女装中のBGMとして淡々と、そして延々とタイトな演奏とコーラスを続けるリズム隊含めて爆笑モノだったか、やっぱり途中でカットされて唐突に「エロトピア」へ…。でも、ライブに一度も足を運ぶことが出来なかった私にとっては貴重な映像のオンパレードであることは確かなので、十分楽しめたけどね。「ブルーフィルム」本当いい曲だなぁ。「発狂チャンネル」と同じバンドの楽曲とは思えん。私は青さんの女装よりも、石井さんの変な衣装と髪型の方が印象に残りましたよ。12月には今年行われた復活ライブのDVD『従』が出るそうで。もう、超楽しみにしております。
隠し映像の、cali≠gariの覆面ヴィジュアル系バンド「La' royque de zavy(ラ・ロイク・ド・ザビ)」のPV「MOON LIGHT 白昼夢」も笑った。ルナシー以降に現われまくっては散って行った数多のV系バンドに共通する疾走するツインギター、歌謡曲仕込みのメロディーと、マヌケな歌詞(タイトルからして意味不明)が印象的な完成度の高いバカ曲。黒服と濃いメイクに身を包んだcali≠gariメンバーはそれなりに美形集団に見えて、改めて化粧の凄さを思い知った。
そういえば、このDVD、たまたま一緒に母親が見てて。最近はラルクのパリライブのDVDを見せてと言ってくるなど、私の趣味に少しずつ共感し始めたような母親だが、やはりcali≠gariは理解不能だった模様。「あんたやっぱり変なの好きだねぇ…」と言われしまった。そんなこと全然無いんだけど。
一緒にDVD見ながら、母親に「このギターの人はリーダーで、新宿2丁目在住のゲイだよ。この後女装もするんだよ」「この変な格好してるボーカルは群馬生まれで80'sおたくの元ヤンらしいよ」「ベースの人は早稲田の大学院まで行った坊ちゃんだよ」などと説明してあげながら、「変な連中が集まってるバンドだなぁ…」としみじみ思った。なんで一緒にやってるんだろ?って感じだよね。


下は、2002年に新宿コマ劇場で行われたライブの模様。普通演歌のステージとかやる所だが…。大がかりな舞台装置と変な曲がとにかく楽しい感じを醸し出します。


「MOON LIGHT 白昼夢」

東方神起のDVD

2009-10-17 23:37:28 | 音楽
母親が東方神起のライブDVD『4th LIVE TOUR 2009 -The Secret Code- FINAL in TOKYO DOME』を貸してくれたので観た。今年の夏に行われた初の東京ドーム公演を完全収録したDVD。彼らのライブ映像をちゃんと観たのはこれが初めて。始まった瞬間驚いたんだけど、客席一面真っ赤なペンライトで埋め尽くされてた。ツアーグッズかな。ライブ中ほぼずっと無数のペンライトが客席で光ってるから、真っ暗闇になる瞬間が無い。結構新鮮な風景だったなぁ。ライティングとかは、このペンライトの光のことも計算して設計してるんだろね。
それにしても東方神起、タフガイぞろいだ。CDで聴く歌声は結構繊細に聴こえるけど、ライブでは熱い。特にユチョン。彼の野太いシャウトに軽くシビれた。『しゃべくり007』でのバラエティ番組への順応ぶりといい、ライブでのタフっぷりといい、つくづく私の中での株を上げるなぁ、ユチョン。
独特の日本語の発音で、バラードからダンスチューンまでどんどん熱唱していく東方神起。エイベックスのR&Bレーベル「rhythme zone」所属なので、曲の雰囲気はどれも「あぁ、エイベックスだなぁ…」という感じ、それこそオケだけ聞いてたらエグザイルとかの曲と区別がつかないぐらいなんだけど、彼らの舌足らずな日本語ボーカルが乗るとなんとも言えない魅力が溢れてくる。ここで他グループとの差別化をしてるんだね。タ行、ダ行、ザ行を含む単語の発音が特にツボですね。で、歌も熱けりゃ演奏も熱い。アッパーなダンスチューンでの生ドラム最高だったな。スリリングなシンセの音色が足されてドラマチックになった「呪文」は、勝手にあのライブのハイライトの一つだと思ってる。
そして熱唱しつつバシバシ踊る。コーラスが大きな売りであるグループなので要所要所にバラード曲が配置されているため終始踊りっぱなしというわけではないが、ダンス曲でキレのあるダンスをビシバシ披露したり、東京ドームという広い会場全体にアピールするため、バラード以外の曲では花道をあっちこっち動きまわったり。ライブ終盤には5人とも滝のような汗をかき、息を切らしながらMCをしている。この、疲れてる彼らもまた良い。終盤の、ラフな服装で、ヘトヘトになりながらも笑顔で客を煽ったりするサービス精神溢れる姿って、歌って踊るアイドルグループが真に輝く瞬間なんじゃないかとすら思うほどだ。思い返せばスマップとかもそうだもんな。汗だくのスマップの5人が、Tシャツジーパン、首にはタオルにかけて花道をダラダラと歩き(そして軽く小走りもしつつ)客席煽ったり手をふったりタオル振り回したりしながら「SHAKE」を歌う姿は、ちゃんとした衣装着てビシっと「SHAKE」を歌う姿よりも、何故だか観ていて私の胸を熱くさせる。もちろん客席だって最っっ高にアガってるしね。ヘトヘトになりながらファンフサービスを続ける東方神起にも、それと似たようなものを感じた。
バックバンドやバックダンサーたちを丁寧に紹介したり(「せかいてきぎたりすとぉー!」と、思わず平仮名で書き起こしたくなるような発音で紹介するジュンスわろた)、サプライズでライブ演出のSAM(もちろんTRFの)をステージにあげたり、深々とおじぎをしたり、ぽろぽろ涙を流したり(ユチョンが一番素直に泣いており、また株上がる)。ファンならずともグっとくる瞬間がいっぱいあった、東方神起初のドーム公演のDVD。契約問題で事務所とモメたり、やりたくもないであろうドラマの主演をやらされたり(演技の下手さをネットで叩かれるわ低視聴率だわで散々らしい。母情報)、本国の韓国では逆風が吹きつつある彼らだが、日本ではまだ追い風吹いてると思う。

cali≠gariを好きになり過ぎた模様

2009-10-04 20:12:12 | 音楽
最近cali≠gariの旧譜をせっせと買い集めている。6年ぶりの新作『10』と7年前に出た『第七実験室』で完璧にハマってしまい、週一でタワレコ行っては一枚ずつ旧譜を買う、みたいな日々である。今持ってるのは上記の二枚の他、『第二実験室改訂版』、『第六実験室』、『8』、ベスト盤『グット、バイ』、『カリガリの世界』。インディーズ時代に出た『再教育』『ブルーフィルム』とかも是非欲しいんだけど、プレミア付いてるようだし入手は厳しそうだなぁ。
それにしても。聴いてると本当にクラクラするぜ…音楽性の幅広さに。なんでもありにも程がある。武器持ちすぎでしょ。メタル上がりの確かなテクを見せ付けるベースとタイトなドラムの上で、変態的才覚を持つギタリストとボーカリストが好き勝手暴れてるバンド…という感じか?ロック、パンク、ノイズ、エレジー、フォーク、歌謡曲、ジャズ、テクノポップ、4つ打ちディスコにエレクトロニカなどなど、あらゆるジャンルに果敢に身を投じた結果、80年代アングラバンドみたいなよくわかんない、ジャンル分け無用の異形の音楽が大量生産された感じだ。…書いてて自分でもよくわかんないなぁ。私は聴いてて電気グルーヴの前身バンド「人生」や、ラルクのプロデューサー岡野ハジメが在籍してた80年代のバンド「PINK」を思い出したな。でも別に奇怪な曲ばかりじゃなくて、ストレートなビートパンクとか、胸を掻きむしるような切ないフォークソングもあったりして。
そんな雑多な曲たちを見事にまとめあげるボーカルがまた味わい深い…石井秀仁の声、低音は甘くて男らしくて高音は少年のように爽やか。さらに「これぞcali≠gari!」な、異形指数の高い曲では素敵な奇声を聴かせてくれる。誰もが一聴して「あぁ、ビジュアル系だねぇ」と思うような声だけど、私はこの手の声、絶対嫌いにはなれません。むしろ好みだ。
このバンドのソングライターは、ギターの桜井青とボーカル石井秀仁。二人とも全く個性の違う曲を量産していて面白すぎる。バンドの世界の核となっているのは、リーダーでもある桜井青の世界である。高校時代に『聖闘士星矢』のやおい小説を執筆し、萩尾望都や竹宮恵子、ペヨトル工房発行の雑誌を愛読し、ゲイであることを公言するなんとも強烈な人。ノスタルジックなメロディーと狂気が交錯するこの人が作った曲は拒絶か病み付きか、どちらかに人をスパっと分けるだろう。歌詞は異世界へ誘う過激なものから涙腺を刺激するものまでこれまた幅広い作風。対して、洋邦ニューウェーブオタクらしい石井秀仁(嬉々としながらaunt sallyというバンドの曲をラジオでかけてるのをニコ動で聞いた。怖いよ)の曲はダンスミュージック街道まっしぐら…でもないけど、捻くれまくりセンスが光る踊れるポップスが多い。あぁ素敵。しまいにはこの人のソロユニット「GOATBED」のCDまで買い漁ってしまいそうだぜっ。ちなみにこの石井さん、パフュームあーちゃんの妹とテクノユニットやってて、ロマンポルシェなんかとイベントで競演したりしてるようですね。そのユニットは、ライムスター宇多丸のアイドル時評「マブ論」でも論じられてたからボーンヤリと知ってたけど、まさかcali≠gariと宇多丸に間接的な繋がりがあったなんて思わなかった。宇多丸師匠も聴いたりするんでしょーか、cali≠gari。

以下、好きな曲を貼っておくのでぜひぜひ。他にも名曲迷曲奇曲あるけどよぉ。

●発狂チャンネル
イチオシ曲。職業柄、聴いてるとなんとも言えない気持ちに。今年出たベスト盤のブックレットでは「羊水が腐ってしまったのですよ」という歌詞の「羊水」が伏字に。ナイス判断。


●せんちめんたる
ベースかっこいいギターロック。たっぷり落とすBメロと二段構えのサビがたまらん。


●エロトピア
ねっとりしつこい魅惑の名曲。


●禁色
タンゴ。


●ブルーフィルム
反則級にグっとくるギターロック


●スクールゾーン
朝、全く元気の無い子どもを見かけるとこの曲を思い出す。


●-踏-
あー良いなぁ(笑)

 

謎のダンスミュージック、ファンキー・コタを楽しもう

2009-08-17 00:00:08 | 音楽
8月15日の「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」で、「地球の踊り方~世界のクラブ事情レポート第一弾~スットコドッコイ・インドネシア編」という特集が放送された。インドネシアのクラブで大流行しているらしい謎のダンスミュージック、「ファンキー・コタ」を、日本唯一(?)のファンキー・コタ研究家、高野政所氏を迎えて、日本一速く大特集。普段はポッドキャストで聴くんだけど、著作権の関係で音楽はカットされるから、こういった音楽特集の時はニコ動が頼り…聴けました、無事に。
ファンキー・コタ面白かった。一部好事家の間で「日本一バカなイントロ」として名高い安室奈美恵「太陽のSEASON」の20倍ぐらいパワフル。そして陽気で下世話なダンスミュージックでした。マヌケにスタッカートしまくりの超高速ビート、いかにも南国的な、ワールドミュージック的なガムランのようなパーカッション、チープで笑えるシンセの音色、無駄に展開の複雑なオリエンタルかつ奇怪なメロディー、魔術的な発音のインドネシア語のボーカル…神秘の秘境を訪ねたみたいな新鮮な音楽体験…ってそんな大層なモンじゃないけど。音楽的な深みゼロだもんね。ただただ軽薄。でもテンション上がる。どの曲も一旦「え、あきらかに別の曲やん」ってぐらい曲調が変わりテンポが下がり、再びテンポが上がって大爆発!みたいな展開が盛り込まれてて、「ダ、ダセー!」って笑ってしまうが、残念ながら体は動く。エイベックス系のユーロやトランスを聴く度に「軽薄だなぁ~」なんて今まで思ってたけど、ファンキー・コタに比べれば全然洗練されてるな。

CING CANG KELING(高野氏オススメの一曲)


特集によれば、インドネシア程多彩な民族音楽が存在する国は無いそうだ。約8000もの小さな島々が領土内に点在し、それぞれの島で独自の民族音楽が生まれ、親しまれているらしい。故に国民達はミュージックラヴァー揃い。スハルト政権時、若者が起こしたデモを鎮圧するために流行りのダンスミュージックをかけた所、若者達はデモを忘れて踊り狂ってしまったという逸話もあるとか。

Metal VS Dugem(ファンキー・コタとヘヴィメタは犬猿の仲らしい)


これ、放送でも言われてたけど、インドネシアだけじゃなく日本でも流行りそうだ。高速タテノリビートは問答無用でアジア人の血を騒がせてしまう。今の所、インドネシアの都会で局地的に盛り上がってるだけみたいだけど(YouTubeの動画再生回数結構少ないし)、アジア全土に飛び火するかもよ。ギャルとか凄く好きそう。ヤンキーの車から爆音で漏れてきそう。軽薄な女の声の「今年の夏は、ファンキーコタ~!!」というナレーションの、エイベックスのMixCDのCMがテレビから流れてくるのも容易に想像つく。浜崎あゆみのリミックスシリーズ「ayumix」に、ファンキーコタMixが入る日も近いかも(絶対似合うって、あゆとコタ)。あ、ノリピーもきっと気に入るよ、コタ。

Emang Gue Pikirin(歌モノとして聴きやすい一曲)


ヒット曲のファンキーコタバージョンが勝手に作られたりもしてるらしく、放送ではマイケルの「billie jean」や、虎舞龍の「ロード」のコタカバーが流れた。爆笑しながら「マイケルが草葉の陰で泣いてるよ!」と宇多丸師匠。ブラックミュージックってテンポ上げると凄くマヌケになるのねぇ。ロードはYouTubeにあった。結構ハマってると思うなぁ。

ロード(もちろん著作権関係無視)


ゲストナビゲーター・高野政所氏のブログ。ファンキーコタの基礎知識満載!
http://ameblo.jp/leopaldon/

「笑顔YESヌード」「リゾナントブルー」「なんちゃって恋愛」

2009-07-28 20:13:40 | 音楽
最近テレビでモーニング娘。関係者を、本当によく見かける。私がハロプロを再評価しだした(というかブックオフで中古盤を漁り始めた)のは2007年後半あたりだったが、その当時と比べると、テレビでモー娘OGを見かける頻度がかなり上がった。とはいっても現役メンバーはあまり見ないし(でもこの前の26時間テレビに出てたんだって?)、テレビに出てるOGも限られた人たちだけだけど。気づけばあちこちのバラエティに出てる矢口、藤本改め庄司ミキティ、いつのまにかカリスマ主婦に祭り上げられていた辻ちゃん…彼女たちがモー娘三大サバイバーですかね、今のところ。三人ともスキャンダルで世間(というかモーヲタ)を騒がせたが、今じゃそんなのどこ吹く風。とは言っても私は彼女たちが悪い事したなんてこれっぽっちも思っちゃいませんが…。個人的には加護ちゃんや後藤真希など、ダークサイド・オブ・モー娘な人たちがもっと表舞台に出てくることを願ってやまないけど、無理かしら。後藤はYouTubeとかで検索すると色々と出てきて、移籍先のエイベックスで淡々と頑張ってるんだなーということがわかる。加護ちゃんは映画『呪怨』の最新作に主演してるんだって?公開館数がめちゃくちゃ少ないから注目浴びようがないけど、きっと器用な演技を披露してることでしょう。底知れぬ芸人魂の持ち主だからね、加護ちゃん。テレビで辻ちゃん見るたびに、「ここに加護ちゃんもいたらなぁ…」なんて遠い目をしてしまうな。世が世なら…。
さて、私がハロプロ関連CDを中古でまとめ買いしてた2007年後半。当時モー娘は「みかん」(なんつータイトル…)というシングルを新曲としてリリースしていた。「あー、全然好みじゃない。やっぱ現役モー娘の曲にはハマれないなぁ」、と。でも、近年のモー娘のディスコグラフィの中にも、自分のツボにハマる曲は、いくつかある。飛びぬけて好きなのは「笑顔YESヌード」「リゾナントブルー」の二曲。これらは下手したら名盤『セカンドモーニング』収録曲並みに好きかも。
「笑顔YESヌード」はライムスター宇多丸がアイドルソング時評『マブ論』でも大絶賛してたから一部では有名だよね。爽やかなストリングスとシンセ、黒いベース、キー低めのねっとりした歌唱(ミキティ上手いねこういう曲)、凄く丁寧に作られた名曲かと。ソロのパート割りも絶妙だと思う。
「笑顔YESヌード」


「リゾナントブルー」はオリエンタルなシンセとドタバタ暴れるドラム、ちょくちょく入る変な合いの手とこれまた黒くグルーヴィーなベースが素敵。やっぱベースがカッコいいとねぇ、嫌でも耳と心を奪われるよねぇ、アイドルソングだろうがなんだろうが。この二曲と「みかん」との差が…(「みかん」好きな人すいません)。
「リゾナントブルー」


そんなモー娘。の新曲は「なんちゃって恋愛」。YouTubeで聴いたけど、「笑顔YESヌード」級じゃないにしても、まあまあ良いですね。
 

コイシテイルカ/さかなクン

2009-05-16 23:53:41 | 音楽
最近「コイシテイルカ」という曲を家で聴きまくっている。NHK「みんなのうた」で現在オンエア中の曲で、歌っているのは海洋生物のスペシャリストにして子供たちの人気者・さかなクン。



気がつくと「♪コイシテイルカ~ とべないイルカ~」とか口ずさんじゃってる。家でも職場でも。いやぁ、良い曲ですなぁ。CD買っちゃったぜ。キャッチーかつあたたかなメロディーに、さかなクンのソウルフルなボーカルが心地良く乗ってる、とにかくほのぼのとした曲。でもよく聴いてみるとビートがR&Bっぽかったり、伴奏のピアノがジャジーだったり、ムードある可愛いサックスが入ってたりと、ブラックミュージックの匂いがする。低音もさりげなく効いてるし、ただのほのぼの曲じゃないみたいだ。さすが「みんなのうた」、クオリティ高いですね。他の曲も素敵なのばっかりで、アルバムとか機会があればちゃんと聴いてみたいんだけど、その中でも「コイシテイルカ」は私の心のツボにガツンとハマってしまったよ。好きな女の子に振り向いて欲しくて、苦手なジャンプを頑張って練習するイルカ、というコミカルな歌詞も素晴らしい。片思いの歌なので「あのこも こいをしたよ ウェットスーツきた おにいさんに…」なんて切ないフレーズもあるんだよ。
それにしてもさかなクン良い声してますね。どうよ、この子どものコーラスとの親和性高すぎなファニーボイス!素敵です。曲がクライマックスに近づくにつれてどんどんテンション高くなってくのがポイントだよね。「ウォ~!!」(←魚?)というシャウトや「だいすきぃ!」というキュートなフェイク(?)を披露してますよ。
テレビ東京系「TVチャンピオン」の「魚通選手権」に出演して「魚に詳しい高校生」として頭角を現し、現在は東京海洋大学客員准教授、お魚らいふ・コーディネーター、環境省 地球いきもの応援団として活躍する(公式HPより)、さかなクン。イラストを描くのも得意で(「TVチャンピオンでも披露してましたね」)「コイシテイルカ」のアニメに登場するキャラのデザインを担当、さらにクレジットを見てみるとアルトサックス、バスクラリネット、コントラバスクラリネットまでさかなクンが担当しているではないか!楽器も出来るのか、さかなクン!なんて多才なんだこの人。wikiには中学時代、「水槽学」と勘違いして吹奏楽部に入部して、そこでサックスを始めたという謎のエピソードが記載されているが、それが冗談に聞こえないのがさかなクン。
あとwiki見て爆笑したのだが、「同じ事務所には他に♪鳥くん、琉球サンゴくんがいる」ってさ……。いたんだ、そんな人達(ちなみに♪鳥くんのwikiには「意外と言うかやはりと言うべきかさかなクンとも面識があるらしい」という記述が…)。

『VAMPS』試聴/めでたい夜に

2009-05-09 01:08:38 | 音楽
●VAMPS1stアルバム『VAMPS』、知らない間に曲目発表&全曲試聴キテター!こんなに発売が待ち遠しいと思える新譜、宇多田ヒカルの『HEART STATION』以来だな。とにかく楽しみ。以下、ワクワク増幅の曲目。

1 BITE
2 LOVE ADDICT
3 COSMOS
4 SECRET IN MY HEART
5 EVANESCENT
6 VAMPIRE DEPRESSION
7 REDRUM
8 DEEP RED
9 I GOTTA KICK START NOW
10 TIME GOES BY
11 SWEET DREAMS
12 HUNTING
13 SEX BLOOD ROCK N'ROLL

全13曲。とりあえずHYDEは6と13にこだわります。1曲目は映画的な雰囲気のあるイントロダクション。おそらくバンパイアに襲われたであろう女性の叫び声が聞こえてくる。作品世界に一気に引き込むぜって感じだろうね。で、2曲目以降、HYDE本人が言ってた通りテンションの高いアッパーな曲が連発される!特にドラムに圧倒されますな。ツアーのメンバーでもあるアーリーのドラムすげぇわ。風雪暴れ太鼓。HYDEのソロワークス史上、最高に振り切った演奏が聴けそう。ライブへの期待も高まるねぇ。試聴段階では、ハードな音に「あー、もう、HYDEのその辺のキーの声大好き!」って感じの歌声が溶け込む「SECRET IN MY HEART」、名曲「JESUS CHRIST」を思わせる絶唱、ヒステリックに暴れるギター、シンセ、ドラムが印象的な「VAMPIRE DEPRESSION」、轟音とシャウトと「♪フッフッフー」というキャッチーかつ軽薄なコーラスが絡み合う「SEX BLOOD ROCK N'ROLL」辺りに特に心奪われたねぇ。そんなアッパーな曲達の間にクールに、そよ風のようにサラっと収められてる「EVANESCENT」や「TIME GOES BY」も良いアクセントになってる気がするし、終盤の静かなバラード「SWEET DREAMS」!あ、あま~い…。もうどうすんのコレ。早くも名盤の予感がする。ちなみに今回のアルバムには、百戦錬磨のベーシストChirolynが参加してるらしい。HYDEの相方、KAZとはhide with spreadbeaver以来の共演ですな。
それにしても、なんでこう…HYDEの生み出す音楽に、逐一たまらなく惹かれてしまうんだろうねぇ。一年前は「ラルク休んで別のバンドやるのか、寂しすぎる…」って思ってたはずだけど、結局今はVAMPSに夢中だ。HYDEのやることなすこと、はっきり言って全て私のツボにヒットしてる。やっぱ自分にとって、ラルクが生まれて初めてハマったロックバンドだったからかなぁ。嫌いになることは一生無いだろうなぁ、もう。

●ライムスター宇多丸がギャラクシー賞ラジオDJ部門を受賞したため、先週土曜、5月2日の生放送での宇多丸は開始早々浮かれまくりだった。そりゃ浮かれるだろう。「高校時代、駿台模試現代文で3位」をいまだにたまに口にする人だし。しかし番組終盤、ギャラクシー賞を受賞した名誉ある(?)アホトークを繰り広げる宇多丸の元に、「臨時ニュース」として忌野清志郎氏の訃報が入ってくる。小声で「これ俺が読むのかよ、くそっ…」とつぶやき、アホトークから一転してシリアスな口調でニュースを読み上げた宇多丸。ヒップホップにハマる前まではRCサクセションに夢中で、ライムスターとして彼の曲で客演したこともある宇多丸にとって衝撃的なニュースであることは言うまでもない。そんなニュースを自分が電波にのせて伝えるなんて夢にも思わなかっただろう。しかもギャラクシー賞受賞直後というおめでたい夜に。その後、番組終了まで思い出を語ったり、思い入れのある曲をかけたりして放送は終了した。共演時の思い出を、涙声にも聞こえるシリアスな口調で語る宇多丸。聞いてて鳥肌立ったな。

その部分のポッドキャスト
12分20秒ごろから臨時ニュース。直前まで「原宿竹下通りに居る黒人さんたちはどんな人生を送っているの?」をテーマにアホトークが繰り広げられていたのだが…。

Mステにシド/X JAPANにSUGIZO/宇多丸にギャラクシー賞

2009-05-02 12:15:16 | 音楽
●5月1日、昨年秋にメジャーデビューしたラルクの事務所の後輩バンド・シドがMステに初出演し、新曲「嘘」を披露した。YouTubeで視聴したが、予想通り「緊張で震えてます」みたいな初出演者お決まりのやりとりをタモリと交わしていた。「YOUNG GAN」という「要注目の若手!」みたいなコーナーに登場し、「インディーズにして武道館・代々木第一体育館をSOLD OUT」という、ヴィジュアル系バンド特有の華やかな経歴とともに紹介されたシド。「アラサーバンドなのにYOUNGかよ~」とか思ったが、まぁいい。
シド…友人may99ちゃんがカラオケでよく歌ってたので色んな曲が耳に残っている。年末の事務所のイベント「JACK IN THE BOX」で仲良く共演してる様子がよく知られてるので、ラルヲタには好き嫌いは別として、そこそこ馴染みのバンドでしょう。ニコ動でもランキング上位まで行ったhydeとGLAYのTERU・TAKURO夢の共演動画でベース弾いてたのはシドのベーシストですよー。あの事務所のイベント行ってシドのファンになるラルヲタがそこそこ居るってよく聞くけど、シドとラルクは音楽的には似てないような似てるような…いや、やっぱり似てないな。私はシドでは「Sweet?」という曲が好きだけど、「ラルクっぽいから好き」とかじゃないし。シドをディープに聴いてるわけじゃないからわかんないけど、ラルクと共通してるのはメンバー数ぐらいか。
キューンレコードという、売れ線とマニア向けを綱渡りしつつメジャー感をギリギリで保つソニーの異色レーベル、もっと言えばラルクと同じレーベルからデビューしたシド。新曲「嘘」は『鋼の錬金術師』のタイアップらしいし、ソニーの本気っぷりが伺える(世界進出への近道でもあるね、ハガレンのタイアップは)。ラルクが冬眠中の今、キューンレコードでドーンと売れそうなのはチャットモンチーとシドぐらいか。頑張って欲しいねぇ。つーか意外だったわ、シドがキューンからデビューするなんて。なんとなくエイベックスかなと思ってた。
昨年11月のメジャーデビュー時にアスナル金山で行われたラジオの公開収録で、沢山の熱狂的ファンに紛れて「ラルクでもこんな近くで見た事ない!」ってぐらい至近距離でシドを見た時(完全にやじ馬)、「あぁ、ここからどんどん駆け上がって行くんだろうな、このバンド。自分の好きなバンドの、そんな瞬間に立ち合いたかったな」なんて事をちょっと思った。インディーズ時代から好きだったバンドがメジャーで売れていく時の、嬉しさと淋しさの入り混じる感じを、味わってみたいなぁ。

●5月1日、LUNA SEAのSUGIZOがX JAPANに加入する事がアナウンスされた。「まさかねぇ~それは無いよねぇ」なんて思ってた事が現実になったなぁ。意外だけど納得の人選。でも3年ぐらい前の自分がこのニュースを聞いたら驚愕だろうな。当時のSUGIZOは「メジャーの世界に自分の心を満たすものは無い」という旨の発言をしていたし、LUNA SEA復活すら「ありえない」って感じだったし。そんな人がX JAPAN加入とか…。

●えーと…ライムスターの宇多丸さんがレギュラー番組「ウィークエンドシャッフル」での功績をたたえられ、ギャラクシー賞ラジオパーソナリティ部門に入賞…?すげぇ!そりゃ、毎週あんなに面白くて濃厚なトーク繰り広げてたら賞ぐらい貰うよな。

VAMPSの新曲は?/酒

2009-04-25 21:30:40 | 音楽
●久々にYouTube見たらVAMPSの新曲「EVANESCENT」のPVがとっくにアップされてた。かねてからHYDEが予告してたミディアムバラードですね。「バラード曲作ってる」とインタビューで語ってるのを見て、『FAITH』に入ってる「I CAN FEEL」みたいなディープな陶酔バラードを予想してたけど、さすがにシングルでそれはないか。儚くも爽やかな感じですね。なんとなく「SEASON'S CALL」や「EVERGREEN-DIST-」っぽさを感じる、キャッチーでロマンチックな曲。サラっと流れすぎて淡白な印象だけど、アルバムの中に混ざるとどうなるか。6月に出るVAMPS1stアルバム(タイトルは『VAMPS』!直球ですね)は濃くて激しいノリノリ曲満載らしいし、息抜き的な曲として機能するかもな。いや、でも後半のメロディーとかちょっと感動的だしなぁ、やっぱそんなに淡白な曲でもないかも。スルメ曲だわこりゃ。そういう意味でも「SEASON'S CALL」と印象が重なるな。



歌詞は「LOVE ADDICT」カップリングの「TIME GOES BY」と似た世界。永遠の命を持つヴァンパイヤが孤独を偲び過去を懐かしみ叶わぬ恋に涙し…みたいな感じね。ラルク時代から孤独な歌詞書きまくってたHYDEらしい感傷的な世界。まさに『ポーの一族』的な…って本当、この例え何度目だよ。それにおそらくHYDE読んでないよ『ポーの一族』。読んでたら絶対語るはずだしさぁ。「VAMPS」を名乗る以上、日本の吸血鬼漫画クラシックの『ポー』は、もし読んでないならぜひ読んで欲しいのだが。『ポー』の単行本や文庫本プレゼントしたファンとか過去に居なかったのだろうか。クラシックとは言え、漫画好きじゃなけりゃ自発的に手を出すような漫画じゃないからなぁ。
「LOVE ADDICT」「I GOTTA KICK START NOW」「EVANESCENT」とHYDE作曲のストレートな曲が続いてるので、そろそろKAZの作るひねくれた曲が聴きたいものです、アルバムで。「SEX BLOOD ROCK'N'ROLL」という最高過ぎるタイトルの曲があるらしいので、特にそれを早く聴きたい。そしてライブ行かなくては。名古屋は日本ガイシホール2days…二日間もアリーナ埋まるのか!?と心配にならなくもないが、夏休みだしまぁ大丈夫かな。でもなぁ…ZEPPで観たかったな、できることなら。VAMPS色に改装しちゃった素敵なZEPPにまた行きたかった。ガイシホールであの演出は無理だもんね。

●毎年年末に発表される『今年の漢字』、2009年4月現在は「酒」が有力か。財務大臣…トップアイドル…「恥デジ」でググると563,000件ヒット。まぁ、稲垣メンバーの時と違って被害者が居るわけじゃないし復帰は早かろう。SMAPメンバーやタモリやユースケ・サンタマリアに「今日は脱ぐなよ」とかイジられながら苦笑する草なぎ氏が目に浮かぶ。中居君、「FIVE RESPECT part2」の準備をお願いしますよ。生放送で「剛見てるか~?」とか、ぜひやってくださいよ。

…正直、『クレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦』実写映画はお蔵入りになって欲しいと思ってる。