相模原上溝元町に江戸時代には寺子屋を開くなど教育の場であった曹洞宗の寺院「秀珍山宝光禅寺」は鎮座する。福井県の「永平寺」、神奈川県の「總持寺」を本山とする。寺伝によると天文年間(1532~1555)、当時地領での「大石源左衛門定久」が出家して真月斉道俊と称し娘の「向西尼」と共に上溝本郷に「向西庵」を結び修行、その後慶長年間に名主佐藤対馬が現在地に移し「宝光寺」とした。寺歴は500年。本尊は「釋迦牟尼佛」である。寺号標、より入山すると境内正面に入り母屋造りの「大本堂」、寺域は木が茂り静寂そのもので手入れの行き届いた境内右手には「客殿」、「鐘楼」、左手には聖徳太子碑、平和聖観音像、地蔵菩薩、上溝地区の片野湘雲、井上篤斉碑が建てられている。(2301)
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