相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。イベント広場からグリーンハウスへ向かう途中の一画にある小さな花壇にまるで蝋細工のような光沢のある花びらの赤、ピンクと白の「木瓜」が数百輪ほど可憐な花姿を披露中である。「木瓜」の花は春の花であるが、11〜12月の時期に咲くのは「寒木瓜」である。バラ科の落葉低木で晩秋頃から葉より先に根ぎわより分枝したトゲのある小枝に鮮やかな緋色や白色の5弁花が3~4輪まとまって咲く。花の緋色は「緋木瓜」、白は「白木瓜」で秋から冬にかけて咲く希少な花であるが、さすがにピークを過ぎ枯れ欠けたり萎れたりして終焉を迎えようとしている。(2401)
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