相模太夫の旅録=Tabi Log

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旧天沼村の小名・宝光坊の鎮守「天沼熊野神社」

2020-11-29 14:24:34 | 神社
東京都杉並区天沼に旧天沼村の小名・宝光坊の鎮守「天沼熊野神社」は鎮座している。旧別当は阿佐ヶ谷村の阿谷山世尊院。旧称は「宝光庵」「十二社権現」という。創建(伝)は神護景雲2年(768)、東海道巡察使が武蔵国に来た折に氏神を勧請し別当を置いたのがはじまりとされる。また他説では元弘3年(1333)、新田義貞が鎌倉幕府執権の北条高時を討つため、鎌倉へ軍を進める途中この地へ陣を敷き、社殿を創設したとも伝わる。その名残りとして新田義貞が植えたという2本の杉が心願成就の杉、あるいは出世杉と呼ばれ、社殿の前に聳えていたが昭和21年(1946)に枯死したため切り株が残されている。その後、応永2年(1395)、武将の朝倉三河守がこの地に帰農した際に社殿を修復し「十二所権現」と称した。明治維新以後に「熊野神社」と改称した。ご祭神は伊邪那美命。「天沼」は古くからの名称で、奈良時代末期の武蔵国の「乗瀦駅」から起ったといわれる。郷土博物館分館、天沼八幡神社並びの閑静な住宅街の一画に「鳥居」が構えられている。そばには山王権現、熊野権現は治病、除災の巧徳が大で崇められ多くの厄除けの幟がたなびいている。参道を進むと正面に「拝殿」がある。境内社、手水舎がある。(2011)
 
 
 



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