★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

馬リンドウ

2006-06-28 09:23:15 | 野の花 - 春から夏へ
Horse Gentian

学名:Triosteum perfoliatum
英語名:Horse Gentian, Feverwort, Wild coffee
エスペラント名:不明(C^evalgenciano)
和名:ツキヌキソウ(突き抜き草)の類

ワイルド・コーヒーと言う名の草は他にもあるのでこの呼び名は良くないという人も居ますが、割合使われている名のようです。
フィーヴァー・ワォートは下熱剤に原住民が使っていたところから付いた名です。ホース・ジェンシァンは直訳すれば馬リンドウです。花がリンドウに似ているのでしょう。私は『馬竜胆』でも悪くないと思うのですが、どうでしょう。馬(Horse)と言うのは特別馬が好むとかいう意味は無いようで、野生とか粗野とかを意味しているように思っています。
黄色い実がなるのとオレンジ色の実がなるのとあってそれによって名前を分けているようですが、未だ実を見ていません。
エスペラント名を探すのはおよそ不可能なのですが、Horse Gentianを訳せばC^evalgencianoと言うことになります。そのうち知っている方からの情報が入るのを待つことにします。
和名はこれも困難でした。検索では匹敵する草が出て来ません。ツキヌキソウの類というところまでは突き止めたのですが。
花が黄色いとキツキヌキソウとなるらしいのですが、これも確かではありません。
ツキヌキソウの名は茎が葉を突き抜けているように見えているところから付いたもののようで学名のperfoliatumがそれを意味しています。序でながら学名のTriosteumは種が三つ入っているところから。
私がこのはなを最初に見たのはルスヴェン・パークの森の中でした。それまでは一度も見たことがなかったのですが、後日近くの森の中でも見つけました。注意して見ていなかったから気付きもしなかったと言うことでしょう。
普段図鑑などを良く見ていたら通り掛かりにふと見た花でもサッと名前が浮かぶことがあります。このような訓練をしておくことも大切かと思いました。