つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

主役はミッキー

2006-03-23 20:15:00 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、かなーり懐かしい第478回は、

タイトル:エリア88(全23巻)
著者:新谷かおる
出版社:小学館

であります。

扇:残り87個についてはどうなったんだろう、とか考えるSENでーすっ。

鈴:それよりどう見てもタイトルがどっかのネズミと間違えられそうだなと思うLINNで~す。

扇:じゃあセラはミ○ーかよっ!

鈴:そうだろうな。
しかし、となるとネズミがキャットに乗るってことになるのだな。

扇:それ、本編読んでない人は全く解んないぞ……いつものことだが。
しかし、整備不良のドラ猫でよく最後まで戦ったもんだ。
とりあえず、空母をバルカンで沈められるなんてぬかすCPUはどうにかしろ。

鈴:どうにかするなら、マッコイじいさんとこ行け。

扇:次に来る奴は、ハープーン一発で国が滅ぼせるとかぬかすぞ、きっと。

鈴:それはさすがに言わんだろ。特攻しろと言うかもしれんが(笑)

扇:88のパイロットは、CPUの指示など聞かんとは思うがな。

鈴:まぁなぁ。CPUに言われる前に自分で気付いて弾幕避けてそうな連中に描いてるからなぁ。
メインキャラだけだが(笑)

扇:えーっと、血の代わりにコールタールが流れてて、妖怪百目みたいに手とか肩に目が付いている、だっけ?

鈴:コールタール流れてたらどっかの番組の血液サラサラ選手権でビリ確定だな。

扇:そういう問題か?
つーか、ツッコメよ。

鈴:じゃぁ、妖怪百目ってインドラ? とか(笑)

扇:蹴倒すぞ。
そこは目目連と言うべきだろうっ!
FC版鬼太郎では序盤のザコだったがね……。

鈴:じゃぁ、百々目鬼にしよか?
……って、また年のわかりそうなネタだな、FC版とは。

扇:また解りづらい奴を……どうせなら百目小僧ぐらいにしてくれ。
FC版は名作だぞっ! お前もちゃんと、目玉の親父の場所ぐらい覚えとけっ!

鈴:……名作っつってもなぁ。
そもそもFC版って○○年以上も前の話だから憶えとらん。

扇:覚えなさい。
基本は、妖奇魔境で稼ぐ! 妖炎魔境はロウソク一個残して粘る! 妖空魔境は操作性悪いからさっさとクリアする! 通常戦闘は毛針オンリー、ボス戦と隠しキャラ稼ぎの時のみ特殊攻撃を投入! 後は親父を取り落とさなければ完璧だ。

鈴:アクションゲームだったっけ、鬼太郎……。
ロールプレイングのほうは何となく憶えがあるんだがなぁ。

扇:リンリン、貴様、素で流したなっ!
2の方は知らん……そういやこの漫画もゲームになったね。
(フッ、さりげなく話を戻すことに成功したぜ)

鈴:どっかのパンダと間違えそうな名前で呼ぶな!!!!!!
……と、ゲームはやったことがあるぞ。横シューティングなので、ぜんっぜんダメだったがね。
(さりげにまた話を逸らしてしまったぜ)

扇:横シューやれよっ!
Rタイプにハマれ! フォースでバイド狩っとけ!

鈴:やーなこった(笑)
理詰めのシューティングなんて大っ嫌いだーーーーーー!!!!(笑)
縦や縦ぇ!

扇:貴様ぁ!
ちょっと怒○領蜂で縦シューの人気が出たからっていい気になってんじゃねぇぞ!
今度じっくり、Gダライアスのデカボスの恐怖を教えてやろう。

鈴:何を言う! もっともっともっともっと前には究極TIGERとかTATSUJINとかBATSUGUNとか名作はいくらでもあったわい!!
デカボスの恐怖? そんなの、1943改の大和に較べればヘでもないわいっ!(笑)

扇:つか、一番怖いのは一機も死なずにバトルガレッガのラスボスに挑むことだがね。
あれは落ちないぞ、つか、難易度設定がかなり間違っていると思う。

鈴:と言うか、このゲームはやらなかったなぁ。
つか、適当に弾幕の密度濃くしましたって感じでおもしろみもクソもなかったし。
魔法大作戦もこれっぽっちもおもしろくなかったしなぁ。
この会社のシューティングって合わなかったな。

扇:東亜プラン以外で他には?(先に釘を刺す奴)
コナミはツインビーだけだな、グラディウスあんまり好きじゃなかったし。
タイトーは……レイストームを筆頭に沢山ありすぎる、何より音楽がいい。
アイレムはやはりRタイプだが、デルタも良かったな。

鈴:西京。
ここの縦シューはなかなか手応えのあるシューティングがあってよかったぞ。
タイトーは、縦でも横でもないが、NIGHT STRIKERだな。

扇:弾が速くて難儀したが、ギガウィングは良かったなぁ。
後はトレジャーの斑鳩だな、あの美しさは半端ではない。

鈴:斑鳩ねぇ……。
あのシステムが嫌い。
シューティングとは、弾ぁ撃って、避けて、敵を倒す!
これ以外はいらぬぅっ!!!!

扇:フッ
単細胞生物の戯言だな。

鈴:そのタイプにシューティングの腕は叶わぬのだから、負け犬の遠吠えよのぅ( ̄ー ̄)ニヤリッ

扇:反射神経だけで生きてる獣に負けても悔しくはないな( ̄~ ̄)ウケケッ。

鈴:ふっ、にゃらば今度シューティングやってる後ろで「へっ」って鼻で笑ってやらう(笑)
……で、肝心の話はどうすべ?

扇:あ~、ミッキー紹介したからもういいや。

鈴:それで終わらすなぁっ!!!!!
では、ストーリー紹介にしよう。
主人公が戦闘機でばったばったと敵を撃ち落とし、美人の彼女までゲットしたにも関わらず、最終戦で記憶をなくしてハッピーエンドな話だ!

扇:どこから捕捉していいかも解らんような解説をほざくなっ!
親友にはめられ、中東のアスランという(架空の)国に送り込まれた主人公が、傭兵部隊エリア88の一員として戦うお話です。
そこは地獄の一丁目――契約期間を過ぎるか、指定金額を払うまでは自由の世界には戻れない過酷な戦場……主人公の運命は?
みたいな話です。

鈴:なんか本の帯とかにありそうな文章やなぁ。
じゃぁ、ストーリー紹介もやったことだし、キャラ紹介行っとくかね。

扇:の、前にCMです。


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扇:では、一応主人公ということになっている風間真。
傭兵部隊エリア88のエースパイロット。
腕はいいんだが、性格は……まぁ、多くは語るまい。
どっちつかずで悩むタイプなので、主人公としては便利なタイプ。

鈴:じゃぁ、次、サキ・ヴァシュタール。
エリア88の司令官。以上。
……やめよう……相棒が怖い顔で睨んでいる……(笑)
司令官は司令官だけど、アスラン王国の王子様で、冷静沈着な指揮官。パイロットとしても超一流だが、死に方はけっこう情けない。

扇:では、この漫画の真の主人公ミッキー・サイモン。
愛機トム・キャットを駆る、エリア88のナンバー2。
二枚目、普段は明るいが戦闘時は冷静、かなり暗い過去も背負っていると完璧な二番手野郎。 
勝ち目のない戦いに率先して突っ込んでいく、浪花節全開な人でもあったりする。
ラストの死に方で、完全に主役を食った。(笑)

鈴:キム・アバ。南アフリカの小国ルンガ(架空)の第3王子。
ちっこいながらも主人公の真に傾倒したという稀有な少年。
とは言うものの、腕はよかったし、最終的にラストまでエリア88の出来事を憶えているキャラとして重要な役割を演じている。
セラとの漫才がけっこう楽しい。

扇:では、フルネーム不明のマッコイ爺さん。
金さえもらえばクレムリン宮殿だって引っぱってくると豪語する商売人。
空母から日用雑貨まで色んなものを仕入れてくるが、質が高いとは言い難い……。
この世界長いだけあって、シニカルな意見を口にすることも多い、かなり味のあるキャラ。(シンには極甘だったような気もするが)

鈴:次にグレッグ・ゲイツ。ひげ面のおやじキャラだが、けっこう要所要所でいい感じで活躍したり、こけたり、喋ったりするひと。
ひとりだけ空戦用ではなく、対地に強いA-10なんてのを乗り回してたのも
死に方も戦闘ではないけれど、グレッグらしいおじちゃんなところが出てて、けっこう好き。

扇:では、ゲイリー・マックバーン。
ミッキーの知り合いで、敵のエース。
優秀な指揮官であり、超一流のパイロットでもあるが上司に恵まれず、戦術的には勝っていても戦略的に負けを繰り返す悲惨な人。
それでも、病気の娘のために戦い続けていたが、あっさり死別。(泣)
最後にミッキーとの対決の場を用意してもらうも、セラの乱入によりお流れになってしまい……これ以上は憐れすぎるので書かないでおこう。

鈴:じゃぁ、最期にセイレーン・バルナック。
エリア88の紅一点だが、もともとは敵側の人間で、真に惚れてエリア88に属することになったが、最終的にはミッキーとくっつき、夫婦(?)揃ってラストにいい死に方をした。
真よりもむしろ、ミッキーとこのセラのほうが印象的だったり(^^;

扇:あれ……誰か忘れてないかな。
あ、思い出した、真をハメた男で、マックバーンの無能な上司でもある神崎悟。
ザコ、以上。

というわけで、かなり長くなりましたので、唐突に終わることにします。
懐かしい戦闘機やら、怪しい兵器(地上空母とか)が沢山でる漫画なので、そのテの話が好きな人にはたまらない作品でしょう。
ではでは、さようなら~。

鈴:無能だよなぁ。
なんのかんの言っても、ジュリオラに子供ができてしまう時点で、神崎、詰めが甘いぞ。
まぁでも、けっこう楽しめる作品ではあります。
他のはなんかなぁだけど、ね。
ではでは、この辺で。さよ~なら~