土手の土をそっと上げてツクシの坊やが芽をだした
懐かしい春の歌ですね。私が小学校で習った「国語読本巻二」の「十八ツクシ」の美しい詩です。
4月、マルは生後6ヶ月になりました。もう幼犬ではありません。川が大好きのマルの姿です。
マルの顔を見て下さい。右の耳はたれて母犬のラブラドール、左の耳は父犬の立ち耳です。マルは父犬不明のミックス犬なんです。
マルは内飼いなのでなんにもしつけはしませんでした。
幼犬の頃の茶の間の戸を開ければ外はエリーのお家のサークルです。マルは外へ行きたいときはじじいかばばちゃんを見て前足で戸を叩くことをいつのまにか覚えました。
だから幼犬の頃のトイレまったく手にかかりませんでした。
まるは、じじいとばばちゃんの言葉の中から自分に必要なものを自然に覚えました。
じじいとばばちゃんはマルのしぐさ、尾の動き、目や前足の動き、鳴き声などからマルの言葉を知りました。だから言葉はちゃんと互いに通じました。マルは「おりこちゃん」という言葉が大好きでした。
タンポポがいっぱい咲いている野の道で、「ここで待ってて」とすわらせておいて、カメラを構えて「おいで」と呼ぶととんで来るマルでした。
思い出のマルの記[7]