
昨日の散歩、緑公園の空はきれいに晴れてさわやかな初秋でした。そして咲き残ったアベリアの花にきれいなアゲハ蝶がやってきて蜜をすっているのを見ました。嬉しかったです。
今年は例年より少しばかりですけど昆虫の姿が増えたように思いました。
山の沢でヤンマも見ましたし、緑公園の流れではヤンマに似たちょっと小さいトンボか飛び交うのも、シオカラトンボみたいなものもみました。
いろんな蝶も見えて、ばばちゃんの一坪菜園の野菜にも青虫がつきました。
今年は会津のマッチャンさんに昆虫や植物のことを教わったので自然への関心が高まって注意して見るようになった、それで昆虫増えたように思うようになったとばかりはいえないように思います。
数年前、秋の圃場に群れていたイナゴの姿が突然に消えて、家の軒いっぱいに巣を作っていたジョロウグモやアシナガバチもいなくなりました。
さみしかったです。怖かったです。そして野の道には私が幼かった頃は見なかった外来種の植物がはびこって、散歩道の何処にでもあったオドリコソウの群落などは消えてしまい外来種のヒメオドリコソウが道脇をびっちりと埋め尽くしています。
ばばちゃんなどヒメオドリコソウを「よく見てやれば可愛くてきれいだよ」と言いますけど私はどうしてもそうは思えませんでした。
世の中は豊かで便利になりました、冬でもスーパーに行けば当たり前のようにトマトでもキュウリでも茄子でも買えます。
86歳のじじいが携帯やコンデジをもって自分で車を運転して遊び廻っています。そして元気です。いい世の中になりました。老体のじじいは感謝しなければなりません。そして近頃の若い人は老人に親切です。この前病院からの帰り道段差のある道をうっかり踏み外し激しく転倒した時など何人かの若い人たちがよってきて助けてくれました。恥ずかしい思いをしましたけど有り難かったです。
でも、散歩しながら思うこともあるんですよ、通りすがりの人に「こんにちは、いい天気です・・」と声をかけてもなんの反応も示さず通り過ぎる方いらっしゃるですよね。ちょっとさみしいです。そしてかつてあった人の心の温かい結びつきが薄れたのかなと思うこともあるんですよ。やっぱり知らないかたに声をかけて挨拶するなど余計なことでしない方がいいのかななどとも思うことがあるんです。
でも咲き残ったアベリアの花に蝶がきた姿に心が和みました。そうだ反応があろうとなかろうと、私は私なりに自分がしたいように挨拶を交わそう。周りには笑顔で元気に声をかけて散歩なさる方もいらっしゃる、そうだ私もそうしょうと思った昨日の散歩でした。