石の上にも三十年

焦らず、気負わず、程程に…。
整体&リフレ+酵母パン屋の自営業一家
何でも手作り、手仕事生活。

久々包丁研ぎ!!

2010年10月04日 16時36分27秒 | 手しごと

夏の間、冬眠ならね夏眠してしまう整体人です。

夏生まれの夏嫌いな私。本職の整体以外はほとんど何もできません。

でも秋は動きます、働きます。

手始めに刃物研ぎ、包丁研ぎから。

義母さんから頂いたヘンケルスのぺティーナイフ。



上のひと目盛りが0.5mm。

実は10倍のルーペで確認しつつ、研いでいます。これが研ぐ前で、少しギザギザになっているのが欠けです。

裸眼ではまず見えないです。で、研いだ後がこれ。



刃先に一本ラインが見えます。これが二段刃の証拠。

二段刃だと刃が強くて長く切れ味が保てて最近好きなんです。



上が我が家で一番使う正本の菜切り包丁。やはり良い包丁は研ぎやすいですね~!!

というわけで、これから秋の大工仕事に突入です!!

(整体人)


物干しと鉄棒

2010年10月04日 10時28分05秒 | 旅、遊び

廊下に少しハンガーがかけられる棒をつけてくれ~とお願いしたところ、

残っていた垂木でちゃっちゃと物干しを二本とりつけてくれたご主人。


最近うんていに挑戦中の娘の目がきらり。


「まぁ20キロ前後の重さなんて問題ないよ」

の一言に喜んでぶら下がる娘。


壁を登ったり、屋根に上がったり、私も子供の頃大好きだったなぁ


ちょっと丸くしてあげて、遊びやすいようにしてあげよう♪

(かしこ)


適当

2010年10月04日 10時05分44秒 | 自家製酵母パン屋 かしこ

“適当”はものすごく難しい。

子供の頃から「なんでもきちんとしなくちゃいけない」と思い込んで育った私には

わがまま≠あるがまま

適当≠微妙な調整や遊び心

のような、言葉の裏にあるその世界の奥深さなんて全く知りませんでした。


旦那さんと結婚し、出会う方々が専門職や技術職の方に変わり、

自分も「かしこ」を始め、パン職人さんの本をいろいろ読むようになって、


“適当なくらいがちょうどいいんです”


の一言の重さに、もっと頑張らなくちゃそんなこと言えないなぁ~としみじみ。


酵母は生き物。

確かに人間の緻密な計算を簡単に裏切る問題児です。

だからこそ、計算以上に今の状態を見極める“目”が必要になります。


でもそれはどんな世界でも同じこと。

身体の仕事でも子育てでも、自分の価値観の中でこうあってほしいと望むと

多くのことが見えなくなる。


この不調にはどう動かすか。

こんな味や発酵状態はどうこねるか。


自分の想いではなく、その先にあるものが見れるように日々勉強です。


私も本を読ませていただきましたが、おおらかな心と楽しむ目線でパンを作り、

食作りを多くの人に伝えてくださった林弘子さんが7月25日に亡くなられたことを昨夜知りました。


本当に日々忙しくされていたことがブログからもうけとれ、

その中でも作り続ける林弘子さんの生活スタイルは尊敬してやみません。


それと同時にその不調の奥にあった病に気づけなかったことが残念でありません。


心よりご冥福をお祈りいたします。


林弘子さんをはじめ、イスキアの森の佐藤初音さんなど、食を通じて多くの心を伝えている女性たちは

いつかそんな心を持てるように…と私のひそかな目標であります。


これからもたくさんの方たちとの出会いや経験を通して、ゆっくりむくむく成長していけたらと思います。

(かしこ)