昨夜小川耕太郎∞百合子社の奥様と電話で
「木と足」について話をした。
床やデッキを木にすると「心地いい」と感じるのはなぜか…。
正直、気持ちいいと感じた感覚以上のものなんてなく、
”身体が居心地の良さを感じた”
というのがそれ以上ない答えなことかもしれないけど
改めて木を選ぶ理由がはっきりしたら、
身体にとっても、家づくりにとってもうれしいことだ。
それをきっかけに我が家でも話が弾んですごく楽しくなった。
私たち整体人の仕事は身体の”動き”を基本としている。
不調を回復させる時も、
能力をさらに引き伸ばし高めたい時も
身体を支えている能力として動きを調整し、動きを高めてもらう。
例えば芝生や木の床が目の前にどーんと広がると
子供だけではなく、大人も走り回ったり寝転んだりする。
身体を伸ばし、解放させると身体が勝手に動き始めるみたいに。
気持ちよさと楽しさを感じると、身体は自然といろんな動きをはじめて
動くことで緩み、動くことで育まれていく。
何か競技としてうまくなるんじゃなく、
ただいろんな動きをすることが楽しいと思える。
これは私たちが身体にとって最も大切だと思っている部分だし、
本能の部分でもあると思う。
この身体の動きと空間が連動するような感覚は
所狭しと建物が建つ現代では味わうことも難しくなっている。
そうすると生活の上でも動きが小さくなったり、
動きの種類も少なくなって楽しく育たなくなってしまう。
現に子供たちに偏平足が増えたり
つまずきやすくなってたり、
縄跳びやかけっこなんて嫌い!なんて子もジワリ増えているようで、
子供だから柔らかい。ケガをしにくい。
とは言えなくなってきているみたい。
「どんな動きも受け止めてくれる空間」や
「いろんな動きがしたくなる床材」があったら
みんなが喜んでその空間に集まり、思い思いに身体を伸ばして動いていく。
そうなる期待感は否めない。
それが自分の家のリビングだったら。
庭に作るデッキだったら…。
木の魅力にはまってリフォームのほとんどを自分でこなすご主人が
小川耕太郎∞百合子社のおかげで「木と住む」を実現できている。
その背景をよくよく考えてみたら「身体が喜んだから」だったなんて。
仕事も通じるものがあったんだな。
そう思ってなんかうれしくなった。