昨夜小川耕太郎∞百合子社の奥様と電話で
「木と足」について話をした。
床やデッキを木にすると「心地いい」と感じるのはなぜか…。
正直、気持ちいいと感じた感覚以上のものなんてなく、
”身体が居心地の良さを感じた”
というのがそれ以上ない答えなことかもしれないけど
改めて木を選ぶ理由がはっきりしたら、
身体にとっても、家づくりにとってもうれしいことだ。
それをきっかけに我が家でも話が弾んですごく楽しくなった。
私たち整体人の仕事は身体の”動き”を基本としている。
不調を回復させる時も、
能力をさらに引き伸ばし高めたい時も
身体を支えている能力として動きを調整し、動きを高めてもらう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/33/e0535620f0cee54fdb4cbb08c279a573.jpg)
例えば芝生や木の床が目の前にどーんと広がると
子供だけではなく、大人も走り回ったり寝転んだりする。
身体を伸ばし、解放させると身体が勝手に動き始めるみたいに。
気持ちよさと楽しさを感じると、身体は自然といろんな動きをはじめて
動くことで緩み、動くことで育まれていく。
何か競技としてうまくなるんじゃなく、
ただいろんな動きをすることが楽しいと思える。
これは私たちが身体にとって最も大切だと思っている部分だし、
本能の部分でもあると思う。
この身体の動きと空間が連動するような感覚は
所狭しと建物が建つ現代では味わうことも難しくなっている。
そうすると生活の上でも動きが小さくなったり、
動きの種類も少なくなって楽しく育たなくなってしまう。
現に子供たちに偏平足が増えたり
つまずきやすくなってたり、
縄跳びやかけっこなんて嫌い!なんて子もジワリ増えているようで、
子供だから柔らかい。ケガをしにくい。
とは言えなくなってきているみたい。
「どんな動きも受け止めてくれる空間」や
「いろんな動きがしたくなる床材」があったら
みんなが喜んでその空間に集まり、思い思いに身体を伸ばして動いていく。
そうなる期待感は否めない。
それが自分の家のリビングだったら。
庭に作るデッキだったら…。
木の魅力にはまってリフォームのほとんどを自分でこなすご主人が
小川耕太郎∞百合子社のおかげで「木と住む」を実現できている。
その背景をよくよく考えてみたら「身体が喜んだから」だったなんて。
仕事も通じるものがあったんだな。
そう思ってなんかうれしくなった。