なつかしの4年前の玄関。
逆にまだ4年しか住んでなかったかな?と不思議なくらい家に愛着が…
これも築34年の家を自分たちでこつこつ改築したからこそ。
うれしいことです。
始めは7Kという細かい間取りだった我家。
小さい部屋はわずか3畳。梁も低く、特別背が高いわけでもない私達でさえ
圧迫感を感じるつくりでした。
それが今では5部屋に。
一階にあった台所はそのまま店舗用のキッチンへ
今では「自家製酵母パン屋 かしこ」の仕事部屋へと進化しています。
私たち整体人のエントランスとして、こんなに中の見えない
普通の戸建ての玄関では楽しくない!と
皆さんが親しみやすい顔としての玄関作りがはじまりました。
制作を依頼したのは八ヶ岳にアトリエを持つ
「クラフト葉音(はのん)」さん
一枚板の迫力ある扉が目立つなか、
こんなに柔らかく暖かい印象の扉デザイン
もう一目ぼれでした。
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制作前に我家を訪れ、取り付けまで責任をもってくれた信頼なる方です。
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作業員のように感じるこの方たちこそ我家の最高戦力
ご主人とお義父さんです。
扉をつけるまでは緊張感たっぷり。
重たいので慎重です。
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家の中への透明感をだす為フィックスも透明ガラスに。
子扉は防犯上手が入らないぎりぎりの間隔をあけて、経年変化が
より楽しめるよう9色のグラデーションを!
すばらしい。
そこで口うるさい奥様の一言。
「このレンガがどうしてもイヤ」
しかしはがすわけにもいかず、塗装するわけにもいかず・・・
珪藻土の外装を塗ることにしたものの、厚みがあるものをレンガに重ねれば
重みではがれやすくなるし、ひびも入りやすい。
しかも塗るのは主人と私の素人二人。
相談にのってくれた建材やさんもさすがに苦笑い…
それでも調べぬいた結果、「カチオン」という下地剤にいきつきました。
接着性、耐摩耗性及び、曲げ強度等に優れた高性能モルタルです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/2a/f246cd15767a7624ea94c27e93d6378a.jpg)
レンガと壁の段差は無理矢理フラットに。
薄くといわれているのに超厚塗りです(笑)
そして最後に(株)梅彦さんの UMけいそう土「外装オブジェ」を。
もっとはっきりした緑にしたかったので、これまたイレギュラーで
イケダコーポレーションの塗料「ウラ」のグリーンをドボドボ足してよーく攪拌。
じゃじゃーん!!これで完成です!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/02/e6669651cbec9590fcb83faacf4490c3.jpg)
喜びもつかの間。
この1ヵ月後に雨どいとベランダを塗りなおしていたら
茶色の油性塗料がけいそう土の上に…
凝りもせず2回目の外装オブジェを施工したのでした。
(かしこ)
焼きっぱなしのハードパンが大好きな私は
柔らかいパンを作るのに苦労しました。
手仕事はイメージ勝負。インスピレーションがかなり出来を左右します。
私の頭は粉の味がするパン。
酵母臭さを魅力に変える発酵温度と時間を追及することばかり。
そんな中ふわふわ思考に切り替えようとしても
すっぱい硬いパンに仕上がりやすく、ん~・・・と唸る日々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/44/80760aeb372c5c28f2ec9e0421a20679.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/b7/c070966a5ed7523d1ac6f21f8cde3d96.jpg)
撮った条件が違うので分かりにくくてすみません。
それでもパン生地の違いが分かりますか?
上のれもんパンは一次発酵が進みすぎて生地がだれてしまい
焼きあがりもぱさついた印象に。
発酵温度が高すぎて、生地内のバターが溶けてしまったときも
こんな風にぱさついた感じになります。
下の写真は発酵、焼成共にいい状態。
口に入るとフワッととけるような柔らかさ。
酸味もなくすりおろしのれもんの香りがたまらなくおいしい。
レーズン酵母の菓子パンはの魅力は、いくら柔らかく甘くなっても
食べ応えのあるしっとりとした食感の生地にあるんじゃないかなぁ?
あ~発酵は奥深い。
(かしこ)
食感をもっと軽くできたらよかったかな?
とも思いますが、山ぶどうくるみとは全く違う魅力のパンになりました。
いちじくの濃厚な甘さ、グリーンレーズンの程よい酸味。
これまた噛めば噛むほど…
トーストするとさっぱりと。そのまま食べると甘さが引き立つ。
そんな二度おいしいパン。
全粒粉を35%配合することで香ばしさと味わいがましていい感じ。
後はおいしい大きさを研究です。
(かしこ)
昨日、都庁のほど近く新宿BIZという場所で発酵学の権威、小泉武夫先生の講演会が行われました。
パン屋として発酵を知らなければということで、聴きに行ってまいりました。
感想から言うと、スゴイの一言。
江戸の生活と微生物との結びつきは現在の比ではありません。
醤油を野菜から作ったり、尿から爆薬を作ったりと信じられません。
発酵の面白さ、奥深さを知る良い機会でした。
我家の微生物君達。頑張ってくれています。このキムチ辛さもかなり強烈です。
下は大事なレーズン酵母とっても良い香り。
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我家ではあとコンポストや柿渋なんかも発酵を使っています。
これからはもっともっと発酵を使う生活をしていこうと訳の分からぬ
決心をして帰ってきました!!
(整体人)