今度は振り飛車が先手です。初手から76歩34歩66歩84歩75歩
石田流本組を見せて、85歩を突かせます。77角62銀78銀42玉67銀32玉88飛
これが「メリケン向い飛車」です。アマ強豪の横山公望さんの本が出ています。 (出身地横浜のメリケン波止場から命名されたとか) 大学の将棋部で、これしか指さない後輩がいたのを覚えています。52金右78金54歩86歩
54歩型の時は、居玉のまま8筋から開戦します。86同歩同飛同飛同角82飛87歩
64歩77角65歩58金
後手の指し方をAIで確認しても、3つ前の図からは最善のようです。この58金の受けも本に書いてある (実戦例がある) 手です。66歩同銀までは良いのですが、74歩
とするのがAI推奨の手です。 (本には74歩ではなくて、65歩同銀77角成同桂45角56銀27角成25飛が解説してあります。) 74同歩が自然ですが、76歩88角65歩
65同銀88角成同金33角79角
79角の所を68飛などと受けると、88角成同飛77金の攻めがありました。88角成同角87飛成11角成89竜
この図の評価値は-137の後手ペース。先手が少し駒得とはいえ、玉が薄いので終盤になると自信なし。
戻って
67金右75歩48玉と我慢してみます。
72飛88角76歩65歩64歩
後手の攻めは続きます。64同歩65歩同銀88角成同金44角
77歩同歩成同金寄75飛
56銀73桂76歩65飛
65同銀同桂
この図の評価値は-240の後手良しです。78金引ならば66角が痛いです。
先手が居玉のまま仕掛けるのは無理があるようです。後手が対策を知っていたらという限定ですが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます