先手が早めに玉を移動した場合は
25歩33角を決めているから、後手の矢倉を回避できているけれど、雁木の相居飛車を覚悟しなければなりません。半面では後手の向い飛車に対しての駒組の自由度が上がります。22飛78玉62玉58金右72玉77角82玉88玉94歩98香
57銀を保留して居飛車穴熊に組むことはできます。72銀99玉32金68角
引き角が間に合って、後手の24歩からの攻め筋を封じることができました。45歩88銀54銀
代わりに玉頭銀の対応を考えねばなりません。86角43金57銀65銀
75歩と突いて歩損を回避するよりは、68金寄76銀78金寄64歩79金寄
穴熊を完成させるほうが良いです。95歩75角 (64歩を取らないほうが良い) 54金66銀62飛
26飛65歩55銀66歩
6筋の攻防です。66同歩は55金同歩44角
28飛74歩43金
75歩44金39角
こんな進行で評価値は0近辺の互角です。
途中の66歩に
66同銀のほうは、67銀成同金65金
65同銀同飛76金75飛同金57角 (あるいは35角)
という展開です。これも評価値は0近辺の互角。
先手が安全に穴熊に囲えるというわけにはいかないようです。向い飛車は居飛車穴熊対策として機能しています。
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