名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS3-2 急戦向い飛車(5)

2024-02-28 | 基本定跡の研究

先手が早めに玉を移動した場合は

25歩33角を決めているから、後手の矢倉を回避できているけれど、雁木の相居飛車を覚悟しなければなりません。半面では後手の向い飛車に対しての駒組の自由度が上がります。22飛78玉62玉58金右72玉77角82玉88玉94歩98香

57銀を保留して居飛車穴熊に組むことはできます。72銀99玉32金68角

引き角が間に合って、後手の24歩からの攻め筋を封じることができました。45歩88銀54銀

代わりに玉頭銀の対応を考えねばなりません。86角43金57銀65銀

75歩と突いて歩損を回避するよりは、68金寄76銀78金寄64歩79金寄

穴熊を完成させるほうが良いです。95歩75角 (64歩を取らないほうが良い) 54金66銀62飛

26飛65歩55銀66歩

6筋の攻防です。66同歩は55金同歩44角

28飛74歩43金

75歩44金39角

こんな進行で評価値は0近辺の互角です。

途中の66歩に

66同銀のほうは、67銀成同金65金

65同銀同飛76金75飛同金57角 (あるいは35角)

という展開です。これも評価値は0近辺の互角。

先手が安全に穴熊に囲えるというわけにはいかないようです。向い飛車は居飛車穴熊対策として機能しています。

 

 

 


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