名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-8 四間飛車に57銀左からの急戦のまとめ(1)

2023-05-06 | 基本定跡の研究

これまでに(ノーマル)四間飛車に対しての57銀左からの急戦を一通り見てきました。まとめてみましょう。居飛車側から見た評価です。

左46銀急戦 ☆☆ 終盤まで進む定跡は先手勝ちになりやすい。振り飛車が踏み込まなければ互角。

この36歩以下は互角。45歩ならば先手有利かも。

山田定跡端角 ☆☆☆☆ 出現は限定的だが優秀。 

41飛86角から68角を見る。

山田定跡斜め棒銀 ☆ 先手有利までは遠く、振り飛車有利になりやすい。

54歩型64歩型ともに難しい。

鷺宮定跡 ☆☆☆ 形を選べば居飛車が指せることが多い。

12香ならば55歩を突くのが良い感じでした。

45歩急戦 ☆☆ 振り飛車の玉頭銀が厄介なので、半ば振り飛車に誘導されて指すことになる。

この形ならば先手有利になりやすい。

中央位取り ☆☆☆☆ 実現しやすく優秀

引き角と組み合わせると指しやすくなる。

棒銀 ☆☆ 居飛車側はこれだけ知っていれば指せるのだが、振り飛車の対策も多くてどれも難しい。

この形を破れない。

 

居飛車側を持つのに、全部の定跡を暗記するなんて難しいですし、未解決の局面も多いでしょう。逆に四間飛車を指すならば、どういう対応策があるかは(暗記しなくても良いですが)知っておいて、それぞれにどう応じるかを考えておく必要があります。

AIを使うと、基本的には対振り飛車は居飛車もちで推移します。明日からは復習を兼ねて、中央位取りを中心にシステム化してみましょう。居飛車はこれだけ知っていればよいはず。


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