77角型の続きで
後手がより慎重に、12香の前に飛を浮いて、67銀に94歩
95角の筋も消してから、59角12香
穴熊にした場合はどうでしょうか。77桂11玉36歩22銀37角
これは楠本 (誠二) 流対潜石田ですね。後手陣の形が違いますが、奇襲大全という本に出ています。93香56銀54銀16歩14歩26歩
先手は楠本流の18玉ではなくて、銀冠に囲って待つのが良いようですが、評価値は+120ほどですから先手の作戦勝ちなのでしょう。これは後手が先手の仕掛けを警戒した指し方ですが、先手が (昨日調べた) 65歩の仕掛けではなくて、角を転回すれば、これに似た形になるのではないでしょうか。
ただしAIに聞くと、
ここでは93香ではなくて、32金56銀24歩
銀冠を目指す方が良いと言います。互いの駒組は
居飛車穴熊から銀冠、銀冠から穴熊、ということになり、評価値は0付近の互角です。
戻ってこの図から
先手が65歩と仕掛けると、65同歩74歩同歩91角成75歩
実は63銀型だと、先手の飛が捕獲されるのです。75同飛74銀に同飛しかなさそうですが、74同飛78歩73桂
この図の評価値は-257の後手良しです。
つまり先手が77角を選んだ場合は
この図を目指して、形勢は互角だろうという結論です。
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