名南将棋大会ブログ 名古屋

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将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS2-10 先手石田流持久戦(19)

2024-02-04 | 基本定跡の研究

後手としては

7筋は84飛と受けて

穴熊を目指すことのほうが多いのではないでしょうか。戸辺先生は

金を78に上がってから65歩を勧めています。おとなしく44歩ならば、67銀31金74歩と仕掛けます。

手元にないのですが、小倉久史先生の下町流三間飛車にあったと思います。74歩同歩66角82飛74飛

84飛のぶつけがあるので、73銀76飛54歩77桂

52金74歩62銀75飛

これで飛交換をねらいます。この図の評価値は+121の先手ペースです。

AIで確認すると

この図では73銀ではなくて、86歩同歩同飛だと。 (後のことを考えて) 88歩の受けに

73銀77飛66飛

66同銀45歩には67飛の受けが最善で

46歩同歩47歩

これは同銀に94角のねらいです。なので66銀を取られないように75銀ですが、74歩86銀48歩成同金59角68飛打

68同角成同飛51金

すごい手順ですが、これで評価値は0近辺の互角です。

どうも先手の動きは早すぎたようです。この図から

44歩には16歩54歩15歩52金66角

後手にもう少し囲わせると飛交換 (や飛切り) ができなくなります。82飛46歩43金77桂

24角と揺さぶられますが、47銀53銀58銀左

じっくりした展開でも、いつかは74歩からの打開があります。評価値はまだ+104ですが、先手の作戦勝ちでしょう。

 


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