名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-12 右四間飛車(28)

2023-07-18 | 基本定跡の研究

四間飛車に右四間飛車、米長玉銀冠からの仕掛けの続きです。

銀をぶつける仕掛けに、55同銀同角までは同じ、38銀と54歩をやったので、

54金はどうなるでしょうか。後手玉は薄くなったけれど、4筋の仕掛けは防ぎやすくなっています。88角38銀48飛27銀成

当然25桂ですが、24角以外に15角気になるところ。先に片付けてしまいましょう。

56歩26角58飛

これは金の詰めろです。65歩55歩64金57飛37成銀54歩同金55銀

こんな感じで攻めて先手有利、評価値は+488です。歩損だけだし、大駒の働き(攻め駒の数としてみる)が違いますね。

戻って25桂には24角が最善のようです。

45歩を突いても効果が薄いので、16歩(15銀ねらい)14歩49飛

これは55銀(銀金交換はちょっとプラスで、59銀の割打ちを防いだ)をねらっています。26成銀には29飛36成銀33銀

33同桂同桂成62飛34成桂

角取りで、23飛成や44成桂を見て先手有利、評価値は+707です。

戻って26成銀ではなくて37成銀は難しいです。

AIの候補手もおかしな手が出てくるくらいですが、55銀同金同角

とするのがねらいの順です。64歩を守るのも利かされですから、45歩同歩48銀に37角

後手は歩切れなので37同銀成44歩では面白くなく、48銀不成64角48飛

48飛のところでは手が広いですが、一応最善手順として出てきます。53角成58銀成同金同飛成63銀

寄せ合いになりました。63同金71銀93玉42馬

42同角61飛は先手勝勢です。81金が粘りのある手で、24馬同歩61飛

互いに最善っぽい手順を重ねていって、評価値は+598の先手有利です。この後は55角63飛成71金79金打

82銀52竜19角成12竜25歩68金打48竜21竜

こんな手順での進行です。後手の歩切れと玉の堅さの差があるというのでしょう。

今日は難しい変化ですが、後手をもって良くするのは大変なようです。ともあれ55銀に同銀と取るのは先手有利になりました。

 

 

 


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