美山たそがれメール

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たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

山の異変

2019年10月17日 | 日記
朝の気温も7度まで下がり向かいの山は霧こんで雨も
台風19号で十分降ったので、松茸は出ているだろうと
山に登って行ったが1本も出ていなかった.こんな年は
初めてだ。20数年前に家の小さな山を私に分け与えられた。
最初は松も20数本あってそれなりによく出たが、近年は松枯れもあり
10本ほどなった。でも9月下旬から10月で家で食べる分は取れた。
私は松茸が好きではないが松茸山に登り松茸を探すのが
大好きだ。ところが今年は4回も登っているのに1本も
出ていないのだ。おかしいなと思わずにはいられない。
登りは期待半分で意気揚々と登るのだが1本もないと
帰りは意気消沈になる。でも注意深く降りないと滑って転ぶと
川まで転落すこともある。独り言いいながら今は亡き紋次郎の
名前を読んで熊と鹿が来ないように足早に車道まで降りる。

でも仕方がない。自然のサイクルに合わせて茸は発生するのだ。
特に松茸は茸工場で作ることはできない。人工栽培のできない
茸なのである。僅か1カ月しか出ない茸なのだ。
しかし一つ感謝しなければならない。自分の足で松茸山に
登ることができたことだ。昨年は手首を骨折して三角巾で固定していたので
バランスが取れなくて一度しか登れなかった。今年は松茸には合わないが
自分の足で一人で登ることができた。相棒は紋次郎はいないが。