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競馬の記憶 第21回ホクトベガ

2006-03-22 23:55:29 | 競馬(思い出)
42戦16勝(内ダート12勝)。
本格的にダート路線に変更後は、ダート戦9戦全勝だった。
川崎記念、帝王賞」、南部杯などのG1レースも牡馬に混じって、圧勝を続けた。
「砂の女王」と言われたが、
クラシックでも、桜花賞5着、オークス6着、エリザベス女王杯(当時3歳限定)1着、と芝でも一流馬だった。

オイラも帝王賞を観に行った。
発走時間になってもなかなかスタートしない。
5分以上遅れただろうか?
おそらく、馬券の発売が捌き切れなかったのではないだろうか?(笑)。
府中や、中山に比べれば、観客は、はるかに少ないし、なんかのんびりした雰囲気だ。しかし、普段に比べれば馬券はたくさん売れたのだろう。
JRAに慣れてしまうと、このルーズさには閉口した(笑)。

レースは全く、何の危なげもなく快勝!
この段階で初めて、名実共に「ダートの女王」になった。

その秋には、古馬にも解放されたエリザベス女王杯を挟んで、南部杯と浦和記念に出てダートの連勝記録を伸ばし、
エリザベスでも4着(繰り上がり)、しかも上がりタイムは最速を記録した。

強かった。
しかし、この時すでに6歳。
引退して、繁殖という大きな仕事が待っている。

引退レースとして選ばれたのが「ドバイワールドカップ」だった。

国内最終レースの川崎記念で、交流重賞10連勝という不滅の記録を打ちたて、ドバイに向かったのです。

オイラは、このレースを短波の中継で聞いていました。
何が起こったのか、全く解かりませんでした。
ただ、落馬したということしか実況されず、しかもその後の様子は全然入ってきません。
何が勝ったかなんて、そんなことはどうでもよいのです。
少なくとも、この放送を聴いていた99%の人は、ホクトベガの活躍を期待していたわけだし、彼女が主役だったのですから。


世界の頂点を目前にして、ホクトベガは「砂漠の星」になってしまいました。

あれから9年です。
今年、カネヒキリが武豊騎手と共に挑戦します。
コメント (2)
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