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競馬の記憶第20回 ビワハヤヒデ

2006-03-15 23:50:19 | 競馬(思い出)
16戦10勝2着5回、5着1回。G1は3勝、2着4回。
素晴らしい戦績である。
5着だったのは、最後のレースになった、秋の天皇賞。
レース中に脚を痛めたらしい。

我が妹が、この馬に相当入れ込んでいたのだが、菊花賞で単勝に5万掛けたのには正直驚いた(笑)。本当は10万にしたかったらしいが、さすがに自重したとのこと。オイラにそんな度胸は無い!、恐れ入る・・・。

この馬のレースで一番印象深いのは、ほかでもない「ダービー」です。
ライバル、ウイニングチケットの柴田政人騎手が、「ダービー」を勝ったら引退してもいい、という報道がなされた、あれです(笑)。

何故かというと、
このレース、ビワハヤヒデは、一度ウイニングチケットを交わしていたのに、そのあと岡部騎手が一度は、ムチ入れをやめてしまったため、差し返されているように見えるからです。

岡部騎手が、交わした後も、続けてムチを入れていれば、そのままビワハヤヒデが勝ったのではないかと、オイラは考えます。

岡部騎手のミス騎乗?・・・、いえ、違います。

彼ほどの騎手です。馬のクセや、「賢さ」なども掌握しているはずです。
だからこそ、出来ることもあるんです。
直線の追い出しも、ギリギリまで待った、といえばそれまでですが、明らかに遅すぎるように見えます。

これ以上は語りません。

柴田騎手は、レース後のインタビューでこう言いました。
「世界のホースマンに、この喜びを伝えたい」と・・・。

「弘法も筆のあやまり」
そういうことにしておきましょう・・・。

その後、菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念を勝っているビワハヤヒデ。
抜群のスタミナを持っていたと言っていいでしょう。
早めのスパートで、息切れするほどの馬ではありません。
そして、そのことを岡部騎手が知らないはずが、無いことは、もはや言うまでもありませんね・・・。
コメント
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